電動サーフボード『Lampuga Air』波なしでも快適!迫力サーフィン動画

ライター: Mg

Facebook

Add this entry to Hatena Bookmark

パドルいらず、波いらずの電動サーフボード

サーフィンに行ったががない、アウトに出るまでハードだ、などの理由で電動のサーフボードがあったらな…と思うこともあるでしょう。そんないつでもサーフィンしたいというサーファーの気持ち。『Lampuga Air』はそんな、まさかのパドルいらず、波いらずの電動サーフボードです。

電動サーフボードLAMPUGA4

Lampugaの仕組み

・スピード

Sashay社のブランドLampuga Air。空気式、電動式のサーフボードです。船体となる部分を膨らませ、後部に電動のモーター部分を組み合わせて、自力で走り出すサーフボードとなっています。最高速度は47km/h、陸でいえばライオン並み、海でいえばイルカ並み。と、分かるような分からないような例えを出してしまっていますがだいぶ速いです。ふだんの波乗りで味わう感覚よりずっと速いです。

・40分間のロングライドが可能

乗れる時間も長く、満タンに充電した時であれば40分間乗りっぱなし可能。どの程度の時間の長さかと言いますと、アマゾンの激流ポロロッカでロングライドの波1本に乗り続けた時間が公式で37分、非公式で41分の記録があり、時間でいうならエキスパートがポロロッカの最高の1本に乗ったのと同程度。40分のロングライドともなれば多くの人にとって通常のサーフィンでは味わえない未知の感覚ですね…。

・安全、自然環境にも配慮

リーシュもありません。それでも落ちたらサーフボードだけが走っていくことはありませんのでご安心を。板についている犬の散歩を思わせるようなこのコード=ステアリングベルトこそ板のコントロールの元となっていて、板はコントロールを失った時、つまり手放してしまった時にエンジンが止まるようになっています。ボードの内部にエンジンを納めていることで安全へ、有害なガスや液体燃料を流さないで環境へも配慮された作りとなっています。

・生産地

生産地はドイツ・ハンブルグ。余談となりますがドイツの港湾商業都市ハンブルグはHamburgと書き、読んで字のごとく実際にハンバーグの名前の元となっている地名でもあります。

■次世代サーフボード?

この自走するサーフボード、パドルの必要もなく波の大きさにも関係せず、水中翼を使用しているハイドロフォイルサーフィンと同じように見た目はサーフィンながらサーフィンとは似て非なるものですね。次世代サーフィンの1種といえるでしょうか。

次世代サーフィン関連:
ハイドロフォイルサーフィン
カイ・レニーが進化したハイドロフォイルボードで空中サーフィン

スマホ内臓サーフボード
ついに発表!サムスン(Samsung)からスマホ内蔵サーフボード

考えなければならない点

Lampugaに乗るためには、以下でご紹介する「小型船舶操縦免許」の中で、「3(4).特殊小型船舶操縦士(水上バイク)」が該当する可能性が高いです。輸入した場合は一度、管轄地域の検査機関に確認してもらい、その指示を仰ぐようになる点にご注意ください。

■免許がいる?

「小型船舶操縦免許」の名前は聞いた事がありますか。エンジン付きの小型船舶に乗る場合、長さ3m未満推進機関の出力 1.5kW(約2馬力)未満プロペラの回転を停止することができる機構を持つものまでなら、免許なしで操縦可能です。しかし船の形をしていなくても、その基準を超えた乗り物に乗る場合に「小型船舶操縦免許」の必要性が出てきます。
この電動式サーフボードは15馬力なので基準には該当しない。そのため免許が必要かもしれないことが考えられるのです。

断言できない理由は、現状、日本での流通は個人輸入に留まっており、国から正式に小型船舶と位置づけられていないためです。しかし、日本での輸入の事例からみると、個人でLampugaを輸入された方が検査機関を通し「3(4).特殊小型船舶操縦士(水上バイク)」免許を取得しているケースがあります。

「小型船舶操縦免許」は現在は3(4)種です。

1.一級小型船舶操縦士
2-1.二級小型船舶操縦士
2-2(3).二級小型船舶操縦士(湖川小出力限定)
3(4).特殊小型船舶操縦士(水上バイク)

なお、取得してからも免許には

・有効期限5年
・飲酒禁止(これはサーフィンにも言えます)
・救命胴衣着用義務
・遊泳区域への不用意な侵入、遊泳者の付近での航行といった危険操縦の禁止

といった、複数の規定があります。

日本小型船舶検査機構(JCI)

■値段

現状は輸入での購入となるようですが値段は現状のレート、1ユーロ113円の計算で112万円超~と、姿こそ似ているもののスペックも値段もサーフィンとは別物です。

空気式でエンジンが完全に内部にあるなど安全面へ配慮されているとはいえかなりの速度。周囲に迷惑の掛からない状況でやるべきですし、さまざまな条件のクリアを考えればまだまだ身近とは言い難いかもしれませんけれど、それでもそれを超える魅力はあります。

Lampugaの空気式電動サーフボードは、スタンダードとなるこのAir、少し長いAir Plus、さらに長く幅も広いShuttle、子ども向けのBuddyの4種展開となっています。
電動サーフボードLAMPUGA_AIR

電動サーフボードLAMPUGA_AIR

Lampuga Airの乗り心地!

どんな乗り心地か、気になるLampuga Airの快適波乗り動画はこちらからご覧ください。▶

空気を抜いて持ち運びし、ビーチで組み立てています。
電動サーフボードLAMPUGA1

電動サーフボードLAMPUGA

波のないフラットな場所でも迫力のスピードを楽しむこともできますが、

電動サーフボードLAMPUGA

本格的にサーフィンに近づいた乗り方もできます。

電動サーフボードLAMPUGA

電動サーフボードLAMPUGA

Lampuga AIR

詳しい商品説明付(日本語)▶

腕に自信のあるサーファーも新鮮な気持ちで楽しめるでしょうし、まだサーフィンの醍醐味をろくに味わえず日々涙を飲んでいる初心者サーファーにとってもこれだけ快適に海を走れることによって海の楽しさを体感でき、次のサーフィンのモチベーションへとつながる遊びともなるのではないでしょうか。

"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

「いいね!」してSNSでサーフィン情報をチェック >>

Facebook

Add this entry to Hatena Bookmark

この記事を書いたライター

Mg

海の街に暮らしています。 海をベースに、人と自然の交わるところで日常がより良くなるような情報を発信していきます。