世界チャンプのトム・キャロル、頭部負傷で病院に緊急搬送

2度の世界チャンピオンでオーストラリアを代表するレジェンドサーファーのトム・キャロルが、シドニー北部のノース・ナラビーンでの小波で頭部を負傷し、病院に運ばれた。 ライフガードと救急隊員は、頭部に傷を負ったキャロルが海からふらつきながら歩いているのを見て、担架でキャロルを運んだという。 水曜日の朝の事故直後、トムは「すべてがぼんやりしているけれど、何かにぶつかったのは違いない。本当にひどい衝撃音がしたんだ。」とコメント。現在は順調に回復に向かっている。

この事件は皮肉に満ちている。1つは前日に63歳の誕生日を迎えたばかりだった。 またもう1つは、2012年、世界最大の波を追い求めたドキュメンタリー映画『Storm Surfers』に出演しているほどに、トムはビッグでヘビーなコンディションが得意なサーファーとして知られているからだ。今回はホームブレイクでのスモールサイズで波の高さは腰以下だった。どんな小波でも常に用心しながら波に集中しなければならない。

トムはこれまでにも何度も怪我をしている。トムは弟のニックに「頭を縫い、首を痛めながらも、この40年のキャリアの中でさまざまな負傷を乗り越えてきたんだ。」と力強いコメントを残した。

出典元：surfer