隠れたサーフスポットの宝庫!アフリカのサーフトリップをお勧めする3つの理由
ライター: NAMINORI TOM
アフリカサーフトリップのススメ
アフリカ大陸は隠れたサーフスポットの宝庫。広い大陸のどこかで、人知れず良い波が、どこかでブレイクしています(アフリカのサーフィン事情については Surfin’in Africa!!〜知られざる波乗り天国へようこそ!アフリカのサーフィン事情)。自然、文化、未知との遭遇。こんなに冒険心を駆り立てる大陸は他にないでしょう。他方、アフリカはなかなか遠いし、よくわからない、怖いって思う人もいると思います。今回はアフリカのサーフトリップをお勧めする3つの理由、3つの注意、3つのヒントについてご紹介します
【Index】
1.アフリカ サーフトリップをお勧めする3つの理由
2.アフリカ サーフトリップ3つの注意
3.アフリカ サーフトリップ3つのヒント
1.アフリカへのサーフトリップをお勧めする3つの理由
1.未知との出会い
アフリカへのサーフトリップは、日本ではあまり探求されていません。未知のビーチやポイントのみならず、溢れる自然、今まで見たことがない風景、経験したことがない異文化が広がっています。いまアフリカに旅立てば、あなたもパイオニアの一人になれるでしょう。
2.サーファーもまばらなポイント
日本のみならず、バリ、ハワイ。どこへ行っても、よい波の立つポイントは人で溢れています。しかし、アフリカまでくればそんなことはありません。もちろん南アフリカのジェフェリーズベイなど、世界的に有名なポイントは別ですが、知られていないポイントも多く、ほぼ混雑とは無縁のサーフィンを満喫できます。
3.コンスタントな波
アフリカ大陸の沿岸は変化に富んだ地形を持っているところが多く、コンスタントにブレイクを期待することができます。もちろん季節や気象状況をしっかり見てトリップ先を選ぶことは大切です。
2.アフリカ サーフトリップ3つの注意点
1.治安の悪さ
最大の注意は治安です。特にアフリカのサーフシーンをリードする南アフリカの治安の悪さは有名ですが、それ以外の国でも十分な注意が必要です。事前に海外渡航情報、ガイドブックなどで事情をしっかり知っておくこと、また携行品のまとめ方やロックの仕方などにも気をつけましょう(また別の記事で詳しく述べたいと思います)。
2.病気、危険な海の生き物
アフリカは多くの地域で熱帯感染症のリスクがあるとされています。マラリア、デング熱などは蚊が媒体しますので、防虫対策は必須です。破傷風や狂犬病など、アフリカのみならず、開発途上地域でのサーフィンには、予防注射を打っておくことがお勧めです。「トラベルクリニック」を扱っている病院を検索して、受診することをお勧めです。またアフリカの多くの国では、入国に黄熱病の予防注射摂取証明書(イエローカードの提示)が義務付けられています。全国20の医療機関で接種を行なっています(厚生労働省検疫所: https://www.forth.go.jp)。
またポイントによってはサメ、クラゲ、毒性生物、またシャローなリーフやサンゴなどもあります。事前の情報、ラッシュガードやリーフブーツの準備はしておきたいところです。
3.予期しない事態への対処と治安
アフリカは全く異文化の土地です。時間どおりに事が進まない、予期しない突然の変更など、いろいろなことが起きるでしょう。例えば、アフリカの国の間のフライトは、かなり時間が不規則だとか。乗り合い長距離バスには時刻表がなく、満席になったら出発するルールだとか。まあ、そんなところも楽しみに来ていると思って、受け入れていくのが旅の醍醐味です。
3.アフリカ サーフトリップ3つのヒント
1.情報収集は英語サイトで
アフリカのサーフ情報はなかなか限られているのが現状。しかし英語(やフランス語)では豊富な情報があります。言葉が苦手でも大丈夫。サーファーが書くこと、そんな難しいことは書いてありませんよ笑!ぜひ英語サイトを検索しまししょう。
まず行き先を絞る為のグローバルな、こんな感じのサイトから。
・Perfect wave travel.com
・African budget safaris.com
行き先を決めたら、その国について詳しく述べているページを検索してみていくとよいでしょう。それからガイドブック。日本語でも海外版のサーフトリップガイドが出ており、中古で入手が可能ですが・・・
やはり英語版が充実しています。例えばこのシリーズは定番です。
さらにうねりと風、気象チェックは世界スタンダードで使われているこのサイトで決定。もちろん無料 笑。画面冒頭のスクロールで、その国のメジャーなポイント情報を知ることもできます。
http://www.surf-forecast.com
2.サーフガイド、サーフキャンプをうまく利用する
慣れない土地、通じない言葉、不安。そんな中で安心が持てるのは、信頼できるサーフガイドとの連携です。メジャーポイントにはサーフキャンプやサーフロッジがあって、空港送迎、宿泊、食事などをまとめてアレンジしてくれるサービスがあります。もちろん滞在中のポイント移動や、プチトリップ、観光なんかもお願いできるはずです。
たとえばこんな感じのところなど。セネガル・ンゴール島サーフキャンプ
3.冒険心をいっぱいに
旅にはハプニングがつきもの。アフリカとなれば、不合理なことも含めてなおさら。でもそれをいちいち気にしたり、腹を立てていても楽しくありません。それも旅の醍醐味、旅のネタ、と思って楽しんでしまいましょう。一生の思い出となる!貴重な経験になりますよ!ただしリスク管理には気をつけて。自分の安全は自分が守る、これが基本ですから。
いかがですか?
ちょっとだけハードルが高いアフリカ・トリップ。海外旅行初めての方にはオススメしませんが、サーフィンのみならず、旅や冒険そのものを味わいたい人にはオススメですヨ!
地平線のフロンティア、アフリカへようこそ。
"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)
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この記事を書いたライター
NAMINORI TOM
トリップ好きが転じてアフリカ専門家となり、三ヶ国目となる西アフリカ・ギニア湾岸に在住。サーフィン歴25年。元ロングボーダーだが、アフリカ行きのために板をどんどん短くし、現在は超ミニフィッシュ専門。サーフライターとして、アフリカ・サーフィン事情、海の環境や開発、サーフトリップなどを素材に、レアな情報、インスパイヤーされた経験、共感につつまれた出来事などを文字にして発信している。
・ブログ→なみのりとむのサーフィン・サファリ日記
・Facebook→naminoritom
・Twitter→@tomsurf128
・Instagram→@Naminori_tom