ローラ・エネバーがパドルサーフィンで女性のギネス世界記録を更新!

ライター: WAVAL

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女性ビッグウェイバーのローラ・エネバーがパドルサーフィンでギネス世界記録を更新!
43.6フィート(13.3メートル)を記録したエネバーのライディング。ローラ・エネバー(AUS)が、パドルインサーフィンで女性 最大の波に乗り、ギネス世界記録を樹立した。Credit: © WSL / Daniel Russo

ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、ローラ・エネバー(オーストラリア)がパドルインでサーフィンした、女性として最大の波に乗り、ギネス世界記録を樹立したと発表した。WSLは、WSLビッグウェーブ・レコード・チェイスの一環として、エネバーの2023年の記録更新となる43.6フィート(13.3メートル)のライディングを公式に分析、計測、検証し、女性によってパドルインされた史上最大の波と正式認定した。

ギネス記録を更新したローラ・エネバーのライディング映像
女性ビッグウェイバーのローラ・エネバーがパドルサーフィンでギネス世界記録を更新!

オーストラリア、ノース・ナラビーン出身の31歳のエネバーは、2023年1月22日、オアフ島ノースショアにあるビッグ・ウェーブ・ブレイク、アウター・リーフで43.6フィート(13.3メートル)の波でのサーフィンに成功した。

ローラ・エネバー「パドルで入ったとき、大きい波だとわかった。そしてテイクオフして下を見たとき、間違いなく今までで一番大きな波だとわかったの。すべてが1つになって、自分にコミットし、自分に行け!と言い聞かせ、自分ならできると信じた。あのライディングは私にとって画期的なもので、サーフィンキャリアで特別な瞬間だった。その数ヵ月後に表彰されるなんて、本当に信じられない。

これまで道を切り開いてきたビッグウェーブ・サーファーたち、特に勇敢で勇気のある女性サーファーたちがいなければ、私はこのような立場になることはなかったでしょう。だから全ての素晴らしい女性たちに感謝します。常に畏敬の念を抱いているわ。アンドレア・モラーは私より前にこの記録を保持していた。その記録を保持し、ビッグウェーブ・サーフィンをプッシュし続けることは名誉なこと。そして、次の世代の女性ビッグウェーブ・サーファーたちも同じように頑張ってくれると信じている。」

女性ビッグウェイバーのローラ・エネバーがパドルサーフィンでギネス世界記録を更新!

ローラ・エネバーのこれまでの功績

エネバーの世界記録は、すでに輝かしい彼女のサーフィンキャリアに更に拍車をかけるものとなる。2008年にはISAジュニア・ワールド・チャンピオンとトリプルクラウン・ルーキー・オブ・ザ・イヤー、2009年にはワールド・ジュニア・チャンピオンに輝いた。2011年、エネバーはWSLチャンピオンシップ・ツアーの出場権を獲得し7年間戦い、常にトップ10入りを果たしていた。その後もWSLビッグウェーブ・イベントに出場し、ビッグウェーブ・サーフィンの限界に挑戦している。

ローラ・エネバー「プロサーファーになるため、そしてワールドツアーに参加するために、私は生涯をかけて努力してきました。でも、大きな波でサーフィンをしたいという衝動に駆られプローツアーをあきらめたの。そして今日こうして、ギネス・ワールド・レコーズのタイトルを手にすることができた。」

今までの記録保持者 アンドレア・モラー

エネバーの記録は、アンドレア・モラーが2016年1月16日にマウイ島のペアヒで記録したそれまでの記録をわずか1フィート上回った。国際的に認められたウォーターウーマンであり、ビッグウェーブサーフィンのパイオニアであり、尊敬される救急救命士でもあるモラーは、7年間この記録を保持していた。彼女はペアヒで波にパドルインした最初の女性であり、権威あるエディ・アイカウ・ビッグウェーブ・コンテストで波をキャッチした最初の女性であり、ビッグウェーブ・サーフィンにおける平等と進歩の提唱者でもある。

測定プロセスについて

ケリー・スレーター・ウェーブ・カンパニー(KSWC)のWSLサイエンス・チームは、2022/23WSLビッグウェーブ・レコード・チェイス・シーズン中にパドルイン・カテゴリーで乗った最大の波の分析に協力した。チームは、ビデオ映像、現場に関する詳細な情報、ビデオグラファーの位置、波の位置を用いたさまざまな波計測技術を駆使し、波の高さを割り出した。

ビデオ映像からいくつかのフレームを抽出し、カメラの位置と角度に基づいて幾何学的に補正。ジェットスキーのような既知のオブジェクトとエネバーの身体形状の実測値を使用して、ピクセルからフィートへの変換のために画像を校正することが波の谷と頂上の位置は、2つの異なる角度からの映像の分析から決定された。



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