五十嵐カノアは現世界ランク4位のジョアン・チアンカを破りベスト8入り！CT第9戦 Corona Open J-Bay 3日目

Kanoa Igarashi Photo byBeatriz Ryder

・五十嵐カノアがクオーターファイナルへ進出
・現世界ランキング1位のトレドがWSLファイナル5進出を決める
・レオナルド・フィオラヴァンティ（ITA）、2024年パリ五輪の出場権を暫定獲得
・コナー・オレアリー、勢いそのままにブザービーターでJJフローレンスを下す
・イタロ・フェレイラが足を負傷

ジェフリーズ・ベイ、イースタン・ケープ、南アフリカ（2023年7月13日木曜日）- ワールド・サーフ・リーグ（WSL）2023チャンピオンシップ・ツアー（CT）第9戦「Corona Open J-Bay」は３日目。南アフリカの有名なポイントブレイクJ-Bayで、6フィートのパーフェクトなスーパーチューブコンディションの中、開催された。この日はパーフェクトコンディションを生かし、女子のオープニング・ラウンドの残り2ヒート、男女のイリミネーション・ラウンド、そして男子のラウンド・オブ・16を終え、イベントのクオーターファイナル進出者が決定した。

五十嵐カノアがクオーターファイナルへ進出

Kanoa Igarashi Photo by Alan van

Kanoa Igarashi Photo by Alan van

Kanoa Igarashi Photo by Alan van

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・リアム・オブライエンに勝利

オープニングラウンドでは現世界ランク1位のフィリペ・トレドに接戦の末敗れ敗者ラウンドへ進んだ五十嵐カノアはリアム・オブライエン（AUS）と対戦。カノアは前半にパーフェクトな波を掴むと、大きなレールターンからのレイバックスナップなど多彩なバリエーションを入れて8.00をスコア。中盤にも美しいレールサーフィンで7.73をスコアしバックアップを伸ばしオブライエンを引き離す。オブライエンも後半にかなり攻めたサーフィンで怒涛の追い上げを見せるがスコア届かず、カノアがベスト16入り。

・ジョアン・チアンカに勝利

カノアはRound of 16で現世界ランク4位、強豪のジョアン・チアンカ（BRA）と対戦。J-bayのパーフェクトウェイブにカーヴィング、クイックターン、バレルインと多彩なコンビネーションで積極的に攻めて序盤からリードし勢いを保ったまま勝利した。

五十嵐カノアはベスト8となるクオーターファイナルに進出。前回優勝、絶好調のヤゴ・ドラ（BRA）と対戦する。

現世界ランキング1位のトレドがWSLファイナル5進出を決める

現役ワールド・チャンピオンのフィリペ・トレド（BRA）は、印象的な17.56を記録し、ルーキーのリオ・ワイダ（INA）を抑えてクオーターズ進出を決めた。これで同率5位が保証されたトレドは、9月にトレッスルズで開催されるリップ・カールWSLファイナルズのスポットを獲得。ワールドタイトル防衛を狙う。

フィリペ・トレド「その連絡を待っていたよ。全てのハードワーク、全ての犠牲、何時間もの移動時間、そして費やした全てのお金は、特別なものだね。まだ膝にテーピングを巻いているけどリオでの怪我から復帰して、ここで結果を残せるように頑張っていたんだ。あと少しでファイナル５入りできることはわかっていたけど、その気持ちを抑えようとしていたよ。」

フィオラバンティが2024年パリ五輪代表を暫定決定

レオナルド・フィオラバンティ （イタリア）は、WSL CTを通じて、2024年パリオリンピックに代表として出場する暫定クオリファイを果たした。コロナ・オープンJベイで9位に入賞したフィオラバンティは、WSL CTで暫定クオリファイした18名のサーファーの1人となることが決定。現在世界ランキング9位の25歳は、2度目のオリンピックに代表として出場する。2020年の東京オリンピックでは、ジョーディ・スミス（RSA）の負傷交代要員として出場した。

レオナルド・フィオラバンティ 「オリンピック選手になることは夢のようだ。次のオリンピックで国を代表して出場するチャンスがまた巡ってきて、メダルを持ち帰りたい。アドリアーノ・デ・ソウザをコーチに迎えたが、それは私にとって大きな助けとなったし、多くのことを学ばせてもらった。次のオリンピックに出場することは、私の夢というだけでなく、国を代表して出場することでもあるんだ。」

コナー・オレアリー、勢いそのままにブザービーターでJJフローレンスを下す

ワールド・チャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス（HAW）とフィリペ・トレド（BRA）は、別々のヒートでラインアップを分け合いながら、フォアハンドで絶対的なクリニックを披露した。トレドは9.63、フローレンスは9.23と、両者ともパーフェクトに近いジャッジを見せた。しかし、トレドがまたもや大きな数字をマークして勝ち進んだのに対し、フローレンスは終了間際にコナー・オリアリー（オーストラリア）に敗退させられた。コナー・オレアリーは最後残りの1:30、ニード8.47と絶体絶命の場面から8.70をスコアし大逆転勝利。バックハンドで2つのエクセレントスコアをマークしたコナーが今年5度目のクォーター進出を決めた。

コナー・オレアリー「全力を尽くしたけど、トリッキーな波だったよ。ラストターンは大きく攻めてかなり良い感じだったけど、本当に確信が持てなかった。全体的に良いヒートだったので、どちらに転んでも満足だったよ。今、僕はとても調子が良くて、ここはとても居心地が良いよ。」

イタロ・フェレイラが足を負傷

敗者復活ラウンドでハワイのイアン・ジェンティル（HAW）と対戦した元世界チャンピオンのイタロ・フェレイラ （ブラジル）は試合中盤、フローターでフリーフォールぎみに着地した際に足を痛めそのまま病院に運ばれた。試合はイアン・ジェンティルが勝利し、その後もグリフィン・コラピント（アメリカ）を退けてクオーターファイナルに進出した。

男女結果

HIGHLIGHTS Day 3 // Corona Open J-Bay 2023

https://www.worldsurfleague.com