ヤゴ・ドラが地元でCT初優勝。17歳ルーキーのケイトリン・シマーズがCT2回目の優勝。共に世界ランク5位に。CT第8戦ブラジル『VIVO Rio Pro』最終日
ライター: WAVAL
Caitlin Simmers, Yago Dora photo by Thiago Diz
・タイラー・ライトとイーサン・ユーイングが準優勝
・現在2位のタイラー・ライトがWSLファイナル5進出を決める
・カリッサ・ムーアとフィリペ・トレドがランキング首位で第9戦へ
ブラジルのリオデジャネイロ、サクアレマのプライア・デ・イタウナ – 2023年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第8戦「VIVO Rio Pro Presented by Corona」3日目最終日。地元ブラジルのヤゴ・ドラとケイトリン・シマーズが優勝を果たした。
今大会の結果でランキングは大きく変動し、今日の優勝で、シマーズとドラはトップ5入りをした。準優勝したライトはランキング2位をキープし、WSLファイナル5進出を決めた2人目の選手となった。カリッサ・ムーア (HAW)は、ランキングのリードをキープして第9戦のJ-ベイに臨む。フィリペ・トレド(BRA)は、現在ランキング2位のグリフィン・コラピント(USA)からイエローのリーダージャージを奪った。
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ヤゴ・ドラ、ホームでCT初勝利を飾る
Yago Dora photo by Thiago Diz
Yago Dora photo Daniel Smorigo
ヤゴ・ドラ (ブラジル)は今日、大観衆の声援の中、CTイベント初優勝を飾った。ドラは今年でツアー5年目だが、この優勝はこれ以上ないタイミングと場所での出来事だった。ドラは、世界チャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)、ジョン・ジョン・フローレンス (HAW)らを抑えて優勝。この大勝利によりドラはランキング12位から5位に浮上し、世界タイトル争いに加わっている。
ヤゴ・ドラ 「まだ実感が湧かないし、信じられないよ。今週は特別で人生で最高の1週間だった。平坦な日でもすごく楽しかったし、ここでは毎日が特別だった。 何か特別なことが起こりそうな予感がしていたし、実際にそうなった。長い時間がかかったけど、初優勝は適切なタイミングで適切な場所にやって来て、嬉しい事この上ない。初優勝にふさわしい場所は他にないね。」
男子ファイナルは、ドラとユーイングの戦術的な戦いとなった。試合中、観客はドラに声援を送り続け、最終的にはCT初優勝を飾った。ファイナルに進出したドラは、クオーターファイナルでイベントの脅威であり、負傷交代で出場したジャドソン・アンドレ(BRA)を破った。アンドレはラウンド16でディフェンディング・ウィナーのフィリペ・トレド(BRA)を破り、優勝候補に。そしてドラは、セミファイナルで2度の世界チャンピオンに輝いたジョン・ジョン・フローレンス (ハワイ)を下した。フローレンスは準々決勝で素晴らしいパフォーマンスを見せたが、ドラとの試合では重要なスコアを出せずに敗退した。
17歳 ルーキーのケイトリン・シマーズがCTで2勝目
Caitlin Simmers by Thiago Diz
ルーキーのケイトリン・シマーズ(アメリカ)が、ブラジルでCT2勝目を挙げた。シマーズはこの1年素晴らしい活躍を見せ、ランキング7位でこのイベントに臨んだ。この17歳は、今シーズン最後の2大会に臨むにあたりトップ5入りし、ツアー1年目にして世界タイトルを獲得する可能性が出てきた。
シマーズはリップライン・フローターのエクセレントな8.33を決め、2度の世界チャンピオンに輝いたタイラー・ライト (オーストラリア)にプレッシャーをかけ、ファイナルをスタートさせた。その後、シマーズは6.33のバックアップをスコアし、ライトをコンビネーションに追い込む。ライトはコンビネーションから脱したものの、大差で敗退。テクニックがパワーを上回った。
ケイトリン・シマーズ「タイラー(ライト)は本当に良い選手で、あの時は海が味方してくれたようなもの。友達、スポンサー、父、コーチ、そして兄に感謝したい。人生で一番クレイジーな瞬間かもしれない。今は本当に幸せです」。
シマーズは、セミファイナルでディフェンディングチャンピオンで5度の世界チャンピオンに輝いたカリッサ・ムーア (ハワイ)を退け、ファイナルに進出。この試合は、CTルーキーと5度の世界チャンピオンが直接対決する初めての試合となった。ヒート中盤、シマーズはオーバーヘッドのレフトで数ターン決め7.50をスコア。その後、シマーズはビッグ・セクションを攻め6.17をスコアしニードを更に広げたそのまま勝利した。
トップ5入りを決めルーキーがタイトルを獲る可能性も出て来た!
現在2位のタイラー・ライトがWSLファイナル5進出を決める
タイラー・ライト(AUS)は今日、WSLファイナル5への出場を決めた2人目のコンペティターとなった。ライトは今回がRip Curl WSLファイナルズ初出場となる。また、彼女がワールド・タイトルを争うのは、過去5年間で初めてのこととなる。
世界ランキング
本大会9位となった五十嵐カノアは1つ順位を上げて16 位となっている。次は2023年7月13日から7月22日までのウェイティング期間で開催される南アフリカで開催されるコロナ・オープンJベイとなります。
FINAL HIGHLIGHTS
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