残り20秒で大逆転!西慶司郎と野中美波が優勝『2023JPSA初戦 種子島プロ』

ライター: WAVAL

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西慶司郎、野中美波 Photo @jpsaofficial

種子島 竹崎海岸で開催された、JPSA2023全5戦の初戦となる『さわかみ 種子島プロ』が4月13日に終了。先に開催されたロングボードでは浜瀬海吉川広夏が優勝。シニアプロは遠田真央が優勝。ショートボードは西慶司郎野中美波が優勝を飾った。

西慶司郎が残り20秒で大逆転。加藤翔平を抑え優勝を飾る

腰前後のサイズの波で行われたショートボード男子ファイナルは、2021年のグランドチャンピオン西慶司郎と、JPSA初優勝を狙う加藤翔平が対戦。試合はシーソーゲームとなり、レールサーフィンで攻める西慶司郎に対し、エアーを交えた多彩なコンビネーションで攻める加藤翔平という白熱の展開に。

後半バックサイドのセットを掴み加藤が逆転。終了間際にセットが入るとプライオリティを持った加藤が西をブロック。しかしそのすぐ後に更に大きなセットが入り、西が冷静に2ターンをクリティカルヒットさせ6.50ptをスコアし大逆転で優勝を飾った。完璧な試合運びだった加藤翔平だが、最後の最後で難しい選択を誤り惜しくもJPSA初優勝を逃した。

西慶司郎「自分がリードしててヒートを引っ張るという立場でしたが、加藤翔平君は勢いがあって上手かった。1本乗ったら出されると分かっていたけど、隙を突かれて逆転されてしまった。最後は自分の考えをブラさず動き続けて1本拾えたので良かったです。最後の波は全然気づいてませんでした(笑)。 パッと岸を見たら仲間が後ろを指差していて。見たらパキッと来てました!この時は勝ったな、と思いました。残り5分になって追い込まれましたが、座っててもしょうがないので、どんな波でも乗ろうと思いました。」

野中美波が川合美乃里を抑え優勝

女子ファイナルは、QSアジアランキング2位でCS出場権を獲得している野中美波と、セミファイナルで昨年5戦全戦優勝を果たした中塩佳那を破った川合美乃里が対戦。世界を周り格段にスキルアップした野中美波が試合をリードしつつも、川合美乃里も本大会最もキレのあるサーフィンを披露し接戦に。野中が8.25ptをスコアしトータル14.75ptとし、川井も13.50ptまで追い上げるが逆転ならず、野中美波がJPSAでは2019年下田ぶりの優勝を飾った。

野中美波「最後の最後まで緊張感のある試合で勝てて良かったです。この経験を次のCSで生かせるように頑張りたいです。田中英義選手と普段、また昨日も試合を想定して練習していたのでその結果が出せたなと思いました。転けないことを意識して練習し、試合でも前に出ることを意識しました。これから始まるCSも頑張りますので応援宜しくお願い致します!」

 

次の第2戦新島プロは5月29日(月) ~ 6月1日(木) 予備日:2日(金)での開催となります!

JPSAショートボード#1結果詳細


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