社会人アスリートサーファー石川拳大の想い 前編 -アライアサーフィン映像

石川拳大×アライア＠ワテゴスビーチ Photo@knt73crib

サーフィンで世界を回りながら社会人アスリートとして映画制作や環境活動など、サーファーとしての新たな道を切り開き幅広く活躍する石川拳大(いしかわ けんた)。今回、自身の生い立ちから現在の活動内容や想いを語ってくれた。華麗なアライアサーフィン映像も合わせてご覧下さい。

石川拳大：K

1.オーストラリアの高校に進学

K：「僕は横浜で生まれ、両親がサーフィンしていた影響で2つ上の兄と一緒に4歳からサーフィンを始めました。小学2年の時に湘南茅ヶ崎に引越して、小学3年から大会に出始め本腰でサーフィンを開始。中学と大学は日本の大学でしたが、高校はオーストラリア ゴールドコーストのパームビーチにある学校でした。ミック・ファニングやジョエル・パーキンソンの母校です。」

K：「高校時代は語学留学でしたので、サーフィンの大会にはあまり出ず、勉強メインで頑張ってました。現在オーストラリアには試合やプライベートで年に5−6回というかなりのハイペースで来ています。笑　昨年は初めて海外試合を15戦ほど回りました。リズムはつかめなかったけどとても刺激的で、また今後も試合に出場して結果を残していきたいです。」

2.『社会人アスリート』になるまで

K：「サーフィンの日本のプロライセンスは持ってないですが、NSAや海外のWQSを回っています。海外だとWQS（世界サーフィンのトップリーグWCTを目指す為の予選ラウンド）を回っていればプロという認識。僕は会社に属しながら活動する社会人アスリートという位置付けですね。」

K：「今勤めている会社は日本情報通信(株)というIBMとNTTの合同会社で、広報として社外内のPRやイベントの手伝いをやってます。入社のきっかけはJOCが実施するトップアスリートの就職支援ナビゲーションシステム『アスナビ』のプログラムでプレゼンしてオファーを頂いたことです。日本にいる時は週の半分、スーツ着て出社。会社の人や同僚はとても良くしてくれて、仕事自体もとても刺激的です。」

3.社会貢献できるサーファー。それがアスリートである意義

K：社会に貢献できるサーファーになりたい。僕の中ではそれがアスリートである意義だと思うのです。自然環境保護、子供達への教育などにサーフィンで関われたらと思い、自分がどう社会貢献できるのかということを常に考えています。その考えが社会人アスリートになった大きなきっかけで、新しいキャリアモデルを作れたのはとても大きいと感じています。プロアスリート活動での賞金だけで生活していくのは厳しいので、将来を見据えてキャリアの幅を広げて行きたいです。

・アライアを作る石川拳大 & JunKurahashi 

4.好きなサーファー

K：「ロブ・マチャド、ケリー・スレーター、ジョンジョン・フローレンスとかが好きです。彼らはサーフィンの技術だけでなく、一般の人にも影響力があって、活動内容や人間性も素敵ですね。あとオーストラリア在住のSurf CountryのシェイパーであるJunさんとにも影響を受けていて、よく一緒にアライアやウッドボードを作ったりサーフィンしたり、撮影などでもご一緒させてもらってます。日本人でありながら、海外でジャパニーズソールのこもった板を出している姿はカッコいい。今後もウッドボードを一緒にやっていけたらと思います。」

・左：石川拳大 右：JunKurahashi

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後編（社会人アスリートサーファー石川拳大の想い 後編 – 『OCEANTREE』本編映像）に続く。