フィリペ・トレドとキャロライン・マークスが優勝!エルサルバドル・プロ最終日

ライター: WAVAL

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ファイナリスト Photo by Beatriz Ryder/WSL

ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第7戦『サーフシティ・エルサルバドル・プロ Presented by Corona』大会最終日。キャロライン・マークス(USA)とフィリペ・トレド(BRA)が優勝。またタイラー・ライト(AUS)とグリフィン・コラピント(USA)が準優勝を果たした。

ここエルサルバドルでソリッドな成績を収めたカリッサ・ムーア(HAW)とコラピントは、ランキング上位を維持するために良い仕事をしたが、ライトとトレドがそのすぐ後ろに迫っている。Rip Curl WSL Finalsまであと3イベントとなり、CTは次のーブラジルに向け動き出す。

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フロリダのキャロライン・マークス選手が2021年以来のCT優勝を果たす

キャロライン・マークス(USA)は、エルサルバドルで2021年以来のCTイベント優勝を飾った。今シーズン2度のファイナル進出を果たしたマークスは、セミファイナルでカリッサ・ムーア (HAW)、ファイナルでタイラー・ライト(AUS)という2人のワールドチャンピオンを抑えての優勝となった。マークスは現在、CTイベント4勝を挙げ、世界ランキング3位につけている。21歳の彼女は、WSLファイナル5とオリンピック暫定クオリフィケーションの両方に向けて、有望なポジションにいることになる。

キャロライン・マークス「昨年の今頃は、人生で最も困難な時期の後に復帰した最初のイベントだったので感慨深いわ。若い女の子たちや、ツアーの新しいエネルギーにとても刺激を受けているけれど、本当に素晴らしいことです。2021年以来のCT優勝なので、今までで最高の気分ですね。」

マークスは今日もバックハンドターンを連発。ライトとのファイナルではヒートの最初の波で4.83をスコアしペースを握った。その後、マークスはさらに6.33をスコアしリードを広げた。ライトはスローなヒートとなったが5.10をスコアし、再び戦列に加わった。その後マークスは、大きなフィニッシュマニューバーに挑戦したが着地で失敗し腕を強打。マークスはラインナップに一人取り残されそのままタイムアップした。

キャロライン・マークス「私たちの旅を特別なものにしているのは、愛する人たちとそれを分かち合えるから。私の兄弟はここ数年、イベントに参加していない。オリンピックとファイナル5があるので、その両方に出たいですね。体調もいいし、モチベーションも高い。仕事をした実感があるので、”やるぞ!”という感じです。」

フィリペ・トレド、エルサルバドル・ファイナルでグリフィン・コラピントを破り優勝


Filipe Toledo Photo by Aaron Hughes

世界チャンピオンのフィリペ・トレド (ブラジル)は、本日CTイベント14勝目、今シーズン2勝目を挙げた。これで、コラピントに次ぐ世界ランキング2位に浮上。トレドは2023年CTシーズンの次の2つの開催地、ブラジルでの3回優勝、またJベイで2回優勝しており前途は有望だ。

フィリペ・トレド 「グリフ、勘弁してくれって感じだった(笑)。僕らはファイナルごとにミーティングをしてきたんだ。楽しくてしょうがなかったよ。ただ、超集中していた。自分がやっていること、自分がやりたいことに集中していたんだ。昨日起きたら背中が変な感じだった。サーフィンをしようとしたら気になったので、昨日の午後は休んだ。今朝はさらにひどい状態で目が覚めて、歩くのもやっとの状態だったよ。チーム全員のお陰だよ。そして今日は母の誕生日なんだ。お母さん、この優勝をあげるよ。あなたへのプレゼントです。愛してるよ。」

男子ファイナルは昨年のここエルサルバドルでの、コラピントとトレドの再戦に。試合はスロースタートとなったが、時間の経過とともに2人の勢いは増していった。ヒートの大半はコラピントがリードを保ち、バラエティに富んだ才能を発揮して7.17スコア。残り10分、トレドは4つのエレクトリックターンを成功させ、パーフェクトに近い9.00でヒートを逆転。さらに、8.33を記録し、ヒートトータルを更新した。コラピントはコンビネーションの状況でタイムアップとなった。

フィリペトレド ファイナルでの9.00、8.33映像

フィリペ・トレド「良い波でサーフィンをして、ビッグスコアを出した時の気分は最高。誰にでも課題はある。自分の方が小さいとしても、それは私たち一人ひとりの課題であり、そのプロセスを信じるしかない。自信を持ち、神を信じなければならない。神と良い関係を持たなければならないし、神が私を今日ここに連れてきてくれた。正直なところ、目が覚めたときには、自分がサーフィンをできるなんて信じていなかったのに、今こうしていられるのは、本当に有難いことです。」

グリフィン・コラピントが準優勝、ランキング首位をキープ

グリフィン・コラピント (米国)は、エルサルバドルで準優勝を果たし、黄色のリーダージャージを獲得。コラピントは、今季4度目のファイナル出場となる。昨シーズンは惜しくもファイナル5進出を逃したが、今大会ではランキング上位につけておりFinal5出場の夢を現実のものとしたいところだ。

グリフィン・コラピント「波が多いから、とにかく攻めようと思った。フィリペ・トレドと一緒にファイナルに出られるなんて、すごく興奮した。彼とは去年から今年にかけて、最高のバトルを繰り広げてきた。昨年は本当に接戦のファイナルだった。お互いにサーフィンをするたびに、全力で大きなものを狙っていくんだ」

今シーズンもブラジル、Jベイ、タヒチの3戦を残すのみ。本大会5位となった五十嵐カノアは17位をキープした。

The Catch Up Finals Day I Surf City El Salvador Pro Presented By Corona

https://www.worldsurfleague.com/


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