脇田紗良とジョン・マーク・トコンが優勝!WSL QS3,000『white buffalo HYUGA PRO』
ライター: WAVAL
脇田紗良 Photo by WSL, whitebuffalo
3/2〜5まで宮崎県日向市お倉ヶ浜海岸で開催されたWSL QS3,000『white buffalo HYUGA PRO』。本大会は2023年WSLチャレンジャーシリーズ(CS)の出場権獲得に向けた重要なイベント。男子はフィリピンのジョン・マーク・トコン、女子は脇田紗良が優勝を飾った。
ファイナルデイ ハイライト映像
現役最後の試合となった須田那月 試合後インタビュー
大会3日目 Round of 16 で敗退し、16年間の選手生活を終えた須田那月
須田那月「支えてくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいで、支えてくれた家族に感謝していて、これからも恩返しをしていきたいです。」
・27歳という若さでの引退について
「7年前にホワイトバッファローの社長にQSを実施して欲しいとお願いをし、QSを毎年開催して頂きました。海外ツアーを目標にしていましたが自分の限界と感じ、次のステップに進もうと思います。そもそもホワイトバッファローさんには海外を目指す私を応援して下さるということでしたし、毎年大会を開催頂いてとても感謝しています。
次は種子島を拠点に、今理事をしているサーフアンドシーで海の環境問題活動に取り組みつつ、子どもたちの生涯学習の一環としてサーフィンの普及活動を行っていきたい。少しゆっくりして考えて行きたいと思います。」
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ジョン・マーク・トコンが優勝!エアリアルの高さと精度が勝負の決め手に
ジョン・マーク・トコン
Photo by WSL, whitebuffalo
フィリピンシャルガオ島出身のジョン・マーク・トコンが逆転優勝。今日が誕生日という4歳の娘に、優勝という最高のバースデープレゼントを贈った(関連記事:松岡亜音がQS1000 シャルガオ・クラウド9で準優勝!ニルビー・ブランカダとジョン・マーク・トコンが優勝)。トコンはクオーターファイナルで、CSで世界を転戦し格段にスキルアップした上山キアヌを破りSFへ。セミファイナ 大原洋人との対戦では、残り10分を切った場面で高さのあるエアリバース1発で7.45をスコア。逆転勝利でファイナルへ。
ファイナルでは田中大貴と対戦。田中大貴はクオーターファイナルでオーストラリアとインドネシアのハーフでバリ在住の強豪ブロンソン・メイディに逆転勝利し、セミファイナルでは西慶次郎を破ってファイナルへ進出している。
田中大貴
Photo by WSL, whitebuffalo
ファイナルでは残り8分、ニード4.75でプライオリティを持ったジョン・マーク・トコンがセットを掴み、高さのあるフルローテーションエアー1発で 6.30を出し逆転。田中もいくつかの波に手を出すがサイズのあるセットは掴めずトコンが優勝。波質的にエアリアルの高さと精度が本大会、勝負の分かれ道となった。
エアリアルで逆転勝利を重ねたジョン・マーク・トコン
Photo by WSL, whitebuffalo
脇田紗良が優勝!次の最終オーストラリア2戦にCSへの希望を繋ぐ
Photo by WSL, whitebuffalo
セミファイナルで脇田紗良は、前日にエアリバース8.25を記録した優勝候補筆頭のうちの1人、都築虹帆と対戦。残り3分を切り脇田紗良リードの場面で都築がプライオリティインターフェアを侵し1本のみのスコアに。脇田がそのまま勝利し決勝進出。ファイナルでは若手15歳の池田未来から終始リードし試合の主導権を握った脇田が優勝。脇田は3,000ポイントを獲得し、QSランキング6位にランクアップ。CS出場に向け大きく前進した。
脇田紗良「久々の優勝できて嬉しい。次のオーストラリアの2戦もCSに出る為にしっかり結果を残したいと思います。応援宜しくお願い致します!」
男子上位5名、女子上位3名とワイルドカード各1人がCS出場権を獲得
アジア枠は男子上位5名、女子上位3名とワイルドカード各1人づつがCS出場権を獲得できる。次は以下、オーストラリア合同開催の2戦が、今年6月のCS出場へのラストチャンスになる。残り2戦はグレードも高く順位の入れ替えは激しくなり、またオージーも多く参加する為かなりハイレベルなイベントとなりそうだ。
・3/13〜18 Avoca Beach, NSW, Australia QS3,000『Vissla & Sisstrevolution Central Coast Pro』
・3/20〜26 Newcastle, NSW, Australia QS5,000『Burton Automotive Pro & Speaking in Colour Pro』
アジアリージョナル QSランキング
QS3,000『whitebuffalo HYUGA PRO』結果
・男子
1位:ジョン・マーク・トコン(PHL)
2位:田中大貴(JPN)
3位:大原洋人(JPN)、西慶司郎(JPN)
5位:上山キアヌ(JPN)、ケトゥ・アグス(IDN)、古川海夕(JPN)、ブロンソン・メイディ(IDN)
・女子
1位:脇田紗良(JPN)
2位:池田美来(JPN)
3位:都築虹帆(JPN)、野中美波(JPN)
5位:カイラニ・ジョンソン(IDN)、松岡亜音(JPN)、松田詩野(JPN)、芳田花瑚(JPN)
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