矢作紋乃丞と川瀬心那が世界の強豪を抑えて優勝！WSL Asia「Nias Pro Junior」

優勝した矢作紋乃丞と川瀬心那 ©︎WSL / Tim Hain

ラグンドリ・ベイ、ニアス、インドネシア（2023年9月12日火曜日）。WSLアジア・プロジュニアツアー「Nias Pro Junior」イベントで日本の矢作紋乃丞と川瀬心那が優勝。ファイナルデーのラグンドリ・ベイは有名なワールドクラスの波は届かず風が入った2～3フィートの波で、アジアとオーストラリア/オセアニアの20歳以下のベスト・サーファー達によりショーが繰り広げられた。

矢作紋乃丞が今季2勝目！

メンズ・ファイナルでは矢作紋乃丞と岩見天獅、そしてオーストラリアのウィンター・ヴィンセントとジャーヴィス・アールが対戦。後半残り9分を切ったところで1位は岩見。3人から離れた右奥で1人波待ちする2位の矢作が、1つの波で2つのエアリバースを決めて9.33をスコアして逆転。更に次の波ではサイズのあるセットの波でシングルエアリバースをメイクして7.23をマーク。矢作紋乃丞はトータル16.55で今大会最高で優勝し、岩見天獅は2位となった。

起死回生のエアリアル2発を決めた矢作紋乃丞

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アジア最終ランキング4戦中2戦のポイント合計でWJC（ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ）へのアジア代表が決まるため、4戦中2勝した矢作はアジア代表に内定したことになる。

矢作紋乃丞「このプロジュニアで優勝できて本当に嬉しいです。日本の一宮プロジュニアで優勝して、ワールド・プロジュニアへの切符を手に入れたので、この優勝は特別なものになりました。

ニアスにはバレルの波に乗るためのサーフボードを準備して来て、コンディションは違ったけど、ボードを自分のものにすることができました。ファイナルでは7本のエアをしたと思うけど、たぶん今までで一番多くのエアをしたし、9.33を出したのは最高。僕の戦略は、最初は他の選手と一緒に待って良い波に乗ることだったけど、岩見天獅が8点出して、この波じゃ優勝できないと思って、右の波でエアーを狙いに行きました。1本目エアー決めたらもう1つセクションが出てきたから行っちゃおうと思って2発決めました。これでQS5000の準備は整いました。」

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エクセレントスコアを決めるも惜しくも2位の岩見天獅
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川瀬心那がWSL初優勝

女子ファイナルは、川瀬心那、都築虹帆、佐藤李、エラ・マキャフレー（アメリカ）が対戦。川瀬心那は、セミファイナルで8.33の本大会女子の最高得点を記録し、14.83のヒート最高得点も記録した。ファイナルでは残り6分からバックサイドターンを連発。6.00をスコアして2位から1位に逆転し優勝を飾った。

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川瀬心那「コンテストで優勝するのは久しぶりなので、本当に嬉しい。頑張ってきて良かった。先日まで怪我してましたがサポートしてくれたみんなに感謝しています。WSL初優勝なので、本当に最高の出来事です。ここでQS5000にも参加しているので、経験豊富な選手たちと戦う練習にもなったし、優勝できたことで次のヒートへの自信にも繋がりました。」

これから全ての注目は明日スタートする可能性のあるニアス・プロ・クオリファイング・シリーズ5000イベントに移る。

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Asia – Junior Tour Rankings

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