『震災被害からの復興 福島県の現状とローカルの想いとは』オリンピック公式Chドキュメンタリーフィルム
ライター: Micky-G
これは日本人、また日本に関心を持つ外国人の方であれば是非観て頂きたいドキュメンタリーフィルムである。
2020年東京オリンピックで初のサーフィン競技が千葉県で開催される。東日本大震災の起こった東北地方と同じ太平洋沿いであり、数百キロしか離れていない場所だ。懸念の気持ちももちろんあるだろう。今回、福島県の今を伝えるドキュメンタリーフィルムがオリンピック公式チャンネルから公開された。福島県の震災時、震災直後、現状の状況と、その地で生まれ育ったローカルの想いを赤裸々に綴ったフィルムとなる。
日本屈指のサーフスポット、福島が復活 | Going Olympic-Tokyo2020
「福島県。福の島で『ハッピーアイランド』。自然も波も豊かで。そう思っていた。」
2011年3月11日 震度9の地震が発生。津波により18,000人以上が犠牲になった。..
地震による津波で原発が爆発し流れ出た放射能。当時の生々しい現場映像。被災者は引っ越し、転職を余儀なくされ、家があった場所は安全面から国に買い上げられた。計画していた未来も消えて無くなった。
新たに放射能がでていないか、市からの情報だけでなく、自分たちでも定期的に調査を行う。放射線量は震災前と変わらない数値に戻った。
震災直後は放射線量も高かった。1年経ち落ち着き、3年目までは線量の問題以上に行方不明の方がたくさんいて、その人たちを敬い、魂が落ち着いたら海に入ろうと決めていた。震災から3年経ってサーファーは昔に戻そうと海に戻り始めた。一番最初にこの街に戻ってきたのはサーファーだった。元通りになるのは本当に難しいこと。でも自分たちが住んで未来のハッピーアイランドになるために、自分には役割がある。
自然により発生した地震被害。しかしそれを原発という人間が作り上げた科学の力で更に被害を拡大させた。自らの力で後戻りできなくさせている。
『日本屈指のサーフスポット、福島が復活 | Going Olympic – Tokyo 2020』動画は以下画像をクリックしてYoutubeサイト上でご覧下さい。
"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)
「いいね!」してSNSでサーフィン情報をチェック >>
この記事を書いたライター
Micky-G
趣味はグレイシー柔術、サーフィン。『サーフィンのことを、誰にでも分かり易く』独自視点で執筆、編集を行うサーフィンライター。