キャロライン・マークスと地元タヒチ出身のカウリ・ヴァーストが金メダル!パリ五輪2024 最終日

ライター: WAVAL

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Photo by Pablo Franco


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本日、キャロライン・マークス(アメリカ)とカウリ・ヴァースト(フランス)、わずか12日違いで生まれた22歳の2人が、サーフィン界2度目のオリンピックで金メダルを獲得した。

開催国フランスは、サーフィン界初となる2つのメダルを獲得。ヴァーストの金メダルにジョアン・ディフェイの銅メダルが加わった。ブラジルも2つのメダルを獲得し、タティアナ・ウェストン・ウェブが銀メダル、ガブリエル・メディナが銅メダルを獲得した。

キャロライン・マークスは、アメリカのチームメイト、カリッサ・ムーアが東京2020で獲得した金メダルに続いた。そしてオーストラリアのジャック・ロビンソンは、オーウェン・ライトが東京で獲得した銅メダルを上回る銀メダルを獲得した。

<<結果>>
・男子
金:カウリ・ヴァースト(フランス)
銀:ジャック・ロビンソン(オーストラリア)
銅:ガブリエル・メディーナ(ブラジル)
・女子
金:キャロライン・マークス(アメリカ)
銀:タティアナ・ウェストン・ウェブ(ブラジル)
銅:ジョアン・ディファイ(フランス)

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男子ファイナルを9.5をスコア!地元タヒチ出身のカウリ・ヴァーストが制す


Kauli Vaast Photo by tim mckenna


Kauli Vaast Photo by tim mckenna

ファイナルは五輪初出場同士、地元タヒチ出身のカウリ・ヴァースト(22歳)と、準決勝で強豪ガブリエル・メディーナを破りファイナルに進んできた26歳の神童 ジャック・ロビンソン(AUS)の対戦。

開始早々カウリ・ヴァーストがローカルナレッジで波を掴み、高速アップスでロングバレルを抜けガッツポーズ。これに9.50がコールされる。更にバレルとターンのコンビネーションでバックアップ8.17スコア。すぐにジャック・ロビンソンもライトなバレルを抜けて7.83をスコアし応戦。その後、プライオリティを持ったジャック・ロボはポテンシャルのある波を待つが波は来ず、そのままタイムアップ。地元でカウリ・ヴァーストが初の金メダルを獲得した。

カウリ・ヴァースト「夢が叶いました。今は信じられない。僕は歴史を作ったんだ。タヒチとフランスを代表して、ここホームでサーフィンできて、これ以上の誇りはない。長い1日で、クレイジーなファイナルだった。ずっとマナがあった。超、超ストークしている」。


Jack Robinson Photo by Beatriz Ryder

 

ガブリエル・メディーナが遂に銅メダルを獲得


GabrielMedina photo by tim mckenn

3度WSL世界チャンピオンに輝いたガブリエル・メディーナ(ブラジル)は、遂に五輪のメダルを手にすることができたと実感した時、表情には安堵感が漂っていた。東京2020オリンピックで4位に入賞したメディナは、手ぶらでタヒチを去るわけにはいかないと決意していた。今回表彰台の頂点に立つことはできなかったが、それでもモダンサーフィンを支配するメディーナにとって、重要な栄誉となった。

「いい気分だよ。メダルを取ることが目標だったし、今日は2つのチャンスがあった。トリッキーな試合だったけど、満足してる。全力を出し切れた。」

世界チャンピオンのキャロライン・マークスが五輪の舞台でも金メダルを獲得


Caroline Marks Photo by Pablo Jimenez

キャロライン・マークス(USA)は、ISAワールド・ジュニア・チャンピオン、CTチャンピオンに加え、オリンピック・ゴールドメダリストの称号を手に入れた。東京2020オリンピック サーフィン競技に出場したこの最年少のサーファーは、CTのクオリファイを果たした史上最年少サーファーでもある。22歳の彼女は現在、サーフィンでオリンピック金メダルを獲得した最年少の女性となった。

女子のゴールドメダル・マッチはゆっくりとした展開に。後半に差し掛かったところで、マークスがクリーンな波を掴み、バレルをメイクして7.50をスコア。これがヒートを決定づけた。その後タティアナも残り数分でショートバレルとターンのコンビネーションで5.83をスコア。キャロラインもバックアップを僅かに伸ばし、タティアナはニード4.68に。試合終了2分前で、タティアナが3ターンをメイクするが僅か0.18pt届かず、キャロライン・マークスが金メダルを獲得した。


Caroline Marks Photo by Beatriz Ryder


Tatiana Weston-Webb Photo by Pablo Jimenez

「本当に難しいけど実感がわかない。人生で最高の日、ただ本当に幸せ。」「タティが必要とする正確なスコアがよく分からなかったの。スコアを処理するのに1分かかっていた。お互いが何点必要としているのか、よくわからなかった。点数が足りなかったと発表された瞬間、感動した泣いたわ。人生のすべてがこの瞬間に詰まっていた感じで、本当に特別な気分だった。」

28歳のウェストン・ウェッブは、2022年のWSLファイナルで同じような瞬間を経験し、準優勝でシーズンを終えている。

「世界は私が2位になることを望んでいる」とウェストン・ウェッブは笑った。「でも、1位は最悪、2位は最高って言うでしょ?冗談よ…。自分の好きな波でサーフィンができて光栄だわ。特にここ数カ月、ここで多くの時間を過ごすことができて、本当に幸せだったわ。」

https://isasurf.org/event/paris-2024/
NHK 見逃し配信



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