五十嵐カノア8.93pt。大逆転勝利でベスト32へ進出!CS最終戦 Haleiwa Challenge 2日目
ライター: WAVAL
五十嵐カノア
ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャレンジャー・シリーズの最終戦となるハワイ諸島 ハレイワ・チャレンジャーで、トップ・シードがデビューが出場するなど、チャンピオンシップ・ツアー(CT)のクオリフィケーション・シナリオが展開する重要な一日となった。スウェルが僅かにおさまり、4~6フィートの不安定な波でメンズ ラウンドオブ64が開催された。
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五十嵐カノア8.93pt映像
Round of 64から登場した五十嵐カノア。良い波の見極めが難しく、全般的にスローな立ち上がりに。中盤から試合が大きく動き、カウリ・バーストがバックサイドでスプレーの大きく上がる3ターンで8.17ptをスコアし1位に。
後半12~3分、これまで良い波を掴めていない五十嵐カノアは4位のポジションからライトのセットを掴むと細かいトリムでスピードを乗せ、深くキレの良いレイバックを決める。この3ターンコンビネーションで8.93ptをスコアし2位に逆転。その後エアーを入れたコンビネーションでバックアップを伸ばし1位通過でRound of 32へラウンドアップ!
五十嵐カノア「自分のことに集中して、4人ヒートはまた作戦が違ってくる。いい波が少ない中でいくつかミスをしたけど、どうにかいい波のれてラウンドアップできて嬉しいです。」
・五十嵐カノア8.93pt、5,07pt
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ラムジ・ブーヒアムが歴史に残る、モロッコ人初のCT出場権を獲得
ラムジ・ブーヒアム Photo by Brent Bielmann/WSL
ラムジ・ブーヒアム(MOR)が2023年CTへのクオリファイが決定。これによりモロッコ初のCTサーファーが誕生した。ラムジは、Boost Mobile Gold Coast Proでのクオーターファイナル進出を皮切りに、Vans US Open of Surfingでの同率9位、Saquarema Corona Proでの準優勝など、2022年のチャレンジャーシリーズシーズンを通しビッグパフォーマンスを挙げてその夢を現実にした。
ラムジ・ブーヒアム「プロジュニアとQSで10年の月日が経ち、努力すれば必ず成功することが証明されました。今年は良い結果を残すことができたが、これからまた何が起こるかわからない。希望を持って信じること、そして自分のため、ここにいる全ての人のためにやり遂げたということを、メッセージとして伝えたいです。」
ジョン・ジョン・フローレンスが残り1分から逆転で1位通過
ジョン・ジョン・フローレンス Photo by Brent Bielmann/WSL
2度のWSLチャンピオンで、イベント優勝経験もあるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ラウンドオブ64のヒート7で待望のWSL復帰を果たした。 フローレンスは残り9分でまで4位のポジションでガティエン・デラハイ(FRA)と脇田泰地(JPN)にヒートの大半をコントロールされる。しかし残り9分で6.93ptをスコア、更に残り1分で土壇場のチャンスで逆転に必要なミニマム・バックアップスコア2.60ptを獲得し1位通過を果たした。
ジョン・ジョン・フローレンス「またジャージを着て戦えることになり、とても嬉しい。競技におけるすべての考え方やプロセスが好きなんです。今までずっと競技を続けてきて、ちょっと休んでいたんだけど、また戻ってこれて楽しみで仕方ないんだ。」
残り1分まで2位をキープしていた日本の脇田泰地は、ハイスコアを持った2人に土壇場でバックアップスコアを伸ばされて逆転され4位敗退となった。これで日本人男子で残るのは五十嵐カノア1人となった。
CS最終戦Haleiwa Challenge 2日目ハイライト
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