オーストラリア永住権取得への道のり「諦めなければいつかは永住権にたどり着く」

ライター: Shirow

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オーストラリア永住権取得への道のり
海外にサーフトリップに行って良い波に乗ると、その国に住んで思う存分波乗りしたいなぁ と思うことがあると思います。オージーは肩以下のサイズはlake(湖)と言って入りたがりません。空いています。

ワーホリからビジネスビザ、オーストラリア永住権取得への道のり

本稿では私の経験を元にオーストラリアで永住権を取る道のりを書いていきます。(注)ビザに関する条件は日々更新されています。この記事は私が知っている限り、もしくは過去に経験したことになるので、必ず最新の情報をチェックすることをお勧めします。

私は2012年にオーストラリアに来て2018年に永住権を取得しました。今日本では海外移住の気運が、若い人達のなかで高まっていると聞いています。移住しようと思うきっかけがライフスタイル、労働環境、現在の閉塞感であったり人によって色々あるかと思います。

私の場合は2011年東北の震災の時に色々考えさせられ結果移住を決意しました。もちろん良い波を求めてというのも大きな要因の1つです。私が移住を決意した年齢は35歳でワーキングホリデービザがもう使えない年齢であり、私の経験はある意味少し特殊な過程になるので割愛させてもらいます。もし需要があればWAVALにメッセージをください。

ワーキングホリデービザで入国してから永住権取得までの一般的な過程

住む場所を決め、仕事を探す。

それではワーキングホリデービザで入国してから永住権取得までの最も一般的な過程を説明していきます。日本でワーキングホリデービザの申請はできます。ビザを取得したら入国した日から一年間オーストラリアに居住し仕事をすることができます。その間労働時間に関する制限はありません。住む場所は、現地に知り合いなど居ない限りシェアハウスやバックパッカー宿になると思います。それも日本から手配できることなので、住む場所は決めてから出国することをお勧めします。

そして、仕事ですが英語力に自信がない方や海外生活の経験がない方は、日本人オーナーのレストランや会社などで働くのが最もポピュラーです。メルボルンやシドニーなど大都市であれば働き口に困ることはほとんどないでしょう。この2大都市はサーフポイントが近いのも魅力です。

シェアハウスの仲間達
オーストラリア永住権取得への道のり

オーナーがビジネスビザ取得をサポートしてくれそうな場合

生活にも仕事にも慣れて落ち着いてきたら次のステップに進みます。ここからが永住権取得に向けてとても大事になります。もし、あなたが働き先のオーナーに仕事を認められビジネスビザ(海外での就労を目的として渡航する際に取得する査証)取得をサポートしてくれることになれば、ビジネスビザを取得する為に専門学校(TAFE)に行くことになります(ビザサポートを受ける会社や職種により何の専門学校に行くかを決める。例えばレストランがサポートするのであれば料理の専門学校など)。このビジネスビザに直結するような専門学校は出席率、成績などとても厳しいものがあり、場合によっては退学、強制送還などもあります。生活費や学費を稼ぎながらになるので尚更です。

オーナーがビジネスビザ取得をサポートしてくれる感じではない場合

もしサポートしてくれる感じではないのであれば、次の職場を探すのも1つの手段でが、その際に気になってくるのがワーキングホリデービザの期限です。そこで、いわゆるファームジョブといわれる農場での仕事です。オーストラリアは農業大国で季節労働者を沢山必要としていて、累計で90日間ファームで働けばワーキングホリデーのセカンドビザがもらえ、延長で一年間居住と労働が許されます。私はこのファームジョブは経験してないのですが、ファームで仲良くなった世界中の国の若者達と旅行がてら次のファームに移動したりと、とても楽しそうにしています。もちろん、サーフトリップをしながらファームからファームへ移動する人も沢山います。むしろ私はそれに憧れすら抱きました。

オーストラリアは農業大国で季節労働者を沢山必要としている。
オーストラリア永住権取得への道のり

海で牡蠣やサーモンなどのファームも
オーストラリア永住権取得への道のり

学校に行きながら会社探しを並行するのも1つの方法

ビザの名前通りワーキングホリデー(Working & Holidayの名前通り、仕事をして余暇を楽しむビザ)を満喫したら、サポートしてくれそうな会社を再び探すことになりますが、なかなか見つからない場合。あまりお勧めできませんがサポートしてくれる会社を見つけるのを後回しにし、この職種でビザを取ると決意し学校に行きながら会社探しを並行するのも1つの方法です。またビザサポートは会社側にもかなりの負担があるので、サポートしてくれる約束ができるくらいの信頼関係を築いてから先に進むのをお勧めします。

サポートしてくれる会社、ビザに必要な学校の卒業、英語テスト”IELTS”のスコアと揃ったら、ビジネスビザを申請

晴れてサポートしてくれる会社を見つけ学校を卒業したら、次の難関は英語のテストです。オーストラリアではIELTSのテストが一般的で、必要なスコアは職種によって違ってくるので確認して下さい。サポートしてくれる会社、ビザに必要な学校の卒業、IELTSのスコアと揃ったら、ビジネスビザを申請。ビザがおりたら永住権まであと少しです。ビジネスビザを取得して2年(最新の情報をチェックして下さい)経つと永住権を申請できます。その際もその時に働いている会社のサポートを受けて永住権の申請になります。ここまでくれば余程のことがない限り永住権取得となります。

一番最初の(注)でも書きましたがビザに関する条件は度々変更されます。特に1月と7月に大きな変更があります。永住権を申請できなくなる職種、必要なIELTSのスコアの変更等など。

オーストラリア永住権取得への道のり

難関は多いと思いますが、同じくらいかそれ以上に楽しいこともある海外生活。本稿が皆さんの参考になれば幸いです。最後に私がオーストラリアに来て最初の頃にお世話になった方の言葉で締めようと思います。

「諦めなければいつかは永住権にたどり着く」

質問などありましたら、気軽に私のInstagramのアカウント@shirow_kazedamaまでメッセージを下さい。私はオーストラリア ビクトリア州在住となります。それでは私のホームビーチで皆さんをお待ちしております。



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この記事を書いたライター

Shirow

オーストラリア、ビクトリア州に2012年から移住したツインフィンライダー。ビクトリア州南海岸を中心にオーストラリアのサーフポイントやカルチャーを伝えていきます。質問や相談などはお気軽にインスタグラムのメッセージからどうぞ!
・Instagram: @shirow_kazedama