井上鷹と田岡なつみが5位！WSLロングボードツアー初戦『GWMシドニー・サーフプロWLT』DAY3

Taka Inoue photo by Cait Miers/WSL

オーストラリア　シドニーのマンリービーチで開催されているWSL LONGBOARD TOUR 2022初戦『GWM Sydney Surf Pro WLT』。今日もマンリービーチは2フィートのスーパークリーンな波で、ロングボード・セミファイナリストが決定された。多くの接戦が繰り広げられ、トップシードがファイナルデーに進出する一日となった。

井上鷹と田岡なつみが5位でフィニッシュ

井上鷹はRound4でトニー・シルバニ（USA）と対戦。終始リードしていた井上は、終盤にこの美しく完璧なノーズライドを決めダメ押しのエクセレント8.60ptをスコア。終了間際、相手のニードが9.10ptの場面でも、セットもプライオリティを使ってブロックし確実に勝利を収めてQF進出した。

井上鷹 Round4での8.60ptがこの日のtop5にピックアップされた。

 

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Taka Inoue Phot by Cait Miers/WSL

QFで井上鷹は地元マンリーのデクラン・ワイトンと対戦。井上は序盤から果敢に攻めるが、デクラン・ワイトンが素晴らしいセットを掴み、ノーズライド、カーヴィング、クローズドセクションリエントリーのコンビネーションで7.83ptをスコア。その後も力強いカーヴィングを武器に7.53ptをスコアしバックアップを伸ばしリードを広げる。昨日より波サイズも上がり、美しいノーズライドを見せた井上だが、後半点数が伸びず惜しくも敗退。本大会を5位でフィニッシュした。

Taka Inoue photo by Cait Miers/WSL

昨日、ハイスコアを出して勝ち上がった田岡なつみは、クオーターファイナルでブラジルのクロエ・カルモンと対戦。クロエ・カルモンが序盤からノーズライドとドロップニーターンのコンビネーションで7.50ptをスコア。その後も8.17ptをスコアされ田岡はここで敗退。井上鷹同様、5位でフィニッシュした。（田岡なつみが9.00ptをスコアしベスト8進出！2022年WSLロングボードツアー初戦DAY2）

カニエラ・スチュワーが親友であり師匠でもあるカイ・サラスを破る

Kaniela Stewart Photo by Cait Miers/WSL

ハワイのカニエラ・スチュワートはRound of 16とクオーターファイナルで、今イベントで最も気迫に満ちた2つのヒートを制し、セミファイナルへの出場権を獲得した。今日最初のヒートでスチュワートは、ブラジルのコンペティター、アウグスト・オリントを相手に17.20ptと今イベントのハイエスト・トータルスコアを叩き出した。

そして、クオーターファイナルでは、親友であり師匠でもあるハワイのカイ・サラスと対戦し、スチュワートが再びエクセレントなヒートトータルを記録してセミファイナルに進出。スチュワートはノーズでの優雅さと、スムーズなレールムーブを兼ね備えている。ファイナルデイのセミファイナルではベン・スキナー（AUS）と対戦するが、ビッグパフォーマンスで彼を止めることが出来るのか注目だ。

最後は2人でタンデムサーフしてフィニッシュするカイ・サラスとカニエラ・スチュワート
Kai Sallas, & Kaniela Stewart Photo by Cait Miers/WSL

カニエラ・スチュワート「生涯尊敬し続けるだろうカイ・サラスは、ロングボードサーフィンについて多くのことを教えてくれた。そして私は彼のデザインボードにも乗っているので、QFで彼と対戦出来たことは私にとってとても素晴らしい事だったよ。ファイナルデイが楽しみだけど、決勝日までに数日間のオフがあるので、この美しい街の素晴らしい景色を見て、より素晴らしい波にも乗って過ごそうと思っているよ。」

Photo by Cait Miers/W

3×WSLロングボード世界チャンピオン ハワイのホノルア・ブロムフィールドが、同胞のソフィア・カルヘインとのクオーターファイナルを突破し、セミファイナルへ進出。ブロムフィールドとスチュワートは、勝ち上がっている唯一のハワイアンで、来週初めに再開されるロングボードのファイナルデイでは、両者とも決勝に進出する可能性が高いと言われている。

次のSFの対戦表

その他の詳しい結果やハイライト映像は以下よりどうぞ。

WSL公式HP
https://www.worldsurfleague.com/