五十嵐カノア、稲葉玲王 ファイナルデイへ! ISAワールドサーフィンゲームス7日目
ライター: WAVAL
五十嵐カノア 稲葉玲王 Photo by Pablo Jimenez
和井田理央が敗れ、アジア1枠は五十嵐カノアと稲葉玲王の2人に絞られる
2023年サーフシティ・エルサルバドルISAワールド・サーフィン・ゲームズ(WSG) 7日目は、トリプルオーバーヘッドの波が押し寄せ、パワフルなサーフィンを演出した。男女が一日中交互に行われ、メインラウンド5と6、リペチャージラウンド8~10が終了した。
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日本は男子が1位。女子が7位で、総合4位に
チーム金メダル争いは、大会を通じて徐々にヒートアップ。ブラジルとペルーが同率1位だったが、フランスが首位に立ち、ペルーもそれに続く。3位はオーストラリア、4位は日本、5位はカナダ。日本は男子が1位。女子が7位で総合4位となっている。
五十嵐カノアがRound7回戦へ。稲葉玲王が敗者復活11回戦へ
五十嵐カノアはRound5。後半にエクセレント8.40をスコアし、終了間際にペルーのルカ・メッシーナに逆転。1位通過でRound6へ。Round6では序盤にミドルスコアを揃えるも途中逆転を許す。最後の波でストレートエアーとビッグカーヴィングで7.40をスコアし逆転で1位通過。持ち前のプレッシャーがかかればかかる程強くなる、メンタルの強さを発揮。昨日パリ五輪出場権を獲得したCTサーファー ジョディー・スミスを抑え1位でRound7へ進出した。
Kanoa Igarashi Photo by Pablo Jimenez
Kanoa Igarashi Photo by Pablo Jimenez
Kanoa Igarashi Photo by Pablo Jimenez
Kanoa Igarashi Photo by Pablo Jimenez
五十嵐カノアのパワフルなライディング映像は18秒〜
Highlights / Competition Day 7 – 2023 Surf City El Salvador ISA World Surfing Games
稲葉玲王はRound5、最初のライトの波で7.50のハイスコアを獲得。その後 逆転を許すも、最後の波でクリティカルなバックサイドアタックを連発し6.33 をスコアして逆転。CTサーファー和井田理央を退け2位で通過した。次のRound6で敗れ敗者復活10回戦へ。休憩時間も短く疲労が見えたがミドルレンジのスコアを2つ揃えて2位でラウンドアップ。最終日、敗者復活11回戦目に挑む!
Reo Inaba Photo by Pablo Franco
Reo Inaba Photo by Pablo Jimenez
Reo Inaba Photo by Pablo Jimenez
昨日、パリ五輪2024の条件付き出場権を獲得した松田詩野はリパチャージ8に登場。後半2位につけるも最後逆転され惜しくも3位で敗退した。
男子アジア1枠も日本が獲得
和井田理央はラウンド5で稲葉玲王の前に敗退し、リパチャージ ラウンド8にまわるが敗退。これによりアジア枠1つは東京2020銀メダリストの五十嵐カノアとチームメイトの稲葉玲王の2人に絞られた。男子アジア1枠も日本が獲得したことになるが、本大会で最高位を獲得した方が2024年パリ行きのチケットを獲得できる。また五十嵐カノアはCT枠(2023年CTの上位選手、男子10名、女子8名)でも獲得できるチャンスを持っている。
五十嵐カノア「自分のベストを尽くし、チームメイトであるレオを精一杯サポートしたい。自分が出場権獲得するのと同じくらいレオにも獲得して欲しいと思っている。正直なところレオがした方がもっと嬉しい。彼は本当にそれに値する選手で、今週見せているサーフィンは本当に素晴らしいよ」
2024年パリ五輪サーフィン会場 タヒチ出身のヴァヒネ・フィエロが出場権を獲得
この日の最終ヒートの結果、タヒチ出身の ヴァヒネ・フィエロ (フランス)が、2024年パリオリンピックのヨーロッパ女子出場枠を獲得したことが伝えられた。 2024年パリオリンピックのサーフィン会場であるタヒチをホームとする2人の選手のうちの1人であるフィエロはこの決定にとても興奮気味だった。
ヴァヒネ・フィエロ「チョープーは、私にとってとても特別な場所。自分を追い込む手助けをしてくれる親切な人たちに囲まれてますし、ここの波から学び、最高の波を提供してもらっている。ホームで初めてオリンピアンになれたことに、とても興奮しています。これから時間をかけて、どうやったら金メダルを獲れるかを考えるのが本当に楽しみです。」
Vahine Fierro, Team France / Photo: Pablo Franco
WSGで3度の金メダルを獲得したSally Fitzgibbons(AUS)がISAのスピリットを取り入れる
WSG最多優勝、3度のISAゴールドメダリスト であるサリー・フィッツギボンズ (オーストラリア)は、イベントのあらゆる側面を楽しみながら、他の選手やチームと親交を深めている。 今年は、ウクライナチームと特別な絆で結ばれている。
サリー・フィッツギボンズ「イベントの中でも最高の瞬間がありました。チーム・ウクライナが来てくれて、応援してくれて、胸がいっぱいになったの」と涙ながらにコメント。「サーフィンは、そういうものだと思うの。サーフィンを通して人と繋がることは、とても感動的なこと。ラインナップの中で最高のサーファーは、最も楽しんでいる人だと思う。
Sally Fitzgibbons of Team Australia with Team Ukraine, El Salvador Tourism Minister Morena Valdez and ISA President Fernando Aguerre / Photo: Pablo Franco
ISA会長のフェルナンド・アグエレ
「今日は、ワールドサーフィンゲームスの歴史に残る一日となりました。多くの新たな才能と、新たなサーフィンの国々が誕生しました。私たちは、素晴らしい最終日とメダルセレモニーになるよう、準備万端です。」
競技は明日 ラ・ボカナで男子リパチャージ第11戦から再開される予定となる。
日本代表 波乗りジャパン 出場選手:五十嵐カノア、稲葉玲王、脇田泰地、都筑有夢路、前田マヒナ、松田詩野
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この記事を書いたライター
WAVAL
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