サーフィン上達の為の必須テクニック-ボトムターンのコツ
ライター: Micky-G
ボトムターンはサーフィンの全てのアクションへ繋がる基本テクニックであり、サーフィン上達には欠かせない必須テクニック。しっかりとした深いボトムターンができるようになれば、パワー、スピード、縦の動きも加わり、鋭いリップアクションにも繋がる他、波の原理を深く知ることができるようになります。ボトムターンマスターのポイントはまずボトムに降り、ボトムの場所を知ることから始まります。
全体を通して余計な力を使わずメリハリを効かせ、タメを上手く使うことでスピードを生み出すための安定的した深いボトムターンが可能になります。ここではサーフィン上達には欠かせないボトムターンの必要性や加速する原理を少しでも理解頂けたらと思います。
*ボトームターンの前のパドリングやテイクオフをしっかりマスターしていることもまた重要です▶︎
・サーフィンテクニック-パドリングの基本と早く進むコツ
・サーフィン上達テクニック-テイクオフの基本とコツ『5ステップ』
【How to】フロントサイド ボトムターン
ジャック・フリーストーンのムービーはとても参考になります。▶ジャック・フリーストーンの異次元レベルなサーフィンを収録した最新サーフムービー『FIZZ』
①
ボトムターンは全体重を乗せることで波からパワーを得るため、テイクオフから終止安定していなければうまくパワーを得ることができません。波の掘れ具合にあわせてテイクオフの時からレールを入れ安定させます。掘れてないトロイ波であればより垂直に降り、前足を踏み込んでスピードをつけます。
②
膝を内側に入れ膝を曲げ、足腰を柔軟に動くようにセットし、波質に合わせて柔軟に対応できる姿勢を作り、同時にサーフィンにとても大切なライン取りを視野に入れる。波の崩れ方を見極め予測して、できる限りボトムとトップの距離を作り、レールを長い時間深く水面に入れるような深く大きなラインのボトムターンを目指します。
③
波の崩れ方にあわせ必要に応じて細かいアップスを入れ、波のパワーゾーンに常にいることを意識。スピードと安定感とタイミングをとります。
④
ボトムに降りる時は、力を抜き腰を立て胸を起こしベースを整え安定させます。必要に応じてステップバックして後ろ足加重に移し、徐々に深く回転性の高いターンに移行していきます。
⑤
浪側の手を水面に付け波側の肩を下に落とし後ろ足荷重にして、レールを一気に入れていきます。
この余計な力が入らない、メリハリの効いた一連の動作が波からパワーをもらうためのポイントです。このように体重を使ってタメを作り、レールを長い時間、深く水面に入れていくことで波の反発力が高まり『グンッ』と加速します。
後ろ足加重へのスイッチはこちらのステファニー・ギルモアの動画がとても参考になります。▶後ろ足ポジションが良くわかる動画
【How to】バックサイド ボトムターン
①
波の崩れる早さやリップの場所をしっかり見極めつつボトムに降ります。進行方法に視線を向け、膝を内にいれ膝を曲げ、腰が動くようしっかりセットしてリラックス。安定させタイミングをはかり、タメを作ったらトップに角度をつけて上がっていきます。レギュラースタンスの場合は左手を前足の膝よりも常に下に置いておくことを意識すると重心移動がし易くなり安定感が増します。
③
リップに上がるときは、波側の手を水面につけるようにして後ろ足加重に。岸川の手も含め上半身で体全体を浪側にリードし、更に角度のつけてトップに上がります。
バックサイドは視界が悪いため、タルい波でも急いで浅いボトムターンをしがちです。しかし慣れてくればフロントサイドより体重を乗せ易くレールが入り易いので、掘れた波では安定してボトムに降りることができます。
ボトムターンの原理を理解してマスターし、安定感とスピードを身につければ、ジャック・フリーストーンのようなこんなオフザリップなどのトップアクションも夢ではありません!⬇
動画▶ジャック・フリーストーンの異次元レベルなサーフィンを収録した最新サーフムービー『FIZZ』
◆関連リンク◆
・【How to】サーフィンテクニック-オフザリップのコツ
・【サーフィン上達のヒント】マルチサーファー”ライアン・バーチ”から学ぶ
・【サーフィンの原点・喜びを感じる動画】ロブ・マチャド自らシェイプしたボードでのライディング映像
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この記事を書いたライター
Micky-G
趣味はグレイシー柔術、サーフィン。『サーフィンのことを、誰にでも分かり易く』独自視点で執筆、編集を行うサーフィンライター。