松岡亜音が優勝、安室丈が準優勝！WSL QS3,000 シャルガオ・インターナショナル・サーフィンカップ

松岡亜音  WSL / Tim Hain

・松岡亜音とジョン・マーク・トコンが優勝
・トコンがクラウド9で4度目の優勝を飾る
・松岡亜音がWSLアジア・リージョナル・ランキングで首位を堅持
・スカイ・ブラウンと安室丈が準優勝

フィリピンのクラウド9で開催されたワールド・サーフ・リーグ（WSL）クオリファイング・シリーズ（QS）3000イベント、2023年シャルガオ・インターナショナル・サーフィン・カップ（Siargao International Surfing Cup）で、ジョン・マーク・トコン（フィリピン）と松岡亜音が優勝を飾った。2人はクラウド9のファイナルデーで、2～3フィートの超クリーンな波の中、アジア最高峰の新鋭たちによる大混戦を勝ち抜いた。

松岡亜音、安室丈が共にアジアQSランキング1位

ジョン・マーク・トコン（フィリピン）は、ファイナルで安室丈と対戦し、ホームブレイクであるクラウド9で昨年に続き連勝を飾った（松岡亜音がQS1000 シャルガオ・クラウド9で準優勝！ニルビー・ブランカダとジョン・マーク・トコンが優勝）。力強いカービングマニューバーやリッピングを連続メイクするなど調子も良さそうな安室丈。一方でトコンは序盤からビッグエアをブースト。その後もチューブからカービングをメイクし7.50でスコアを伸ばす。また勢いに乗ったトコンは残り5分にロングチューブをメイクしエクセレント8.75をスコア。本イベント最高スコアとなるトータル16.25を記録したコトンが優勝。1週間後に開幕するTaiwan Open of Surfing QS 5000を前に、WSLアジア・リージョナル・ランキングで12位に浮上した。安室丈は17本もの波に乗り、後半にチューブもメイクするがエクセレントスコアを出せず準優勝となった。

ジョン・マーク・トコン「今年も優勝できて、とてもストークしています。自分のプランと自分自身のできることに集中して、ミスを避けることができました。今年はチャレンジャーシリーズにも出場するなど、素晴らしい経験をさせてもらった。来年もまたチャレンジャーシリーズに出たいし、この優勝は自分のランキングに大きな意味を持つと思う。今日は家族もみんな来てくれているので、この優勝はより特別なものになった。来週は台湾に行くから、今夜は祝杯をあげた後、また試合モードに戻って大きな結果に集中するんだ。」

安室丈WSL / Tim Hain

ジョン・マーク・トコン
WSL / Tim Hain

ジョン・マーク・トコン
WSL / Tim Hain

ジョン・マーク・トコン WSL / Tim Hain

松岡亜音は、WSLアジア・リージョナル・ランキングで僅かにリードして本大会に臨み、今日の勝利で2024 WSLチャレンジャー・シリーズへの出場権を獲得に向けて、トップの座を固めた。松岡はファイナルで、15歳のスカイ・ブラウン（イギリス）と対戦。セミファイナルでは本イベントで2番目に高いヒート・トータルを記録し、昨年の本イベント優勝者のニルビー・ブランカダ（フィリピン）を下した。ファイナルでは17歳の松岡は序盤からリード。僅差のスリリングなゲームとなるが終始リードを保った松岡が、3本の強烈なバックサイド・スナップでトータル12.00ポイントで優勝を決めた。

松岡亜音

松岡亜音

スカイブラウン

松岡亜音「去年は2番だったけど、今年は優勝できて本当に嬉しい。ファイナルでスカイ・ブラウンと対戦できたのはクールだった。彼女もグーフィーフッターで、大好きなサーファーのひとり。これから大きな大会が続くから、それを優勝でスタートできるのは本当に素晴らしい気分です。このフィリピンでの1週間は素晴らしいものでした。」

安室とブラウンは優勝には届かなかったものの、準優勝はスカイ・ブラウンのキャリア最高の成績であり、安室はWSLアジアランキング1位にランクアップした。次は来週11月6日（月）に台東県のJinzun Harbourで開幕する2023 Taiwan Open of Surfing QS 5000に焦点を移すことになる。

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