五十嵐カノア9位!引退を示唆するケリー・スレーターが敗退。CT第4戦リップカールプロ・ベルズビーチ 3日目
ライター: WAVAL
Kanoa Igarashi Photo by Aaron Hughes/WSL
ベルズ・ビーチ、ビクトリア、オーストラリア-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第4戦、Rip Curl Pro Bells Beach Presented by Bonsoyの大会3日目は、再びウィンキポップに移動し、世界最高峰の選手たちが2~4フィートのクリーンな波で開催された。(関連記事:五十嵐カノアとコナー・オレアリーがベスト32へ!CT第4戦リップカールプロ・ベルズビーチが開幕)
五十嵐カノアは9位でフィニッシュ
好調のカノアはRound of 32で、ジェイコブ・ウィルコックスと対戦。中盤にリードを許すが後半残り5分で、大きなカットバックから勢いを付けエアーリバースをメイクし逆転勝利を決めた。
Kanoa Igarashi Photo by Ed Sloane/WSL
Kanoa Igarashi Photo by Ed Sloane/WSL
Round of 16では好調のガブリエル・メディーナを破ったコール・ハウシュマンと対戦。中盤までリードするが、コール・ハウシュマンのクリティカルなバックサイドアタックが炸裂し、8.67をスコアされる。これが決勝点となり、後半にグラブエアリバースを決めるが届かずカノアは敗退。9位で本大会をフィニッシュした。コナー・オレアリーは本大会17位でフィニッシュしている。
コール・ハウシュマンが憧れのガブリエル・メディーナを破る
コール・ハウシュマン(USA)は、Rip Curl Pro Bells Beachでクオーターファイナル進出を決めた。ハウシュマンは、ラウンド・オブ16で3×WSL世界チャンピオン ガブリエル・メディーナ(BRA)に土壇場で勝利し、ラウンド・オブ16ではカノア五十嵐(JPN)に中盤、クリティカルなバックハンドアタックでエクセレント8.67をスコアし逆転勝利。クオーターファイナルでイベント優勝者のイーサン・ユーイング(オーストラリア)と対戦する。
コール・ハウシュマン「ベルズで良い成績を残すことは、常に僕の目標だったんだ。歴史ある象徴的なイベントであり、自分のサーフィンに合った波だと思うので、ファイナルデーにこの場所に立てることに興奮している。大きな結果が必要なので、あと数ヒートは勝ち上がりたい。僕にとって、あのヒート(メディーナ戦)は大会で優勝することよりも夢のようなものだった。10歳か11歳の頃のインタビューで、ガブが一番好きなサーファーだと話していたから、最高レベルのサーファーとヒートを戦えたことは、僕の夢だったんだ。」
ケリー・スレーターが敗退
Kelly Slater Photo by Ed Sloane/WSL
ラウンド・オブ16に進出したバロン・マミヤ(ハワイ)は、11×世界チャンピオン ケリー・スレーター(アメリカ合衆国)との対戦に終止符を打った。スレーターは、ベルズでの初優勝から30周年となる記念すべき日に、好調に見えたが、マミヤがこの対戦で最高の波を見つけ、スレーターは敗退。ケリーは西オーストラリアのマーガレット・リバー・プロにフォーカスを移した。
ケリー・スレーター「マーガレット・リバーで優勝出来なければ、これが最後のベルズとなりそうだ。これからの試合はとにかく楽しみたいね。ここベルズはワールドツアーにフル参戦した最初の大会で想い出の場所。ここで優勝した選手たちの名前を読むと、その多くが私のヒーローで、サーフィン界の偉大な選手たちがこの大会で優勝しているよね。マーガレッツをありのままに楽しみたいし、無理はしない。今までの人生にとても感謝している。このキャリアは本当に楽しかった。でもワイルドカードで2、3球は投げるつもりだよ。」
グリフィン、Winkipopでコラピントスの激突を制す
ラウンドオブ16のヒート5では兄弟対決となり、グリフィン・コラピント(USA)が弟のクロスビー・コラピント(USA)を破った。ポルトガルではグリフィンが優勝、クロスビーが同率3位と、兄弟ともに好成績を収めたばかり。ウィンキポップでは潮が満ちると波のスピードが落ちたがグリフィンの経験が光り、フィン抜きのラディカルなレイバックスナップでこの対戦のシングル最高得点をマークした。
グリフィン・コラピント「僕が彼に勝ちたかったというよりも、クロスビーが僕に勝ちたかったんだと思う。波がスローだったのは残念だけど、楽しかった。”ファミリーネームが倍増したね”」
HIGHLIGHTS Day 3 // Rip Curl Pro Bells Beach presented by Bonsoy 2024
https://www.worldsurfleague.com
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この記事を書いたライター
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