52歳 ケリー・スレーターのCTフル参戦ラストヒート。五十嵐カノア、コナー・オレアリーが17位に。CT第5戦マーガレッドリバー3日目

ライター: WAVAL

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52歳 生きる伝説ケリー・スレーター 遂にCTから離脱。五十嵐カノア、コナー・オレアリーが17位に。CT第5戦マーガレッドリバー3日目
Kelly Slater ©Beatriz Ryder/WSL

・11×世界チャンピオンのケリー・スレーターがマーガレット・リヴァーで敗れ、名誉のチェアアップを受ける
・シーズン途中のカットにより、8名のサーファーが2024年CTシーズンから降格
・世界チャンピオンのガブリエル・メディーナとジョン・フローレンスがラウンド16で対決

マーガレット・リヴァー、ウェスタン・オーストラリア、オーストラリア(2024年4月16日火曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第5戦、ウェスタン・オーストラリア・マーガレット・リヴァー・プロは、マーガレット・リヴァーのメイン・ブレイクで4~5フィートの波の中、メンズのエリミネーション・ラウンドとラウンドオブ32が行われた。8名のサーファーが2024年のCTから降格となり、チャレンジャー・シリーズに臨むことになった。(関連記事:五十嵐カノア、コナー・オレアリーが初戦突破!CT第5戦マーガレッドリバー・プロ 2日目)

11×世界チャンピオンのケリー・スレーターがR3で敗れ、CTフル参戦ラストヒートに


Kelly Slater ©Beatriz Ryder/WSL

「何事にも終わりはあるし、順応しなければならない。」

11度のワールド・チャンピオンに輝いたケリー・スレーター(USA)は、ここ数週間、競技キャリアをスローダウンさせることを示唆していた。今日、正式に引退を発表しなかったものの、2024 WSL CTの10戦中5戦目となる「Western Australia Margaret River Pro」のラウンドオブ32で、ワールド・ランキング1位のグリフィン・コラピント(USA)に敗れた後、ヒート後のインタビューで感情的なメッセージと今後のプランを語った。

史上最も偉大なサーファーと称されるケリー・スレーターは、チャンピオンシップツアーでの32年間という驚異的なキャリアの中で56勝を挙げている。11のワールド・タイトルを獲得した彼は、サーファーの中で最多のワールド・チャンピオン記録を保持しており、男子史上最年少、最年長のワールドチャンピオンでもある。

サーフィンのGOATは、今のところジャージーを脱ぐつもりはないことをほのめかしているが、彼はミッドシーズン・カットを逃しており、2024 WSL CTの残り期間も2025 WSL CTのスタートもリクオリファイしていないことになる。 52歳のケリーは、今後も順次大会に出場する予定であることを明かした。そしてWSLコミッショナーオフィスは、シーズン後半戦のイベント・ワイルドカードのアップデートを、各イベント・ウィンドウが近づくにつれて発表していく。

マーガレット・リヴァーで担がれたケリー・スレーター。敗戦後のインタビューで感動的なメッセージを語った:

「感情がこみ上げてくるよ。今週は奇跡を起こすことはできなかったけど、長年にわたって何度か奇跡を起こしてきたし、まだ希望はあったんだ。残り1分でひょっこり現れるかもしれない、みたいな。でも、世界ナンバーワンに負けた。グリフはナンバーワンだし、彼とは長い間親しかった。50歳を過ぎて、まだみんなと一緒にプレーしていて、一緒にいるような感覚を味わえて楽しいよ。この新しい選手たちを見て、そしてグリフィンと一緒にゴールできるなんて素晴らしいよね。

必ずしもこの波で終わりたいとは思わない。フィジーのワイルドカードに申し込んだから、それがどうなるか見てみるよ。でも、もしフィジーへのワイルドカードが取れたら、またグリフィンと対戦することになるかもしれないね。でも、何事にも終わりはあるし、順応しなければ生き残れないし、僕のモチベーション的に、他の選手たちのように100パーセントの力を発揮することができないんだ。チャレンジャーシリーズ・イベント参戦についてもスナッパーが良さそうなら、見てみるよ。楽しみたいからね。」

コラピントは現世界No.1であり、次世代の世界チャンピオン候補の一人。スレーターを破った彼の勝利は、世代交代を告げるものであり、世界最高峰のサーファーの一人としての存在感を確固たるものにした。コラピントはこのイベント、そしてWSLファイナルへ向けてチャージを続け、タヒチのチョープーで開催されるオリンピックにアメリカ代表として出場する。

グリフィン・コラピント「彼は僕やこのツアーのみんなに多くのものを与えてくれた。僕たちは彼に多くの恩があり、彼がサーフィンをここまで発展させてくれたおかげで生計を立てている。信じられないよ。かつて僕は彼のビデオを見て、彼のようになることを想像していたんだ。」

五十嵐カノア、コナー・オレアリー、共に17位でフィニッシュ

五十嵐カノアはブラジルのミゲル・プポに、惜しくも後半に逆転負け。コナー・オレアリーは風が入りコンディションが落ちた中、ハワイのセス・モニーツに僅差で敗れ、共に17位でフィニッシュした。ミッドシーズンカットについて、カノアは前イベントでCT残留を決めているものの、現在20位と22位圏内ギリギリの順位にいるコナーは他選手の結果次第となっている。

ケリー・スレーターを含む、8名のサーファーがラウンドオブ32に進むことができず、ミッドシーズン・カットラインを下回って敗退した。CT落ち確定選手:イアン・ジェンティル(HAW)、イーライ・ハネマン(HAW)、フレデリコ・モライス(POR)、ケイト・マトソン(USA)、カラム・ロブソン(AUS)、デイヴィッド・シルヴァ(BRA)、ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)

HIGHLIGHTS Day 3 // Western Australia Margaret River Pro 2024

https://www.worldsurfleague.com/


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