ホームレスメジャーリーガー『ダニエル・ノリス』トレーニングの一貫でサーフィンも
ライター: Jay
【ホームレスメジャーリーガー】川崎宗則の同僚ダニエル・ノリスの仰天生活、トレーニングの一貫としてサーフィンも
メジャーリーガーと言えば高額な契約金に年俸、メーカーのスポンサード、1軍保証オプションなどなどかなりの好待遇を約束されるほか、その中でも更に人気の選手はテレビにCMにひっぱりだこ。潤沢な資産をベースに豪邸に住み、専属のシェフや栄養士、通訳、トレーナーなどを雇い最高の環境でコンディションを整える華々しい世界というイメージが強いことでしょう。 しかしそんな雲の上の世界、ひいては一般的な庶民世間からも離れ、家を持たず1台のバンで暮らす事実上の「ホームレス・メジャーリーガー」が居ることをご存知でしょうか?
彼の名前はダニエル・ノリス。メジャーリーグ球団、トロント・ブルージェイズに所属する21歳の若手左腕です。2011年に契約金2億円でブルージェイズと契約。2013年までは主にシングルAクラスのマイナーリーグで経験を積み、2014年にはダブルA、トリプルAとステップアップし晴れてメジャーリーガーとしてデビュー。ブルージェイズといえばトロントはもちろん全米で「おもしろ外人選手」として人気の日本人メジャーリーガー、ムネリンこと川崎宗則の同僚です。
そんなダニエルがルーキーイヤーに契約金を使って購入したのがこの1台のバン。78年式のフォルクスワーゲンキャンパーです。特定の家に住まず、この78年式のVWキャンパーを住処とする彼は、大好きなサーフィンを楽しむ為ビーチなどでの寝泊まりをしてきましたが後に注意を受け、24時間営業しているウォルマートに拠点を移し、いつしかホームレス・メジャーリーガーとして知れ渡り「バンマン(Vanman)」の異名をとるようになりました。
ダニエルはこのホームレス生活を送る中で、斧でヒゲを剃ったり、ストーブでコーヒーを淹れたりなど普通では思いつかないような様々なライフスタイルを身につけていますが、そもそも何故バンで生活するのでしょうか?その理由のひとつとして下記のように語っています。
最高のシーズンを送るための唯一の方法は、幸せでバランスのとれた状態で居続けること。その為には型にはまらず冒険していくことが必要なんだ。
(I’m not going to change who I am just because people think it’s weird. The only way I’m going to have a great season is by starting out happy and balanced and continuing to be me. It might be unconventional, but to feel good about life I need to have some adventure.)
またそうなった要因として幼少期の体験が大きいそう。父親がマウンテンバイク専門店のオーナーで、小さな頃から姉とマイクロバスできままな海岸線トリップなどをして楽しんでいたそうです。
そんな彼は高級器具を用いたトレーニングではなく、サーフィンやロッククライミングなど、その身近な大自然の中で鍛えています。
特にサーフィンに関してはピッチャーに欠かせない肩と体幹の強化に役立つスポーツとして、趣味にも仕事にも欠かせない彼の生活の一部となっています。いつか聖地ハワイでサーフィンもしたいんだそうです。サーフィン後、ビーチでサーフボードに寝転んでうたた寝していたら、満ちた潮に流され起きたら沖に流されていた!なんていう逸話もあるらしい。(ほんとかな?笑)
愛すべき野生児ダニエル・ノリス。メジャーリーガーとしてもサーファーとしても今後の活躍に期待ですね!
参考:ESPN – Top Blue Jays prospect Daniel Norris lives own code
サムネイル出典:Instagram – @danielnorris18
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この記事を書いたライター
Jay
20代♂。OAKLEYのアイウェアをコレクト中。最近のイチオシアーティストはKendrick Lamarと水曜日のカンパネラ。