五十嵐カノアが初日の最高得点15.33ptをマークし1位でR2へ！CT第2戦『ハーレープロサンセットビーチ』初日

五十嵐カノア Photo by Tony Heff/WSL

ビッグスウェルで開催されたCT第2戦『ハーレープロサンセットビーチ』初日

WSL（ワールドサーフリーグ）CT（チャンピオンシップツアー）2022 第1戦のパイプラインでは50歳目前のケリー・スレーターが劇的な優勝を飾った（関連記事：50歳で世界ランク1位のケリー・スレーター。今シーズン全戦に出場する意志や想いを語る）。そして第2戦『2022 Hurley Pro Sunset Beach』の初日が、10〜15フィートのビッグサイズでハワイ オアフ島サンセットビーチで開催。 4日間連続レイデイの後、男子オープニングラウンド1とエリミネーションラウンド2が開催され、女子大会はオフとなった。

五十嵐カノア  Photo by Brent Bielmann/WSL

五十嵐カノア 15.33pt映像

第1戦を終え世界ランキング5位の日本の五十嵐カノアは、ペルーのルカ・メシナス（Lucca Mesinas） と、初戦に続きガブリエル・メディナのリプレイスメント出場のブラジルのカイオ・イベリ（Caio Ibelli）と対戦。カノアは開始早々に7.33ptを出し、その後バックアップスコア5.50ptでそろえ終始1位で試合をコントロール。終了4分前にはカーヴィングとレイバックを組み合わせたコンビネーションで、ダメ押しの8.00ptエクセレントを出し圧勝。初日のハイエストトータルスコア15.33ptをマークし1位でRoud2となるRound of 32 へ進出した。

インタビューでは「まさにクラシックなサンセット。今日は練習してきた6’6の長目の板で、サイズもあり難しいコンディションでもいいライディングが出来て嬉しい。」「ここは肉体的、精神的にも難しい波で、様々な波の中から必要な波を見定める。幸運にも自分が望む2本の波が来てくれたんです。それが全てですね。」とコメント。今大会も絶好調。五十嵐カノアをサポートする資生堂が大会のメインスポンサーとなっていることもあるので気合も入ってそうですね。

五十嵐カノア7.33pt/8.00pt 日本語インタビュー

ケリー・スレーターが危うくも勝ち上がる。

11x WSLチャンピオンであり、CT第1戦パイプラインで優勝し世界ランキング1位のケリー・スレーターは、怪我によるリプレイスメントで出場したバロン・マミヤ（HAW）とCTルーキー カルム・ロブソン（AUS）と対戦。3者とも僅差の争いとなり2位だったケリーは、終了数分前にカルム・ロブソンに逆転され3位で敗者復活ラウンドへ。

敗者復活ラウンドではワイルドカードのコア・スミス（HAW）と負傷中のヤゴ・ドラのリプレイスメントで出場している マシュー・マクギリヴレイ（ZAF）と対戦。序盤に6.67ptを出しバックアップを揃えて一時トップに躍り出るが、マシュー・マクギリヴレイが後半残り6分でカービングからのバレルを決め7.67ptを出しケリーは2位へ。ヒート残り数十秒でコア・スミスが大逆転と思われる波に乗るが、6ptに及ばず5.67ptでケリーはRound2へ進出した。

ケリー・スレーター「ここの波は簡単ではないですね。サンセットであまりサーフィンしていないし、ヒート途中で波を観察して良いポジションを見つけることができたけど、リラックスできなくて落ち着かなかった。血糖値が上がり過ぎているのか、今日は悪い方にエネルギーが働いていて自分の日では無いと感じたから、一度家に帰宅してリセットした。ただ楽しもうと唱えたんだ。そして（自殺未遂で療養中の）サニー・ガルシアと少し交信した。私が失敗した時に、彼が私に言ってくれた事をただたただ考えたよ。」

その他、2度の世界チャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス（HAW）は、オープンフェイスにジョンのシグネチャーロングカーブを描き、2つのグッドスコアを揃えて勝利を収めている。

初日ハイライト映像

結果詳細は以下WSL公式HPよりどうぞ
https://www.worldsurfleague.com/