サーフィン世界トップリーグCT入りを目指しCSフル参戦した場合の概算費用
ライター: AKIKO
世界最高峰のプロサーフィンツアーであるCT(チャンピオンシップツアー)への参加資格を獲得する為の予選リーグCS(チャレンジシリーズ)。このCSからは男子上位12名、女子上位6名が2023年のCTにクオリファイできます。ではCT出場権をかけて選手がCSをまわるのにかかる費用はどのくらいなのか。仮にオーストラリア在住選手が参戦した場合に基づいて計算された記事を参考にご紹介。スポンサー有無や燃料費の上下などありますので、概算費用として御覧ください(関連記事:WSL QS1000 アジアオープン 3月に千葉 志田下で開催!CS出場権アジア枠 男女各6名をかけた最終戦)。
2022年CSスケジュール:8イベント/7か国で開催
1.ゴールドコースト(オーストラリア)5/7~
2.マンリービーチ (オーストラリア)5/17~
3.バリト(南アフリカ)7/3~
4.ハンティントンビーチ(アメリカ)7/30~
5.エリセイラ (ポルトガル)10/1~
6.ホセゴー(フランス)10/12~
7.サクアレマ(ブラジル)11/1~
8. ハレイワ(ハワイ)11/26~
2022年CSイベントをまわるのにかかる概算費用
■遠征費概算
※エントリー費は1つのイベントで750$を想定
※宿泊費と食費、ガソリン代は選手2人で行動するとして折半した金額
※1AUD=85円での計算
※オーストラリア在住選手を想定し算出
1-2.オーストラリア
エントリー費:2イベント(1イベント@750$)= 1500$
旅費:ガソリン4本(1人@60$)= 240$
宿泊費:15泊分@1人100$= 1500ドル
食費:15日分@1人1日35$= 525$
合計:3,765$(320,025円)
3.南アフリカ共和国
エントリー費:1イベント750$
航空運賃:1500$
旅費:ガソリン4本(1人@60$)=240$
宿泊費:10泊分@1人100$=1000$
食費:10日分@1人1日35$=350$
合計:3,840$(326,400円)
4.アメリカ
エントリー費:1イベント750$
航空運賃:1200$
オーストラリアへの航空運賃:1200$
旅費:ガソリン4本(1人@60$)=240$
宿泊費:10泊分@1人100$=1000$
食費:10日分@1人1日35$=350$
合計:4,740$(402,900円)
5-6.ヨーロッパ
エントリー費:2イベント(1イベント750$)= 1500$
航空運賃:1200$
オーストラリアへの航空運賃:1200$
旅費:ガソリン8本(1人@60$)=480$
宿泊費:22泊分@1人100$=2200$
食費:22日分@1人1日35$=770$
合計:7,350$(624,750円)
7.ブラジル
エントリー費:1イベント750$
航空運賃:2,000$
オーストラリアへの航空運賃:2,000$
旅費:ガソリン3本(1人@60$)=180$
宿泊費:8泊分@1人100$=800$
食費:8日分@1人1日35$=280$
合計:6,010$(510,850円)
8.ハワイ
エントリー費:1イベント750$
航空運賃:800$
オーストラリアへの航空運賃:800$
旅費:ガソリン3本(1人@60$)=180$
宿泊費:14泊分@1人100$=1,400$
食費:14日分@1人1日35$=490$
合計:4,420$(375,700円)
【遠征費合計:30,125$(2,560,625円)】
■その他、費用概算
※コーチング、トレーニングは試合前の2ヶ月分で計算
※1AUD=85円での計算
・コーチング
1回/週 @100$/回のコーチとのトレーニングセッションとして、8週間@1セッション100$=800$(68,000円)
・トレーニング
1回25$のコーチによる週3回のトレーニングセッションとして、8週間@1週間75$=600$(51,000円)
・用具類
ボード7本@1本450$=3,150$(267,750円)
ウェットスーツ5着@1着100$=500$(42,500円)
アクセサリー(リーシュ、デッキパッド、ワックス等)=500$(42,500円)
*スポンサー有無などにより額は変動します
【その他費用計:5,550$(471,750円)】
【遠征費合計:30,125$(2,560,625円)】+【その他費用計:5,550$(471,750円)】=356,675$(3,032,375円)
日本円で約300万円はかかる計算になります。
最後に:参考の概算費用
この概算はオーストラリア在住選手の場合なので、航空費など日本の選手とは多少の違いはあります。またスポンサーより費用や用具類のサポートの有無、コーチや親が同行する、など各選手事情により費用の増減もあります。最近は燃料価格の高騰で、移動費もこの表記より上がっている可能性があります。あくまで一つの目安として、世界各国をサーフィンの試合でまわる概算出費という計算です。出費の事ばかり書きましたが、賞金を獲得してカバー可能です。これからCT出場を目標としている選手、キッズがんばってください!
記事参考元:MUMUR-MAG WHAT IS THE ACTUAL COST TO MAKE THE CT IN 2023?
"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)
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この記事を書いたライター
AKIKO
酒とサーフィンとトリップをこよなく愛する二児の母&主婦。ママになってからの方がサーフィン熱が上がってます。センスも技術もないけど波運だけはあります。
・blog: https://ryoshiyome.com/
・Instagram: @akikoba5884