JPSAロング最終戦 日向プロで浜瀬海と田岡なつみが優勝。浜瀬海が4度目、吉川広夏が6度目のタイトルを獲得

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宮崎県日向市 お倉ヶ浜で開催された、JPSAロングボード第4戦となる最終戦「さわかみ日向プロ」。ショートボードの後に開催されJPSA今年最後の試合となった（関連記事：【JPSAショート最終戦 日向プロ】古川海夕と川合美乃里が優勝。西慶司郎と川合美乃里が共に2度目のグラチャンに輝く）。

浜瀬海が4度目のタイトルを獲得

 

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男子は本大会、パーフェクト10を2回出した浜瀬海が優勝し、4度目のグランドチャンピオンを獲得。浜瀬は本大会3度優勝のグランドスラムを達成してのタイトル獲得となった。地元宮崎の秋本祥坪は、Round4でキャリア初の10ポイントを出すなど絶好調だったが、セミファイナルで武川慎に敗れ、この時点で浜瀬のグランドチャンピオンが決定した。

大阪出身の武川慎は、2022年ロングボード・ルーキーオブザイヤーを獲得している成長著しい17歳のアップカマー。男子ファイナルは浜瀬海と、浜瀬のコーチングを受ける弟子の武川慎との師弟対決となった。

男子ファイナル：浜瀬海が本大会2度目のパーフェクト10をスコア

ファイナルはハイスコアが続出し、武川慎がハングテンを決めヒートハイエストの9.43をスコア。すると目の色が変わった浜瀬がセットを掴み、ノーズライド、ソウルアーチからレイバックでフィニッシュ、本大会2度目のパーフェクト10をスコアしガッツポーズ。20点満点を出して伝説を作りたいと語っていた浜瀬だが、19.10というハイスコアで優勝を飾った。試合中は沖で2人で話をしている場面もあり試合後、武川慎は「いつものセッションみたいな感じで本大会で一番良いヒートだった。ファイナルでも緊張せず力を出せた」とコメント。素晴らしいハイレベルなファイナルとなった。

浜瀬海「海の中で2人でライディングを見てヒューヒュー言い合ってて、今までで一番楽しい試合でした。ハイエストの出し合いで、シンくんもレベルアップしてますし、これから彼は来ると思いますよ。これから僕は世界を目指し、WSLクオリファイできるように頑張ります。JPSAもWSLも出て、今26歳ですが今しか無いと思うので。ロス五輪の時は31歳なのでそこも狙って行きたいです！」

田岡なつみが優勝。吉川広夏が6度目のタイトル獲得

 

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今年2戦で優勝している吉川広夏がRoun4を勝利し、同ラウンドで大村結衣が敗退した時点で吉川広夏6度目のタイトルが確定。
6度目のタイトルを獲得した吉川広夏と、4度目のタイトル浜瀬海

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女子ファイナルではその吉川広夏と、今年は海外を中心にまわっておりJPSA今年2回目の出場となった田岡なつみが対戦。序盤は吉川が点数を重ね大きくリード。前半リズムが作れずワイプアウトを繰り返す田岡だったが、後半ハングテンを決め本ヒート最初のエクセレントスコア 9.17を叩き出す。更にハングテンを再び決めて7.13とバックアップを伸ばして遂に逆転。ここぞの勝負強さを見せた田岡なつみが逆転優勝を飾った。

田岡なつみ「ファイナルヒートはコンディションも変わっていて、自分の波に乗れなくて苦戦したけど、後半スコアして優勝できて嬉しい。ひろかちゃん（吉川広夏）とはずっと何年も一緒に試合に出ていて、最初からハイスコアを出されてリズムが崩れたけど後半いい波に乗れて勝てて嬉しいです。今年は海外の試合をメインにまわりましたが、そこで負けて学ぶことがあって、このイベントでも９点とかハイスコアを出せて自信に繋がりました。

目標は世界1になること。試合は大好きなので、来年も世界をまわりつつJPSAも大好きなので、JPSAも出れる時は出ようと思っています。みんなの応援が励みになっています。これからも国内外、全力でまわりますので、応援宜しくお願い致します！」

・JPSAロングボード最終戦 『さわかみ 日向プロ』結果
男子
1位：浜瀬海
2位：武川慎
3位：秋本祥坪、増山翔大

女子
1位：田岡なつみ
2位：吉川広夏
3位：菅谷裕美、小林恵理子

JPSA 2023年ロングボード グランドチャンピオン
男子：浜瀬海
女子：吉川広夏

JPSA 2023年ロングボード ルーキーオブザイヤー
男子：小熊海ノ介
女子：瀬下絵里子

https://www.jpsa.com/