パリ五輪出場権を獲得した五十嵐カノアと松田詩野。大会を終え結果を出した今の気持ちと目標

ライター: WAVAL

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パリ五輪出場権を獲得した五十嵐カノアと松田詩野の大会後インタビューコメント
Photo by Pablo Franco

男女全競技を通じ日本勢初となる2024パリ五輪出場権を獲得

五十嵐カノア「今年の目標は、3つ目の日本の枠をCTで取る事」

松田詩野「周りのサポートと自分の想いの強さで取れた。前回の自分を超えらえた」

2023年サーフシティ・エルサルバドルISAワールド・サーフィン・ゲームズ最終日。日本代表の波乗りジャパンメンバーでは五十嵐カノアと稲葉玲王が大会最終日まで残ったが、稲葉玲王が敗者復活11回戦で敗退。その時点で五十嵐カノアがアジア最上位となり2024パリ五輪の出場権を獲得した。五十嵐カノアは全て1位通過でファイナルに進み結果、4位で大会を終えた。

大会終了直後、日本時間 朝の7時頃から、男女全競技を通じ日本勢初となる2024パリ五輪への条件付き出場権を獲得した、五十嵐カノアと松田詩野によるオンライン記者会見が開催された(関連記事:全競技を通じ日本勢初。松田詩野が2024パリ五輪への条件付き出場権を獲得! 6日目

・大会終了直後オンライン記者会見。全競技を通じ日本勢初のパリ五輪出場権を獲得した松田詩野と五十嵐カノア
パリ五輪出場権を獲得した五十嵐カノアと松田詩野の大会後インタビューコメント

五十嵐カノア、松田詩野 大会終了直後のコメント

アジア枠が日本に決まった時が一番嬉しかった

松田「出場権を獲得した日はジェットコースターみたいな1日でした。朝、メインラウンドで負けて落ち込んだけど、絶対ここで負けない強い気持ちでリパチャージに挑んだ。結果アジア枠を取れて嬉しいです。」

五十嵐「今日、アジア1位が決まったけど、一番嬉しかかったのは昨日。和井田理央が負けて、アジア枠が日本に決まった事が一番嬉しかった瞬間。決まるのは自分でもレオでもどっちでも嬉しくて、今日はノンプレッシャーでエンジョイできた。ファイナル行ってメダルも取れて良い日でした。」

2024パリ五輪 チョープーに向けてより練習に真剣になれる

松田「チョープーでの経験がないのでローカルナレッジを学んでまず海を知るところから入りたい。あと1年あるけどあっという間なので、練習して自信をもって挑めるようにしたいです。」

五十嵐「オリンピックに向けてより練習に真剣になれると思う、チャンスがあれば合間を見てチョープーに行って練習したい。」

東京五輪も凄い経験だった。またその経験ができるのは嬉しい

松田「パリ五輪出場権獲得が日本人で初めてというのは、決まるまで知らなかったけど嬉しい。」

五十嵐「東京五輪も凄い経験だったから、またその経験ができる、五輪はアスリートとしてトップの経験。もっと練習して日本のみんなで一緒にパリに行って頑張りたい。」

試合は難しく、ちょっとした1秒もない違いで結果が変わる

五十嵐 「試合は難しくてF1レースみたいに、ちょっとした1秒もない違いで結果が変わる。今年もCTでそんな事が沢山あった。ちょっとした良いリズムが作れれば結果がでる。今回もチームのエネルギーを感じれた。疲れてる時もエネルギーをもらえた。今回もらったエネルギーとリズムでCTを頑張りたいです。」

今年の目標は、3つ目の日本の枠をCTで取る事

五十嵐「去年ハンティントンで1つ日本の枠を取れて、今回2つ目を取れたので、今年の目標はもう1つ日本の枠を取ること。CTで3枠目を取るのがパリ五輪が決まった時からの目標だった。最大3枠のうちの、最後3つ目の枠を取れるように頑張りたいです。」

周りのサポートと、自分の想いの強さで取れた。前回の自分を超えらえた

松田 「前回東京オリンピックを逃した同じ場所で、その時は悔しかった。今回はいい想いでまわれる場所にしたいと思って2年間努力した。周りのサポートと、自分の想いの強さで取れた。前回の自分を超えらえたと思います。」

前回の五輪では銀メダル。悔しかったメダルへの想い

松田「タヒチにチャレンジしにいく感じなのでチャレンジを楽しめる様にしっかり1年でチャレンジしたい。五輪を通してサーフィンの魅力を伝えたいと小さい頃から思っていたのでメダルを取るという形で伝えたいです。」

五十嵐「少しずつステップアップして金を取るのが目標。今回のイベントでまずはクオリファイできて、目標にちょっとずつ近づけたことが嬉しい。いつも通り練習しているけど、日本とは波が違うので、チョープーの波向けの練習を始めている。頑張るので応援宜しくお願い致します!」

2023 ISAワールド・サーフィン・ゲームズ 日本チーム最終結果

■大会結果(チーム)
国別総合:4位
男子国別:3位
女子総合:7位

■大会結果(個人)
(男子)
五十嵐カノア:4位
稲葉玲王:8位
脇田泰地:22位

(女子)
松田詩野:13位
前田マヒナ:31位
都筑有夢路:37位

※今大会でアジア大陸枠1位となった選手は、来年2024年の2月にプエルトリコで開催される予定の『2024 ISA World Surfing Games』に出場することを条件に、パリ2024オリンピックサーフィン競技出場権が与えられます。

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