都築虹帆がQS初優勝でランキング1位に!野中美波 2位、新井洋人 3位『台湾オープン最終日』
ライター: WAVAL
都築虹帆、野中美波@WSL/ Tim Hain
都築虹帆とジャリヴス・アールが優勝
2023年WSLチャレンジャーシリーズ(CS)出場権を争う試合、台湾台東 Jinzun Harbourで開催されているWSL女子QS5000/男子QS3000「台湾オープン・オブ・サーフィン(Taiwan Open of Surfing)」最終日。都築虹帆とジャリヴス・アール(AUS)が、ワールド・サーフリーグ (WSL)のクオリファイング・シリーズ(QS)イベントで初優勝!ファイナルデーは2~3フィートのクリーンな波を提供し続けた。
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日本人対決を制して都築虹帆がQS初優勝!WSLアジアリージョンランキング1位に躍り出る
今年、Taiwan Open of Surfingで初めて開催された女子QSイベントは、5000ポイントが提供され、2022年シーズンで最も熱い戦いの1つとなった。アジアリージョンとオーストラリア・オセアニア地区の共同開催となったが、女子ファイナルでは、アジアランキング1位の野中美波と2位の都築虹帆が優勝を懸けて直接対決を繰り広げた。序盤からお互いに攻め続け、2人合わせて20本以上の波に乗り接戦を繰り広げた。5ポイント代2本の野中に対し、鋭いバックハンドサーフィンで6ポイント代2本を揃えた都築がトータルスコア12.23ptとし優勝。都築がQS初優勝とWSLアジアリージョンランキング首位のポジションに立った。
都築虹帆@WSL/ Tim Hain
都築虹帆、野中美波@WSL/ Tim Hain
都築虹帆「今はとても幸せです。ずっとイベントで勝ちたいと思っていたから遂に勝てて最高の気分。仲の良いミナミ(野中)とマッチアップして、ヒートを共有できたのはとても良かったです。今回初めて台湾に来たけど、大好きな場所になりました。波はとても楽しくて、またここに戻って来たいです。とても美しくて楽しい場所ですね!」
WSLイベント初優勝を祝う都築虹帆@WSL / Tim Hain
野中美波@WSL/ Tim Hain
野中美波 はランキング3位に4000ポイント以上の差をつけており、2023年のチャレンジャー・シリーズへの出場権を獲得する可能性は十分にあるポジションにいる。野中美波「優勝まであと一歩のところだったけど、最後に優勝できなくて悔しい。友人が優勝し、決勝まで勝ち進んだことは嬉しいですが、次回はもっと上を目指したいという気持ちになりました。」
2023年からチャレンジャーシリーズの出場、アジア枠は男子Top6、女子Top4まで。ウィメンズ・アジアQSランキング(Asia – 2022/2023 Men’s Qualifying Series Rankings)は以下の通り。日本人が5位までを独占している。
熱い試合をみせてくれた新井洋人が3位
新井洋人はオーストラリア若手の超注目サーファー、リーフ・ヒーズルウッド と対戦。序盤からリードされるも、本大会で大逆転勝利を積み重ねて来た新井洋人は、後半に大きな見せ所を作る。ニード8.44ptの場面でレフトのビッグセットを掴み、クリティカルセクションに数発当て込みガッツポーズ。ニードには届かずも7.93ptをスコアし差を縮める。
しかしリーフ・ヒーズルウッド はその後、バリエーションを入れたスタイルフルなサーフィンで7.70ptをスコアし差を広げ優勝。連日の大逆転劇とならなかったが、新井洋人は最後まで熱い試合でファンを沸かせてくれた。
18歳のジャーヴィス・アールがキャリア最大の結果を残す
オーストラリア クロヌラの若手、ジャーヴィス・アール は、このイベントの準備のために1週間早く台湾に到着し、美しい海岸線にある、他のポイントでもサーフィンしていた。初回ヒートから彼がこの場所でリズムに乗っていることは明白だった。アールはスピーディーで的確で革新的なアプローチで、本イベントのベスト・シングルスコアも記録。ファイナルではとても似たスタイルを持ち、同じく本大会で頭角を現していたリーフ・ヒーズルウッド (オーストラリア)と対戦した。
ジャーヴィス・アール@WSL/ Tim Hain
ジャーヴィス・アール@WSL/ Tim Hain
ジャーヴィス・アールがテールハイ・エアリバースの連続スナップで8.17ptをマークし、更に6.33ptをマークしてトータル14.50ptを記録。ラスト5分、海が静かになる中でアールは相手をブロックしリードを保って優勝を飾った。アールは、来年2月から始まるオーストラリアでの長いイベントに向け、オーストラリア/オセアニア・ランキングで首位に立った。
ジャーヴィス・アール「ここ台湾で優勝出来てとても興奮してるよ。ここしばらく台湾に滞在しているけど本当に楽しい。彼は常に尊敬しているサーファーで、彼と同じヒート、特にファイナルで戦えたことは本当に嬉しかった。2023年のチャレンジャー・シリーズに出場したいので、この結果は大きな助けになります。ここから勢いをつけてオージーレグに臨みたいと思います!」
メンズ・アジアQSランキング(Asia – 2022/2023 Men’s Qualifying Series Rankings)は以下の通り。西優司が変わらず4位とCSクオリファイ圏内にいる。
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