ハワイで海の珊瑚に有害な日焼け止め販売が禁止に。利用可能なものは?

ライター: Nachos

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常夏のハワイで日焼け止めが禁止!?

WAVALでもいくつもの記事を取り扱っている、世界で話題となっている環境問題。WSLでも無駄なプラスチックゴミへの意識を高めるキャンペーンをサーフィンコンテストと絡めるなど、世界的に環境対策が打ち出されている。

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そんな中 2018年5月 米ハワイ州が珊瑚礁(サンゴ)に有害な化学物質を含む日焼け止めの、販売を禁止する法案を可決した。青いきれいな海・砂浜・陽気な太陽。日本人のハネムーンやリゾート地として大人気のハワイ。サーファーならサーフィンの聖地としても有名ですよね。しかし今、その自然豊かなハワイの綺麗な海の中で大切な役割を果たしている珊瑚礁が今瀕死の危機に陥っているのです。

綺麗な海の代表的な存在でもある珊瑚は植物でなく動物

常夏のハワイで日焼け止めが禁止!?

・海の生物の住処であり、地球温暖化防止の役割を担う珊瑚

珊瑚はクラゲやイソギンチャクと同じ刺胞動物です。世界の海で暮らしている生き物の4分の1は珊瑚礁域に暮らしていると言われ、産卵や稚魚の育つ場所としての役割もあります。そういった経緯から「海の熱帯林」「海のオアシス」ともいわれ海の中の生き物たちの中で、珊瑚は重要な役割を担っています。また木と同じように二酸化炭素を吸収して酸素を排出するのですが、なんと陸上にある木の何倍もの量を作っており、地球の温暖化にとっても重要な役割を担っているのです。

珊瑚は地球温暖化での水温上昇や水質汚染などによって死に至ってしまいます。珊瑚が死んでしまうと海の中で酸素が作り出すことができなくなり、十分な酸素が行き渡らず海の中の生態系が崩れ、そして海は今よりももっと汚染され魚もいなくなる… 考えただけでも怖いですよね。

・有害化学物資を含む日焼け止め

その珊瑚に悪影響を与えているオキシベンゾンやオクチノキサートなどの化学物質を含む日焼け止め。これらの有害物質を含む日焼け止め、毎年推定1万トン以上が海に珊瑚礁に流れ着いているとのことから米ハワイ州は、珊瑚礁に有害な化学物質を含む日焼け止めの販売を禁止する法案を可決したのです。

常夏のハワイで日焼け止めが禁止!?

やっぱりきれいな海が一番!

様々な見解などが出ていますが、販売されている日焼け止めすべてがダメというわけではなく最近ではナチュラルな素材で出来ている日焼け止めなども多数でています。選ぶのはその人次第となりますが、人にも海や地球にも優しい選択をしていければ良いですね。今後のこのような環境活動やハワイ州の動きに注目していきたいですね!

・法案施行後も利用可能な日焼け止め一例

これからは体にも海にも優しい日焼け止めを利用していきたいですね。

・子供でも使用できるナチュラル成分を使用した日焼け止め

・ウォータースポーツでも利用可能な100%ナチュラル原料の日焼け止め



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この記事を書いたライター

Nachos

海の近くで育ちボディーボードに魅了され今ではボディーボードに限らずいろんな板を楽しみながらフリーランスエディターとして活動中。ビーチライフを楽しみながらボードを片手に旅に出る。そして旅好き、Bikini好きが高じて海外Swimwearなどのデザインも手掛けるように。 最近ではサーフガールやシングルフィンを優雅に乗るロガーなどクローズアップした水中写真含め Saltybabephotographer (水中サーフカメラマン) として国内外で奮闘中
・Instagram→@nachos.san