ソレイユ・エリコが3度目、42歳のカイ・サラスが20年以上も挑戦し遂に初の2023 WSLロングボード世界タイトルを獲得!

ライター: WAVAL

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ソレイユ・エリコが3度目、カイ・サラスが20年以上も挑戦し遂に初の2023 WSLロングボード世界タイトルを獲得!
Photo by Tommy Pierucki/WSL

ソレイユ・エリコとカイ・サラスが、『Original Sprout Malibu Longboard Championships』(オリジナル・スプラウト・マリブ・ロングボード・チャンピオンシップ)で、2023 WSLロングボード世界タイトルを獲得!

・エリコがロングボード世界選手権で3度目のタイトルを獲得。
・サラスが初のロングボード世界タイトルを獲得
・ワイキキのカレオパアとスチュワートが準優勝

マリブー、カリフォルニア、USA-本日、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ロングボード・ツアー第4戦『Original Sprout Malibu Longboard Championships Presented by Tractor Beverage Co.』クリーンで2~3フィートの波で開催された。このカリフォルニアのマリブで開催された最終戦は、世界ランクトップ8でCT同様にトーナメント方式でタイトルが競われる。決勝戦で3戦中、先に2戦勝利した方がワールドタイトル獲得となる。

ソレイユ・エリコ、ホームのマリブでロングボード世界タイトルを連覇

ソレイユ・エリコが3度目、カイ・サラスが20年以上も挑戦し遂に初の2023 WSLロングボード世界タイトルを獲得!
Photo by Tommy Pierucki/WSL

ソレイユ・エリコ(アメリカ)がホームブレイクのマリブで歴史的な3度目の世界タイトルを獲得した。エリコは2018年、台湾オープン・ロングボード選手権で初の世界タイトルを獲得。昨シーズン、彼女はここマリブで2つ目のタイトルを獲得した。今日の優勝で、エリコはホノルア・ブロムフィールド(HAW)、テイラー・ジェンセン(USA)、コリ・シューマッハ(USA)、ラスティ・ケアウラナ(HAW)、ジョエル・チューダー(USA)、コリン・マクフィリップス(USA)を含む3度のWSLロングボード・チャンピオンの仲間入りを果たした。

ソレイユ・エリコが3度目、カイ・サラスが20年以上も挑戦し遂に初の2023 WSLロングボード世界タイトルを獲得!
Photo by Keoki Saguibo/WSL

ソレイユ・エリコ「ここは私のホームで、私の心と魂はここにあるんです。みんなのサポートに感謝しているし、最高の家族がいる。本当に長い1日と週末だった。霧がみんなを混乱させたような、奇妙な感じだったけど、その中で精神的に強くいることを心がけ、これまでの自分がやって来たことを信じるようにしたわ。本当に嬉しいです。」

このイベントにランキング2位で出場したエリコは、タイトル・マッチでカレオパアと対戦するためにソフィア・カルヘイン(HAW)に勝利しなければならなかった。タイトルマッチ1は見事な応酬で幕を開け、7.17を獲得したエリコに軍配が上がった。エリコはヒート中盤でプライオリティを活かして6.33のバックアップを獲得し、カレオパアにエクセレント8.00を要求。海は、カレオパアに反撃の材料を与えず、タイトル・マッチは1-0でエリコがリードした。

タイトルマッチ2では、エリコは7.50をスコアしてカレオパアに先制。さらにエリコは、中盤に8.33をマーク。残り数分となったところで、カレオパアが7.17を獲得してコンビネーションから抜け出したが、リードを奪うにはまだビッグスコアが必要だった。エリコはタイトル・マッチ2を制し、ホームで2年連続の2023 WSLロングボード・チャンピオンに輝いた。

ソレイユ・エリコ「ハードに練習したし、とても頑張ったわ。自分の夢を実現するためには努力する必要がある。できる限り努力しても、実現するかどうかわからないこともある。母、父、そしてもちろんCJ・ネルソンに感謝したい。彼がそばにいてくれて、一緒にこの旅に乗ってくれて本当に感謝している」

カイ・サラスが20年以上かけ、初のロングボード世界タイトルを獲得

ソレイユ・エリコが3度目、カイ・サラスが20年以上も挑戦し遂に初の2023 WSLロングボード世界タイトルを獲得!
Photo by Keoki Saguibo/WSL

カイ・サラス(HAW)は20年以上かけ、初のワールド・タイトルを獲得した。ベルズ・ビーチで大勝利するなど、2023 WSLロングボード・ツアーでセンセーショナルな1年を過ごし、サラスはランキング2位で最終戦のマリブに入った。第4マッチでベン・スキナー(イギリス)を破り、タイトル・マッチで親友であり弟子でもあるカニエラ・スチュワート(ハワイ)と対戦した。

ソレイユ・エリコが3度目、カイ・サラスが20年以上も挑戦し遂に初の2023 WSLロングボード世界タイトルを獲得!
Photo by Keoki Saguibo/WSL

カイ・サラス「長い間、この試合を続けてきて、ようやくとしか言いようがない。20年以上も挑戦してきて、ハワイン・ワールド・チャンピオンのリストに自分の名前が加わるなんて、夢のようだよ。とても誇りに思うし、妻と子供たちに感謝したい。コンテスト時の私のナーバスな気持ちに気を遣ってくれたり支えてくれている。今年も多くのコンテストに一緒に来てくれた、ありがとう」

タイトルマッチ3戦の最初の試合は、ノーズでスタイルとクールさを披露したスチュワートに軍配が上がった。スチュワートはヒート・トータル15.77をスコアし、サラスがパーフェクトに近い9.57をスコアしたにも関わらず勝利を収めた。しかし、2戦目でサラスはハイスコアでスチュワートにプレッシャーをかけそのまま、世界タイトルは3戦目の勝者決定戦に持ち込まれた。第3試合はスロースタートとなったが、やがて花火が上がり激戦に。スチュワートは8.67、サラスは8.60というハイスコアをマーク。そしてサラスが6.83のバックアップスコアでリードを奪い、サラスの2023年ロングボード世界チャンピオンが確定した。

カニエラ・スチュワートのボードシェイパーでもあり師弟関係でもあるカイ・サラス「今、故郷のスパーリング・パートナーであるスチュワートの隣に立っている。彼は誰よりも僕を鼓舞してくれる。彼は史上最高のロングボーダーになると信じているし、僕は彼のそばにいるつもりだ。だから、彼との対戦で勝てたことは、夢にも思わなかったことだ。」

ロングボードの現代的アイコンの一人であるカニエラ・スチュワートは、ワールドクラスのポテンシャルを見せつけ、2年連続で世界選手権準優勝に輝いた。スチュワートは今シーズン、ハンティントン・ビーチとエルサルバドルで優勝し、男子ランキング1位としてマリブに乗り込んだ。ワイキキのコンペティターであるスチュワートは、最終戦となったタイトルマッチ第3戦で師匠でありシェイパーのサラスに敗れたが、2024年に自らの歴史を作ろうとしている。

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/


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