サーフィン初心者の為の、アップスンダウンのやり方・コツ・練習方法
ライター: WAVAL
サーフィンのアップスンダウン。略してアップスとは
サーフボードにテイクオフして、まっすぐ行けるようになったら次行うことは波に対して横に進むこと。そして小さいターンを繰り返し、波のパワーをうまく利用して自分でスピードをつけながら横に進むのがアップスンダウン(略してアップス)です。
アップスは波がゆるいときや、波のピークに自分のポジションを合わせたいとき、早く波を抜けたい時などにアップスを使うことがあります。また上級者になるとトップアクションを行う際、波のパワーのあるトップにタイミングを合わせるため瞬間的にアップスを入れるなど、様々な場面で応用される技術です。
アップスンダウンのやり方・コツ
エアーが得意なフィリペ・トレドが、エアーまでの繋ぎでアップスをよく使いますね。こちらはフィリペ・トレドがアップスからのフルローテーション エアリバースで10点満点を獲得して優勝したときの画像で解説します。
(Photo by WCTブラジル・リオデジャネイロ オイ・リオ・プロ2015)
①波の割れ方によってアプローチを変える。進行方向に視点を向けてテイクオフ。
②膝を曲げ、後ろ膝を内側に入れる。
③後ろ足を後ろに蹴るようにしてレールを入れ、上半身と下半身の動きを連動させながら波のトップ方向に伸びます。はじめはジャンプするようなイメージで。
④波のトップに上がりすぎる前に膝を再び曲げ、レールを抜いてボトムに降る。
この細い動作の繰り返しです。
⑤波のパワーのある場所で様々なトップアクションに繋げます。
動作に慣れてきたらむやみやたらにアップスを行うのでなく波と調和して、波のパワーゾーンに板を置いてあげるイメージで波を繋げていきましょう。次のアクションにも繋げやすくなります。
オススメ練習方法(サーフスケート)
サーフィンのアップスはスケボー、カーバー(carver)を使って陸で練習することをオススメします。詳細はこちらの記事を▶︎
・【イメトレのためのイメトレ動画】ジェイク・デイビスのサーフスケート
・【陸トレにはサーフスケート】テイラー・ノックス×Carver
ショートボードで胸〜頭半サイズの波をイメージするなら、標準的なデッキサイズ36インチ前後の長さがおおよその目安。アップス&ダウンや、グラブレイルによる大きなターン練習用に。
アップスのやりすぎ要注意
アップスはマスターすべきスキルですが、あくまで次のアクションへの繋ぎのテクニックとして使いましょう。波に乗ったら、なんでもかんでもアップスで横に進むクセをつけるのはよくありません。
サーフィンは波をよく見て見極めて、波のパワーをうまく捉えながら横と縦の動きをうまく使うもの。縦の動きをするボトムターンも同時に覚え、フェイスを広く使ったサーフィンを目指すと良いでしょう。波を感じるのです。
ボトムターンのコツはこちら▶︎サーフィン上達の為の必須テクニック-ボトムターンのコツ
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この記事を書いたライター
WAVAL
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