オリンピック出場選手決定プロセス/釣ヶ崎海岸の利用規制/QSハイグレードイベント国内実施などを発表

今年も千葉、宮崎、静岡でサーフィンビッグイベントを開催予定！

日本サーフィン連盟（NSA）、日本プロサーフィン連盟（JPSA）、World Surf League Japan（WSLJ）の3団体による「2020年サーフィン競技各種大会についての説明会」が、2/20にパシフィコ横浜でのインタースタイル内で開催され、現在決定している2020東京五輪の代表選考方法や活動計画などを発表した。

オリンピック出場選手決定までのプロセス

①3月の強化合宿にてJAPAN OPEN 出場選手が決定
男子24名、女子24名を強化合宿後に発表

②4月のJAPAN OPENにて最後の世界選手権 男女1枠決定
男子優勝者、女子優勝者が2020世界選手権（2020ISAワールドサーフィンゲームス ）のNAMINORI JAPAN 日本代表最終枠となる。（五十嵐カノア・村上舜・都筑有夢路・松田詩野の4名は出場が決定しており、JAPAN OPENで優勝した男女各1名を合わせた計6名が、日本代表として5月の2020世界選手権に出場する。）

③5月の世界選手枠で最終的なオリンピック日本代表決定
選考の優先順位が高いこの大会で、男子全体順位5位、女子全体順位7位にオリンピック出場権が与えられる。

2019年宮崎で開催されたISA世界選手権

心身ともに卓越した村上舜、ケリー・スレーターらの『2019 ISA WSGファイナルデイ』ハイライト映像

（2020年の大会が2019年より五輪選考の優先度が高く、1カ国最大で男女各2名という上限がある。五十嵐カノアは、2020東京五輪の代表選考で最も優先度の高い2019年CT枠からの出場権である為、ISAの結果で出場権を失効することは無いが、仮に日本人の男子選手が上位5位以内に1名でも入ると、村上舜は返上。女子選手は上位7位以内に2名が入った場合、松田詩野の出場権返上となる。 ）

2020年サーフィン強化指定選手一覧

上記、『2020年サーフィン強化指定選手』の選定基準など詳細は以下よりご確認下さい。
http://www.nsa-surf.org/

第2回 ジャパンオープンオブサーフィンについて

第2回 ジャパンオープンオブサーフィン
（英名：THE 2nd JAPAN OPEN OF SURFING）

開催期間：2020年 4月19日(日) 〜 22日(水)の4日間
※男⼦は、21⽇(火)から競技開始

開催地：千葉県一宮町 一宮海水浴場

主催：一般社団法人 日本サーフィン連盟（NSA）

共催：一般社団法人 日本プロサーフィン連盟(JPSA)、World Surf League Japan(WSL Japan)

主管：ジャパンオープンオブサーフィン実行委員会

出場選手：男子24名、女子24名

大会日程スケジュール（予定）

・19日 10:00~
エントリー確認、記者会見、開会式
競技（女子1回戦）、イベント（フェス）

・20日 8:00~　女子 〜3回戦

・21日 8:00~ 男子 1回戦〜

・22日 8:00~ 男子女子 〜ファイナル〜閉会式

ジャパンオープンオブサーフィン：japanopenofsurfing.jp

釣ヶ崎海岸広場等の利用規制について

オリンピック開催に伴う会場整備により釣ヶ崎海岸周辺が利用規制される。4/1から10/31まで駐車場は使えなくなり、砂浜を歩いて行けばサーフィンは可能だが、東京五輪前の7/1〜8/3の間はサーフィンも不可となる。

【利用が出来なくなる期間（予定）】

①釣ヶ崎海岸広場（トイレ・シャワーを含む）：4/1～8/31、9/15～10/31
②南側保安林：1/6～10/31
③北側保安林：4/1～10/31
④砂浜：7/1～8/3
※海岸部の工事を行う際は、安全管理上、上記期間外においても、閉鎖する場合があります。

一宮町HP：https://www.town.ichinomiya.chiba.jp

JPSA2020イベントスケジュール

オリンピックイヤーということで日程調整が難しくショートボードは1戦減り6戦に。ロングボードは1戦増えて 6戦となる。第1戦は例年同様バリから始まり、ロングボード は最終戦にベトナムのダナンが加わった！このツアー上位4名はまた来年の強化指定選手に選出される。

スケジュール詳細：https://news.jpsa.com/schedule/

WSL QSハイグレードイベントの国内開催を発表

五輪会場整備に伴う規制のため、例年開催されている志田下QSイベントの開催が難しいため、静岡県浜松市でQS3000を開催予定。また例年7月に行っているQS1500湘南オープンも、五輪のセーリング会場の海の使用制限が出ているため、9月のシルバーウィーク前後で実施予定。そして10月〜11月頃に宮崎県で大きな大会、QS3000〜10,000レベルの大会実施を計画中だと発表された。

昨年のQSハイグレードイベントやISAに続き、今年も日本で様々なサーフィンビッグイベントが開催されることとなる。また静岡県では人工サーフィン施設ができる上、QSハイグレードイベントも開催されるなど、千葉、宮崎に続くサーフタウンとして盛り上がって来そうだ。