ジョンジョン・フローレンスが10ptをマークし優勝、キャロライン・マークスが連覇!CT第7戦エルサルバドルプロ
ライター: WAVAL
John John Florence, Caroline Marks Photo by Aaron Hughes/WSL
・キャロライン・マークスがエルサルバドルで連覇を達成
・ジョン・ジョン・フローレンスがセミファイナルでパーフェクト10をマークし優勝
All The Highlights Surf City El Salvador Pro Pres By Corona 2024
プンタ・ロカ、ラ・リベルタッド、エルサルバドル(2024年6月9日日曜日)-本日、キャロライン・マークス(USA)とジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第7戦、サーフ・シティ・エルサルバドル・プロ Presented by Coronaで優勝。エルサルバドルのプンタ・ロカ(ラ・プンタまたはプンタ・チラマとしても知られる)の3~4フィートの波で開催された。
今日の結果は世界ランキングにも影響を与え、フローレンスはWSLファイナルへの出場権を獲得!またマークスは世界タイトル防衛を目指し、世界ランキング2位に浮上した。ブリサ・ヘネシー(CRC)は3位に浮上し、モリー・ピックラム(AUS)とヨハン・ディフェイ(FRA)は1つ順位を下げたが、トップ5には残っている。ジャック・ロビンソン(AUS)が2位に浮上し、グリフィン・コラピント(USA)、イーサン・ユーイング(AUS)、ジョーディ・スミス(RSA)が残りのトップ5を占めている。
Photo by Aaron Hughes/WSL
ジョン・ジョン・フローレンス、パーフェクト10をマークして、10ポイントCT通算18回目で獲得数最多タイ
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、今大会を通して絶好調だった。フローレンスはセミファイナルでパーフェクト10を達成し、CTイベント9勝目を挙げた。これでフローレンスはパーフェクト10ポイント獲得数最多タイとなり、CT通算18回目のパーフェクト10達成となった。
・ジョンジョン・フローレンス SFでのパーフェクト10
フローレンスは、今日の勝利でWSLファイナル5進出が決定。2度のWSLチャンピオンであるフローレンスは、WSLファイナルが始まって以来出場しておらず、ローワーズに向けてNo.1の座をキープしたいところだ。現在、No.2のジャック・ロビンソン(AUS)に10,740ポイントのリードを保っている。
ジョンジョン・フローレンス「生まれたばかりの息子、ダーウィンのために優勝したかったから、本当に嬉しいよ。今自分がいる場所、自分の精神状態、すべてがとてもいい感じなんだ。」
メンズ・ファイナルでは、フローレンスとヤゴ・ドラ(BRA)の両選手がさらに驚異的なパフォーマンスを見せた。フローレンスは序盤から主導権を握り、ヒート・トータル16.33をマーク。フローレンスは抜群のウェイブセレクションだったが、ドラの爆発的なスタイルで反撃に転じ、パーフェクトに近い9.77をマークした。アクション満載のスタートだったが、後半に向かうにつれてコンディションが静まり、フローレンスが2020年のパイプラインでのCT優勝以来の勝利を手にした。
「タフな試合だったし、最後はフラットになって少しラッキーだった。体が軽いし、気分もいい。妻との間に息子もできたし、いい1年だった。今年に入り、出産、オリンピック、ツールなど、色々なことがあった。でも、とても楽しくて、想像していたよりもいい年だった。WSLファイナルに進出するのは今回が初めてだけど、まだやるべきことがあるし、可能な限り最高のチャンスを掴めるようにリードしていきたいね。」
ヤゴ・ドラ、準優勝。メディーナは世界ランキング6位にランクアップ!
ヤゴ・ドラは、セミファイナルで素晴らしいパフォーマンスを見せ、3度×世界チャンピオン ガブリエル・メディーナ(BRA)を圧倒した。現在世界ランク8位のドラは、パーフェクトに近い9.33とエクセレントな8.33をマークし、ヒートの大半でメディーナをコンビネーション・シチュエーションに追いやった。
「エルサルバドル、そしてここで応援してくれてありがとう。信じられないよ。本当にうれしいし、僕にとって最高のイベントだった。優勝するような気がしていたんだけど、ジョン(フローレンス)がすごく強くなってきて、最後はまた波を逃してしまった。それでも自分自身と自分の演技を誇りに思う。」
メディーナはここ2大会で大きく足場を固めた。本大会3位入賞でランキングを6位に上げ、WSLファイナル5に一歩近づいた。メディーナの特徴であるシーズン後半での追い上げは、フィジーでシーズンを締めくくる前に、彼の母国ブラジルで大きな弾みをつけるかもしれない。
キャロライン・マークスがエルサルバドルで連勝を飾る
昨年の2023年、キャロライン・マークス(USA)は、ここでの勝利でワールドタイトルの夢を現実に戻し、2023 WSLチャンピオンに輝いた。22歳のマークスは、昨年に続いてエルサルバドルのプンタ・ロカで連勝し、表彰台の頂点に立った。マークスは現在、ランキングで同じアメリカのケイトリン・シマーズのすぐ後ろにつけている。世界タイトル防衛のため、マークスはあと2大会でトップ5をキープする。
「エルサルバドルはいつも私にとってとても良い場所。プンタ・ロカは大好き。ギャビー(・ブライアン)とファイナルを迎えられたのも本当にクールだった。彼女はツアーで本当に仲の良い友達だし、優勝は気分がいい。できるだけ多くの世界タイトルを獲りたいし、タイトルを獲るのがどれだけ大変なことかもわかっている。連覇して世界チャンピオンになるのが夢だけど、今は目の前の事を楽しむだけね」。
ファイナルはすぐにヒートアップし、マークスは得意のバックハンドが炸裂。2022年のルーキー・オブ・ザ・イヤーのガブリエラ・ブライアン(ハワイ)を僅かに上回った。
ジョアン・チアンカ(ブラジル)は、ワイルドカードとして今年初めてCTに戻ってきた。準々決勝でメディーナに敗れたものの、この23歳は好調ぶりをアピールした。彼は2025 WSLシーズン・ワイルドカードとしてCTでフルタイムのコンペティションに復帰する。
本イベント、敗者復活ラウンドで僅差で敗れ17位だった五十嵐カノアは、世界ランキング14位に4つランキングを落とした。また本イベント9位だったコナー・オレアリーは世界ランク21位と1つ上げている。
ウィメンズ最終結果:
1 – キャロライン・マークス(USA)14.80
2 – ガブリエラ・ブライアン(HAW)14.46
メンズ最終結果:
1 – ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.33
2 – ヤゴ・ドラ(BRA)14.44
ウイメンズ・セミファイナル結果:
HEAT 1:ガブリエラ・ブライアン(HAW)13.50、ケイトリン・シマーズ(USA)13.10
HEAT 2:キャロライン・マークス(USA)13.77、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)11.10
メンズ・セミファイナル結果:
HEAT 1:ヤゴ・ドラ(BRA)17.66 、ガブリエル・メディーナ(BRA)14.23
HEAT 2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)17.50 、マシュー・マクギリブレイ(RSA)14.43
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この記事を書いたライター
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