五十嵐カノア 5位!R16でエクセレント2本をスコア!エルサルバドル・プロ 2日目

ライター: WAVAL

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五十嵐カノア 5位!エルサルバドル・プロ
Photo by Aaron Hughes. Beatriz Ryde/WSL

・五十嵐カノアRound of 16でエクセレントライド2本をスコア
・世界ランキング1位のグリフィン・コラピントと3位のフィリペ・トレドの戦いは、ファイナル当日まで続く
・イアン・ジェンティルが、ジョアン キアンカとイタロ・フェレイラに勝利し、ファイナル5への戦いに揺さぶりをかける
・カリッサ・ムーア、好調を継続し、この日最高トータルスコアを記録

ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第7戦、サーフシティ・エルサルバドル・プロ Presented by Corona は大会2日目、4~6フィートの波で開催され、男女各4名に絞られた。

関連記事:五十嵐カノア8.33をスコア。更に残り1分で逆転しベスト16進出!エルサルバドル・プロ 初日

五十嵐カノアRound of 16でエクセレントライド2本をスコア

本大会好調の五十嵐カノア。Round of 16ではレオナルド・フィオラバンティ(ITA)がエクセレント8.00をスコア。しかし勢いに乗る五十嵐カノアはレイバック、テールスライドオフザリップ、テールハイ・ローテションエアリバースなど難易度の高い技を繰り出しエクセレント2本揃えて、QFへ進出する。

エクセレント8.67 8.23 ライディング映像 外部リンク

 

五十嵐カノア 本大会5位でフィニッシュ

QFでは昨年の世界チャンピオン フィリペ・トレドが中盤にエクセレント8.67をスコアし逆転。ニード8.74と追い詰められたカノアは残り1分の波で、カラップ・フリップ、ローテーション・エアリバースと難易度の高い技を連発するが7.67と届かず。5位で本大会をフィニッシュした。

 

試合後、お互いの健闘を讃えあうカノアとフィリペ

Photo by Beatriz Ryde/WSL

世界ランキング1位のグリフィン・コラピントと3位のフィリペ・トレドが決勝戦に臨む

世界チャンピオンのフィリペ・トレド(ブラジル)は、第7戦エルサルバドル大会で優勝を果たし、その勢いは衰えることを知らない。28歳のトレドは、ラウンドオブ16でリオ・ワイダ(INA)を、クォーターファイナル2で五十嵐カノアを退け、ファイナルデーに進出した。トレドは、イベントを通して、各ヒートで平均15ポイント以上の安定感を維持している。

フィリペ・トレド「ここでの課題は、集中力と水分補給だね。本当に暑いので、午前中に最初のヒートを終えて、家に帰って食事をし、氷風呂に入ったよ。その後、体調はかなり良くなり、また頑張れるようになった。そして、ファイナルデーに行けて興奮しているよ。私が目指すのは安定した演技をすることだね。」

24歳同士、グリフィン・コラピントとリアム・オブライエンがSFで対戦

世界ランキング1位で、イベントのディフェンディング・ウィナーである24歳のグリフィン・コラピント(アメリカ)も、プンタ・ロカで自身の連勝記録を更新した。ラウンドオブ16でセス・モニーツ(HAW)、クオーターファイナルでコナー・オリアリー (AUS)をそれぞれ退け、セミファイナルでリアム・オブライエン(AUS)と対戦することになった。

24歳のリアム・オブライエン(オーストラリア)は、世界ランキング4位のイーサン・ユーイング (AUS)とバロン・マミヤ (HAW)に勝利したことで、3位以上が確定。イベントワイルドカードとして登場した2021年のRip Curl Rottnest Search presented by Coronaと同等以上の成績が確定。24歳の彼は、怪我でルーキーイヤーを棒に振り、CTキャリアのスタートは残念なものとなった。現在、オブライエンはメインステージでその素晴らしいサーフィンを披露しており、今日でCT初優勝まであと2ヒートとなった。


Liam O’Brien photo by Beatriz Ryder/WSL

イアン・ジェンティル、ジョアン・チャンカとイタロ・フェレイラに勝利し、ファイナル5への戦いに揺さぶりをかける

26歳 ハワイの イアン・ジェンティルは 2試合連続の逆転劇で、これまでのキャリアで最高の結果を残した。ラウンドオブ16で現在の世界ランキング2位のジョアン・チアンカ(BRA)を、2019年のWSLチャンピオンのイタロ・フェレイラ(BRA)を退けた。フェレイラとの接戦では、ジェンティルはフェレイラの7.00と6.33に対し、7.07と6.37でヒート勝利。ジェンティルは、セミファイナルで、2022年イベント準優勝のトレドと対戦する。

イアン・ジェンティル「イタロのような男と対戦するのは刺激的だね。彼は多くのことを成し遂げていて、世界チャンピオンで、現時点では唯一のオリンピックチャンピオン。そんな人と一緒に海に入るのはとてもクールだね。」

カリッサ・ムーア好調を継続、今日の最高ヒートトータルスコアを記録

5度のWSLチャンピオンで、現在世界ランキング1位のカリッサ・ムーア(HAW)は、同じハワイアンのベティルー・サクラ・ジョンソンを退け、今シーズン4連続のセミファイナル進出を決めた。ムーアは、試合開始直後から8.17という素晴らしいスコアをマーク。その後、爆発的なターンとエアリアルでのフィニッシュマニューバーで、この日の最高得点でパーフェクトに近い9.37を記録。今日の演技で今シーズンの女子のヒートスコア上位3位がカリッサ・ムーアのスコアとなった。そして今シーズンのイベント3連覇まで、あと2ヒートとなった。

ステファニー・ギルモア、サーフシティ・エルサルバドルプロでの連続優勝を目指す

昨年サーフシティ・エルサルバドルプロ優勝者のステファニー・ギルモア (オーストラリア)は、同胞のモリー・ピックラム(オーストラリア)とクオーターファイナルで対戦。ギルモアはスタイリッシュなマニューバーをロングウォールで次々と決めていった。ギルモアは、エルサルバドルでの2連覇を狙うが、まずは次の準決勝でライトに勝たなければならない。

ステファニー・ギルモア「モリー・ピックラムとは、あまり対戦したことがないのですが、彼女はオーストラリアの若い女の子にとって大きな存在であり注目されている。これから先、彼女は強敵になるだろうから、今回勝てることができてよかった。今日のは本当に好きな波で、素晴らしいサーフボードもある。良い位置にいるので、準決勝もこの調子で行きたいわ。」

残念ながら、タチアナ・ウェストン-ウェッブ(ブラジル)は、キャロライン・マークス(アメリカ)とのクオーターファイナルのヒートを体調不良で棄権した。マークスは、セミファイナルで、下リッサ・ムーアと対戦する。

https://www.worldsurfleague.com/


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