ジャック・ロビンソンとガブリエラ・ブライアンが優勝！CT第5戦マーガレッドリバー

Jack Robinson, Gabriela Bryan Photo by Beatriz Ryder

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マーガレット・リバー、ウェスタン・オーストラリア、オーストラリア-今日、ガブリエラ・ブライアン（HAW）とジャック・ロビンソン（AUS）は、ワールド・サーフ・リーグ（WSL）チャンピオンシップ・ツアー（CT）の第5戦、ウェスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロで優勝を果たした。6～8フィートのパーフェストな波で、1日をフルで使い18ヒートが行われた。また本イベントでミッドシーズン・カットの最終リストが確定。日本のコナー・オレアリーは最終結果21位と、22位圏内をギリギリクリアし、見事ミッドシーズン・カットをクリアすることができた。

ジャック・ロビンソンがマーガレット・リバー・プロでCT2勝目

過去、2022年ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロで優勝したジャック・ロビンソン（オーストラリア）は、昨シーズン序盤に膝を負傷し、ホームブレイクでのタイトル防衛を逃した。ベルズビーチでは早々に敗退したロビンソンだったが、今回はファイナル進出を予感させる素晴らしいパフォーマンスを当初から見せていた。ロビンソンは一日を通して調子を上げ続け、ジョン・ジョン・フローレンス（HAW）と対戦したファイナルでは、このイベントで2番目に高いヒート・トータルを記録し、地元の観客、友人、そして家族の前で2度目の優勝を決めた。

・ジョンジョンのパーフェクト10を含む、最終日のライディングTop3映像
1.ジョージ・ピーター 2.ジョンジョン・フローレンス 3.ジャック・ロビンソン

ジャック・ロボ「昨年は欠場し、怪我を乗り越えて復帰するために多くのことを経験した。いい気分だよ。僕が望んだファイナルだし、全力を尽くしたかった。ジョンとのサーフィンはいつも楽しい。これからもたくさんのヒートがあると思うよ。自分のホームで優勝できて嬉しいし、この瞬間にとても感謝している。」

メンズ・ファイナルでは、地元のロビンソンとメインブレイクを得意とするフローレンスが対戦。ロビンソンはこのイベント最大の波の1つで、3つのビッグカービングを決めて9.10をスコア。ロビンソンのヒートトータル17.27は、このイベントで2番目に高く、フローレンスがトップに立つにはパーフェクト10が必要だった。フローレンスは8.10をスコアして条件を下げたが、もう1本のセットウェーブを見つけることが出来ず、ロビンソンが優勝し、このメインブレイクでフローレンスと同じ2勝目を挙げた。今年2度目のCT優勝となったロビンソンはランキング2位に浮上し、ディフェンディング・イベント優勝者であるタヒチへ向かう。

「ジョン・ジョンにはすごく焚きつけられるし、彼とのヒートはいつも楽しみなんだ」とロビンソンは続けた。「ジョン・ジョンほど一緒に決勝を戦いたい選手は他にいない。ここで彼を見ていると、とても刺激を受ける。優勝したのは僕だけじゃなく、応援してくれるみんなのおかげだ。信じられない瞬間だよ。1年間旅をして、ここに戻ってくるのは特別なこと。僕の故郷であり、世界最高の場所だ。今ここにいられることに感謝している」

Jack Robinson Photo by Aaron Hughes

マーガレッド・リバーで2度の優勝経験を持つフローレンス

John John Florence – SFでのパーフェクト10 . Photo by Beatriz Ryder

2度の優勝経験を持つフローレンスは、今シーズンのスタートで出遅れたものの、メインブレイクで素晴らしいサーフィンを披露し、マーガレット・リバーで3度目のCT優勝を果たすかに見えた。2度の世界チャンピオンに輝いた彼は、セミファイナルでパーフェクト10ポイントに加え、今大会最高の2ウェイブ・トータル18.40をマーク。しかしウェスタン・オーストラリアで3度目のCT優勝を飾るには至らなかった。この結果、世界ランキング3位にランクアップ！また今日、フローレンスはウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロで52本目のエクセレント・スコアをマークした。

ジョンジョン・フローレンス「2022年の対戦以来、再びジャックとファイナルで戦えるなんて本当にエキサイティングだよ。ジャックとは長い付き合いで良い友達だけど、ヒートが始まれば当然ライバルだし、勝ちたい。いいショーを見せたいし、いいヒートをしたいから、いいバトルをしたいという楽しいライバル関係なんだ。今はすごくいい気分。サーフィンができて、健康で、またこのファイナルでサーフィンができて、WAに戻ってくることができて、最高にストークしている。本当に世界で一番好きな場所なんだ。」

注目のジョージ・ピーター

イベントワイルドカードのジョージ・ピーター（オーストラリア）は、クオーターファイナル2で世界ランキング1位のグリフィン・コラピント（アメリカ合衆国）に大勝。ピターは、今回もパーフェクトに近いスコアで、ソリッドなメインブレイク・チューブをバックドアして9.50をスコアし、彼の連勝がまぐれでないことを証明した。

ピターはセミファイナルで準優勝のフローレンスと対戦。2度の世界チャンピオンに輝いたフローレンスは、パーフェクトな10ポイント・ライドでマッシブなレイバックスナップを決め、さらに2つのエアリアルをメイクするなど、イベントを通して最も高いヒートトータルを記録。ジョージ・ピーターのドリームランは幕を閉じた。

ハワイのガブリエラ・ブライアンがCT初勝利を飾る

本イベントで優勝したガブリエラ・ブライアン（ハワイ）は、イベント前はランキング10位に沈んでおり、今季最高の結果を切望していた。ハワイ出身でビッグウェイブを得意とするブライアンは、過去の実績からもここマーガレッド・リバーとの相性は良い。

本イベントではコスタリカのブリサ・ヘネシーとオーストラリアのインディア・ロビンソンという対戦相手に僅差で競り勝った。そしてファイナルでは、ファイナルで2024年CTルーキーのソーヤー・リンドブラッド（USA）を相手に最高のサーフィンを見せ、今週のベスト・ヒート・トータルである15.93をマークしてCT初優勝を飾り、世界ランキングを5位に上げた。

「なんて言っていいかわからないわ。今はとても幸せ。「クレイジーな1日、クレイジーな1週間、クレイジーな1ヵ月だった。ランキング的に瀬戸際だったけど、この勝利が得られて本当にうれしいし、誇りに思う。でも、これは私ひとりではできなかった。母、父、兄、そして妹が僕を支えてくれている。シーバス（セバスチャン・ジーツ）もすごく応援してくれている。家にはたくさんの人たちがいて、みんなに誇りに思ってもらえたと思う。まだ実感がわかないよ。」

最終日の結果でミッドシーズンカットをクリアした選手と、CT落ちした選手

今回の結果でミッドシーズンカットをクリアした選手と、CT落ちした選手は以下のとおり

CT世界ランキング

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