五十嵐カノア、優勝候補イーサン・ユーイングを破り、ベスト4進出!CT第5戦リップカールプロ
ライター: WAVAL
Kanoa Igarashi_Photo by Ed Sloane/WSL
リップカールプロ・ベルズビーチ(2025年WSLチャンピオンシップツアー第5戦)のファイナルデーに向けた舞台が整った。大会5日目では、男子ラウンド16、女子クォーターファイナル、そして男子クォーターファイナルの第1・第2ヒートが終了した。干潮を待ってから始まったヒートでは、ベルズ・ボウルに4〜5フィートのセミクリーンな波が入り、明日のファイナルデーでも同様のコンディションが続くと予想されている。
Highlights – Rip Curl Pro Bells Beach Presented by Bonsoy 2025 – Day 5
五十嵐カノア、大会の優勝候補を破りセミファイナル進出
カノアはベルズ・ボウルで安定したパフォーマンスを見せ、大会優勝候補の一人であるイーサン・ユーイング(オーストラリア)を下し、セミファイナル進出を決めた。五十嵐は賢いヒート運びを見せ、各セットの中で最良の波を選び、勝負所でしっかりと決めきった。開始直後からユーイングに追いかけさせる展開に持ち込んだ。今回のセミファイナル進出により、五十嵐にとって今季最高の成績が確定し、ユーイングとの対戦成績も3戦全勝とした。
カノア「イーサンのことは、サーファーとしても人間としても本当にリスペクトしている。チャンスはたくさんあって、良い展開だった。彼が乗る波には全部乗るつもりで、常にプレッシャーをかけ続けた。この大会は本当に大好きで、毎年“結果を残したい大会”としてチェックしている。これまで第3ラウンドを突破したことがなかったから、本当に素晴らしい気分だよ。」
セミファイナルで、カノアはモーガン・シビリック(オーストラリア)と対戦する。シビリックは今日の最終ヒートでジョーディ・スミス(南アフリカ)を破って勝ち上がってきた。リップカール・トライアルズの勝者として本戦に出場したシビリックは勢いに乗っており、2週間前にエルサルバドルで優勝したばかりの現世界ランキング4位のジョーディ・スミスを倒す快挙を達成している。
カノア「良い選手と、良い戦いだった。自分の作戦に自信をもってやって、自分のサーフィンに集中した。相手のことを考えすぎると、良いパフォーマンスがでないので、その中で作戦通り良いサーフィンができて嬉しいです。」
ロビンソン、トレドを破りファイナルデー進出を決める
ジャック・ロビンソン(オーストラリア)は、2022年のリップカールプロ・ベルズビーチ優勝者であるフィリペ・トレド(ブラジル)に完勝し、ベルズ初優勝に向けて大きく前進した。ロビンソンは2本合計16.53点という高得点を記録し、サーフィン自体はもちろんのこと、戦略が特に際立っていた。西オーストラリア出身のロビンソンは、トレドに無駄な波を取らせ、自らは優先権を完璧に活用して勝利を手にした。これにより、クォーターファイナル進出を決め、好調のジェイク・マーシャル(アメリカ)と対戦することになる。
ジャック・ロボ「このヒートはすごく調子が良かった。フィリペがここでどれだけ危険な存在かはよく分かっているけど、この場にいる選手全員が危険だ。だからこそ、自分自身に集中して、自分でコントロールできることに全力を注ぐだけだ。昨日よりも今日の方がコンディションにうまく対応できたと思うし、それを実感できるのは良いこと。ひとつずつ勝ちを積み重ねて、今は明日に気持ちを切り替えているところだ」
その他、詳細は公式WSLより
https://www.worldsurfleague.com/
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