松岡亜音がQS5000「クルイ・プロ」で優勝！中塩佳那がプロジュニアで大逆転優勝を飾る

QS5000『Krui Pro』優勝の松岡亜音とモーガン・シビリック

クルイ、サウス・スマトラ/インドネシア- 2023年ワールド・サーフ・リーグ（WSL）クオリファイング・シリーズ（QS）5000『クルイプロ』とプロジュニアが今日、終了。ウジュン・ボチュルは4～6フィートの波となり、難しいながらも素晴らしいコンディションを提供し、オンショアの風はファイナルに間に合うように到着した。

モーガン・シビリック（オーストラリア）と松岡亜音がメンズとウィメンズのQS 5,000を制し、ブロンソン・メイディ （INA）と中塩佳那（日本）がプロジュニアのタイトルを獲得した。また今回日本人が活躍し、QS5000『Krui Pro』では女子 松岡亜音が優勝、男子 大音凛太が3位に。また『Krui Pro Junior』では女子 中塩佳那が優勝、松岡亜音が2位、川瀬心那3位に。男子 矢作紋乃丞4位という結果を残した。

男子QS5000「クルイ・プロ」ファイナルはモーガン・シビリックとカイアス・キングの実力者オージー同士の対戦

QS5000男子のファイナルは、セミファイナルで大音凛太を破ったモーガン・シビリックとカイアス・キングの実力者オージー同士の対戦に。オンショアがゲームを一変させ、いつものテイクオフスポットが使えなくなった。選手たちがラインナップを把握するのに時間がかかったが、モーガン・シビリックが、8.00と6.83、合計14.83という素晴らしいスコアを出し勝利を収めた。

松岡亜音がQS5000「クルイ・プロ」優勝！

松岡亜音

女子ファイナルでは、松岡亜音がプロジュニアで準優勝した後、リセットして集中する時間はほんの数分しかなかった。そのため、QS5,000で優勝したことは、松岡の競技者としての精神面、肉体面 双方の強さを証明するものとなった。

松岡亜音「QS5,000は、私にとってとても大きなイベントであり、次のチャレンジャー・シリーズに進むためにとても重要なイベントなので、この勝利はとても嬉しいです。」「内心、緊張している状況でプレッシャーも感じていたし、疲れていましたが気持ちを切り替えていい波を探し続けました。最初の20分間は波に乗れず、もしかしたらこの決勝も負けるかもしれないと思っていました。セットが来てくれたので、良いターンを3回入れて、必要なスコアが出せたのはラッキーでしたね。」

松岡亜音

松岡亜音

メンズジュニアは矢作紋乃丞が4位に

メンズプロジュニアファイナルは、スンバワのレイキーピークで共にサーフィンして育ったブロンソン・メイディ（INA）とウェステン・ハースト （INA）、バリ島のメイド・アリヤナ（INA）、矢作紋乃丞 （JPN）が、イベントを通して素晴らしいパフォーマンスを見せていたが、トップに立ったのはメイディであった。

ブロンソン・メイディ「ウェスティンとの決勝戦は最高だった。ウェスティンとは素晴らしいファイナルを迎えた。特に、私は背水の陣で、ウェステンはグーフィーフッターで超上手いので、タフなファイナルでしたね。ちょっとトリッキーだったけど、他の選手は速い波に乗り続けたので、僕は遅い波を2本ほどゲットして、ターンをしてスコアを稼いだ。矢作紋乃丞は、イベント期間中ずっと調子良くてリップしていたので、とても脅威でしたよ。」

4位となった矢作紋乃丞 一番右

プロジュニア・ウイメンズでは、中塩佳那が最後の2分で大逆転優勝

中塩佳那

プロジュニア・ウイメンズでは、中塩佳那 が最後の最後までベストを尽くし、松岡亜音に逆転して優勝するサプライズを起こした。松岡は、最後の2分までリードを保っていましたが、中塩がこのヒートの最高得点となる7.50を記録し、さらに5.40を叩き出して勝利。両選手は、強風のためビーチに戻るまでスコアを聞くことができなかったという。

中塩佳那

中塩佳那

中塩佳那「ワールドプロジュニアで優勝したいと思っていた私にとって、この大会はとても重要な大会でした。このクルイで優勝できて本当にうれしいです。」

イベントは、優勝者にトロフィーが授与される伝統的な特別セレモニーで幕を閉じ、APAC地域の今シーズン最初のQSとプロジュニアのイベントが終了した。

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