ジャック・ロビンソンとキャロライン・マークスが優勝!WSLファイナルズ出場選手が決定!CT最終戦 資生堂タヒチプロ
ライター: WAVAL
ジャック・ロビンソンとキャロライン・マークス Photo by Beatriz Ryder
・ガブリエル・メディナとケイトリン・シマーズが準優勝
・ジャック・ロビンソン、タヒチでの勝利でWSLファイナル5進出を決めた
・ケイトリン・シマーズとジョアン・チアンカがリップカールWSLファイナルに出場決定
・モリー・ピックラム(AUS)が2024年パリ五輪の暫定出場権を初獲得
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ジャック・ロビンソン(オーストラリア)とキャロライン・マークス(アメリカ)が、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の最終戦である「SHISEIDO Tahiti Pro Presented by Outerknown」で優勝した。2人はファイナルでガブリエル・メディーナ(BRA)とケイトリン・シマーズ(USA)を破り優勝を飾った。
SHISEIDO Tahiti Pro Presented by Outerknownが終了し、WSLファイナル5への出場枠が全て決定。アメリカを代表する女子の最後のオリンピック・クオリファイスポットは、優勝したマークスと準優勝のシマーズとの対戦のどちらかとなり、リップ・カールWSLファイナルで決定する。男子ファイナル5 最後のスポットは、メディーナとロビンソンのサーフオフにもつれ込み、ロビンソンが勝利した。
・最終ランキング:メンズ
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ジャック・ロビンソン、タヒチで名勝負を演じ、WSLファイナル5進出を決める
勝利した方がファイナル5進出が決まる大事な1戦。ここチョープーで2度の優勝経験を持つメディーナは、開始早々6.83とエクセレント8.17をスコアし、15.00とまだノーライドのジャック・ロビンソンをコンボに追い込む。しかし忍耐強く波を待ったジャックはレフトのロングウォールを抜けて7.83をスコアしニード7.18に。そして残り8分を切っところでレフトの際どいバレルを抜けて7.83を再度スコアし逆転。波数に乗りまくるメディーナだがウォールを抜けれずジャック・ロビンソンが優勝を果たした。
ジャック・ロビンソン「このイベントに臨むにあたり、とても集中していて自分自身を楽しんでいたんだ。この感覚を表現するのはとても難しいけどね。何だかわからないけど、運命だったんだと思う。一年を通して調子が落ちていたときも立て直し、自分のことをわかってくれている周りの人たちの助けを借りた。ここタヒチは、”マナ”(良いエネルギー)が沢山あって、自分の時間だと感じたよ。いつが自分の時かなんてなかなか分かるものじゃないけど、今が自分の時だと思い描けた気がしてとてもハッピーだったよ。今年を優勝からスタートして、その後調子を落とし、また戻ってきた。今年最後のファイナル5が待ちきれないよ。」
今年最初のイベントで優勝し、3位、2位と好成績を収め、イエローのリーダーズジャージを着てシーズン中盤戦に臨んだロビンソンは、中盤まで複数の怪我に悩まされ、ランキング8位でSHISEIDO Tahiti Proに臨んだ。ロビンソンは、WSLファイナル5への出場権を確保するために、このイベントに勝利する必要があり、セミファイナルとクオーターファイナルで、ファイナル5を争うレオナルド・フィオラバンティ (イタリア)とヤゴ・ドラ (ブラジル)を下し、メディーナとの対戦を決めた。ロビンソンはランキング5位でシーズンを終え、すでに2024年パリ・オリンピックへの出場権を暫定的に獲得している。
惜しくもファイナル5入りを逃したガブリエル・メディーナ
3×ワールドチャンピオンであるガブリエル・メディーナ(BRA)は、2014年と2018年に優勝したタヒチで6度目のファイナルを争った。「ここは僕にとって特別な場所で、大好きな場所なんだ。タヒチでまたファイナルに進出できてうれしい。チョープーは何年にもわたって僕に多くのものを与えてくれた。だからここに来て、この場所を楽しみながら、バレルを制することができて最高だよ。全力を尽くしたけど、結局は十分ではなかったね。」
キャロライン・マークスがオールアメリカンのファイナルを制し、今季2度目のCT優勝
キャロライン・マークス(USA)がチョープーで今シーズン2度目の優勝を飾った。マークスは昨年この大会で5位だったが、今回は更に自信を深め挑んだ。2021年、2022年とツアーから遠ざかっていたマークスにとって、今シーズンは復帰後初のフルシーズンであり、2023年は2回のCT優勝と、これまでで最も成功したシーズンとなった。
キャロライン・マークス「風で波が少し変になってバレルで転倒した後、プランを変更してうまくいったのは良かった。グーフィー・フッターとしてこのイベントで優勝できたことは、本当に素晴らしいことです」。
ファイナルでマークスは、2023年CTルーキーのケイトリン・シマーズ(USA)とのオール・アメリカン対決に臨んだ。両者ともRip Curl WSLファイナルへの出場権をすでに手にしており、チョープーのタイトルだけがかかっていた。雨のスコールがラインナップを通過する中、マークスはうまく戦術を変更し、チョープーで有名なチューブではなく、フェイスでのターンで勝利した。
ルーキー17歳のケイトリン・シマーズが準優勝でウイメンズWSLファイナル5最後のスポットを決める
ルーキーの ケイトリン・シマーズ (USA)は準優勝し、ウイメンズ WSLファイナル5の最後のスポットを決めた。17歳の彼女は、今年ポルトガルとブラジルで開催されたCTイベントで優勝。シマーにとって初めてのチョープーでのイベントにも関わらず、クリティカルなチューブライドで9.23をスコアしウィメンズ最高得点をマークした。シマーのホームであるカリフォルニアのオーシャンサイドは、ローワー・トレッスルズのすぐ近くであるため、リップカールWSLファイナルでは脅威の存在となるだろう。
ケイトリン・シマーズ 「ローワーズは私が住んでいるところからかなり近いから、興奮しています。チョープーは素晴らしいイベントだった。あのような威圧的な波に揉まれ、試されるのは楽しいし、来年またここに戻ってくるのが楽しみですね。」
WSLファイナル5が決定
SHISEIDO Tahiti Pro Presented by Outerknownが終了し、WSLファイナル5が決定。この1日限りの勝者総取りイベントで、2023年のワールド・チャンピオンを決定する。大会は、2023年9月8日~16日の間に、WSLツアー・アンド・コンペティション・チームが決定した波のベストデーに開催される。
WSLファイナル5ウイメンズ
1 – カリッサ・ムーア(HAW)
2 – タイラー・ライト(AUS)
3 – キャロライン・マークス(USA)
4 – モリー・ピックラム(AUS)
5 – ケイトリン・シマーズ(USA)
WSLファイナル5
1 – フィリペ・トレド(BRA)
2 – グリフィン・コラピント(USA)
3 – イーサン・ユーイング(AUS)
4 – ジョアン・チャンカ(BRA)
5 – ジャック・ロビンソン(AUS)
ALL THE HIGHLIGHTS // SHISEIDO Tahiti Pro Presented By Outerknown
結果詳細は以下WSL公式HPよりどうぞ
https://www.worldsurfleague.com
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この記事を書いたライター
WAVAL
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