クラシックとモダンロングボーディング両方の発展を目指すサーフィンイベント「SURF RELIK」

ライター: 高貫佑麻

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サーフィン

【Index】

1.クラシックとモダンロングボーディング両方の発展を目指すSURF RELIK
2.賞金総額なんと約2300万円!男女同額の賞金
3.開催地
4.タイプの全く違う2つの開催地
5.ジャッジ基準
6.昨年の参加者
7.ユニークな人選方法

1.クラシックとモダンロングボーディング両方の発展を目指すSURF RELIK

SURF RELIKは、wslとは異なる独自の団体で、2年前よりツアーをスタート。 クラシックロングボーディングとモダンロングボーディング両方の発展を目指す新しいフォーマットを持つイベント。昨年まではメンズディビジョンのみクラシックとモダンに分かれていたが、今年からはメンズもウィメンズもカテゴリは一つに統一され、クラシックスタイルのサーファー とハイパフォーマンススタイルのサーファーとが同じヒートにクレジットされる。

*昨年2018年の結果やハイライト動画:世界最新ロングボードシーンがここに!モダン&クラシックスタイルの世界大会『Surf Relik』の結果ロングボード

2.賞金総額なんと約2300万円!男女同額の賞金

ツアー2戦の賞金総額はなんと$200,000。日本円に換算すると約2300万円と破格であり、昨年度より$50,000も高くなっている。また、RELIKはGender equality(男女同権)を当然のように採用しており、メンズもウィメンズも同額の賞金が用意されている。 実際にどんなジャッジ基準になるかは楽しみなところだが、開催地が大きく関係してくるのではないだろうか。

3.開催地

開催地はMalibu 1st Point (マリブ)に、昨年からはLower Trestles (ローワー・トラッセルズ)も加わり、サウスカリフォルニアを代表する2スポッ トで開催される。注目すべきはその波質の違い。 Malibuはまさにロングボードのためにあるようなメローでロングショルダーな完璧な波で、ロングボーダーにとっては聖地のような場所。 Trestlesは過去にずっとWCTが開催されていた、サウスカリフォルニアを代表するハイパフォーマンスサーフィンの最前線にあるスポットだ。

どちらの波もサーファーの夢の波の一つと言っても過言ではなく、その波を10日間のコンテストピリオドの中のベストな数日を選び、さらに4人もしくは2人だけの貸切でサーフすることができるのだ。

・ロングボードの聖地マリブサーフィン SURF RELIK

4.タイプの全く違う2つの開催地

Malibuがクラシック、Trestlesがハイパフォーマンス。Surf Relikはスポーツとしてのロングボードと、ライフスタイルとしてのロングボードの両方の発展を目指す団体なので、この辺りに主催者の意図 があるように思う。

5.ジャッジ基準

Ride what you like. と称し、どちらの開催地でも好きなタイプのロングボードに乗ってよいことになっているのもユニークな点。 ホームページにはそれぞれの開催地の尊いレガシーに合うジャッジ基準を設けると記述がある。 トラディショナルなロングボードの聖地であるMalibuでは、フロー・ムーブメント・ノーズでのコントロールなど、クラシックロングボーディングの全ての要素を評価の基準とするそうだ。

また、世界屈指のハイパフォーマンスウェーブで著名なLower Trestlesではパワフルなターン・波のポケットへの出入りを駆使したスピードやフローといった別の基準が設けられる。

繰り返しになるが、これらの開催地によって異なる明確なジャッジ基準があったうえで、選手たちは好きなタイプのボードに乗ることができるのだ。 多くの選手がマリブではクラシックなシングルフィンログ、トラッセルズではハイパフォーマンススタビに乗ることが予想されるが、数少ないスタイルマスターたちがトラッセルズでどんなボードデザインを採用し、どんなサーフィンを魅せるのかが個人的に気になる所である。

・ホールディングピリオド:マリブ6/18-28(左) 、ローワー・トラッセルズ10/1-10(右)
Point (マリブ)と、Lower Trestles (ローワー・トラッセルズ)
Photo Surfrelik

6.昨年の参加者

日本からはメンズクラシックに瀬筒雄太、ウィメンズに吉川広夏田岡なつみが選ばれ出場を果たした。 世界中から参加する有名な選手としては、メンズならテイラー・ジェンセントニー・シルバーニピッコロ・クレメンテタイラー・ウォーレンハリソン・ローチジャレッド・メルなど。

ウィメンズならホノルア・ブロムフィールドクロエ・カルモンソレイル・エリコなど。 WSLのワールドチャンピオンも多く顔を揃え、同時に世界各地のスタイリッシュロガーも名を連ねる。

・吉川広夏/田岡なつみサーフィン SURF RELIK

・田岡なつみ
サーフィン SURF RELIK

・ジャレット・メル
サーフィン SURF RELIK

7.ユニークな人選方法

注目すべきは開催地に加え、その出場選手の選出方法にもある。今年度の出場選手は昨年の成績優秀者トップ8名 (日本からは吉川広夏の参戦が確定している) に加え、Open Qualifier Submissionsと称して世界中の全てのロングボーダーに向けてビデオエントリーという形でその扉を開いているのだ。

ビデオエントリーは過去12ヶ月以内に撮影されたフッテージを1分以内の動画にまとめ、YouTubeやInstagramにアップしてSurf Relikをタグ付け。そのリンクをRelikのHPに登録するというシンプルなもの。 エントリー数は今年もゆうに100を超え、タイラー・ウォーレンなどのビッグネームもビデオエントリーからの出場を狙っている。 ちなみに、昨年度のメンズクラシックの総合優勝者ハリソン・ローチ、ウィメンズの総合優勝者リンジー・ステインリードもビデオエントリーからの出場であった。

今年度は先日4月15日にビデオエントリーが締め切られ、同月23日には各ディビジョン16名のノミニーが発表される予定(カリフォルニア時間 GMT-7)。同時にその16名のエントリービデオが公開された後、1週間に渡る一般投票によって上位8名の選手がSurf Relikに参加する権利を得ることができるというシステムである。

サーフィン

日本からも多くのロングボーダーがエントリーしているので、まずはトップ16に残ってくれることを期待しよう。今年で3年目を迎えるロングボード世界ツアーのSurf Relik。 今月はその動向から目が離せなそうだ。

Surf Relik公式HP:surfrelik.com/
Surf Relik instagram:@Surf Relik
Facebook:@SurfRelik/



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この記事を書いたライター

高貫佑麻

千葉県御宿町出身 一宮町在住 1989年生まれ。様々なボードや波を乗りこなしてサーフィンの本質に迫る、ナチュラルな魅力を持ったプロサーファー。 毎冬ハワイのノースショアに通い、エピックなパイプラインをメイクするビッグウェーバー。旅人であり、モノづくりや写真、環境問題などに取り組んでいる。サーフライダーファウンデーションジャパン・アンバサダー。 目指すはWaterMan。現在は自称WaterBaby。
・Facebook→@yuma.takanuki
・Instagram→@yumatakanuki
・Web Site→yumasurfmag.com
より楽しくサーフィンしてもらえるよう、僕が一緒に海に入り指導させて頂くサーフィン塾も行っております。ご興味のある方は info@yumasurfmag.comにメール下さい。