五十嵐カノアが巧みな試合運びでベスト8進出!CT第6戦クイックシルバー/ロキシープロGランド

ライター: WAVAL

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五十嵐カノア Photo by Ed Sloane /WSL

・五十嵐カノア ベスト8進出
・ケリー・スレーターとジョン・ジョン・フローレンスが早期敗退
・ガブリエル・メディーナとフィリペ・トレドがQF進出

インドネシア バニュワンギ G-LAND で開催されているワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)第6戦「Quiksilver/ROXY Pro G-Land」はクォーターファイナル進出者が決定。この日、メンズ敗者復活ラウンドとRound 2(Round of 16)の選手達は、G-Landのクリーンな3~4フィートの波でソリッドなパフォーマンスを披露。早ければ明日にも行われるファイナルデイに向け、男女共に16人に絞られた。

五十嵐カノアがベスト8進出

初日のオープニングラウンドで2位となり敗者復活戦へと回った五十嵐カノア。敗者復活ラウンドでルーキーのジャクソン・ベイカー(AUS)と対戦。カノアは序盤からビッグターン・コンビネーション 7.67ptで先制し、後半にはバックハンドのビッグ・フルローテーションエアーで6.00ptをスコア。トータル13.67ptでRound3へ勝ち上がった。

敗者復活ラウンドと、Round3の映像

エアカノア五十嵐カノア Photo by Matt Dunbar / WSL

五十嵐カノアは次のRound 3で、サミュエル・プポ(BRA)と対戦。序盤からバックハンドでのビッグターン・コンビネーション7.00ptをスコアし先制。その後もミドルレンジ・スコアでバックアップを上げ、巧みな試合運びで勝利。カノアは、次のクオーターファイナルで好調のジャック・ロビンソンと対戦。バレルが得意なジャックだけに、波のコンディションに結果が左右されそうな注目のヒートとなる!

ガブリエル・メディーナとフィリペ・トレドがQFに進出

メンズのRound of 16ではインドネシア期待の和井田理央(IDN)と、世界ラキング1位のフィリペ・トレド(BRA)のマッチアップとなり注目を集めた。過去1年間に2度対戦しているこの2人は、いずれも和井田理央がフィリペを下しており、和井田はトレドに分がある。

Round 1で和井田に敗れ敗者復活ラウンドを勝ち上がったトレドは9本もの波に乗り勝利してリベンジを果たした。しかし和井田は将来、CTトップレベルでビッグキャリアを積む為の準備が着実に整いつつある。

フィリペ・トレド「ワイルドカードを相手に戦うのは、いつも大変なんだ。彼らはカットやタイトル争いのプレッシャーがなく、ただ楽しむことができるからね。昨年メキシコでリオに敗れ、ここでも1回戦で敗れたので、プライオリティの無い時にも多くの波に乗る必要があった。大変だったけど戦略が成功したよ。明日は本当に楽しそうだし、予報が当たって、チャンスの多い楽しい一日になることを願っているよ 」


クオーターファイナルに進出し満面の笑みを浮かべる3×WSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)
Gabriel Medina  Photo © WSL / Dunbar

3×WSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)は、ファイナル・デーに向けチャージを続け、Round od 16ではコロヘ・アンディーノ(USA)を制した。メディーナはビジーな試合を展開し11本の波を捕らえ、10、11本目の波で本日のハイエスト・トータルスコア 14.67ptを記録しクオーターファイナルに進出。サーフィンエリートの完全復帰に大きく近づいた。

ガブリエル・メディーナ「スローヒートだったので、アウトサイドで沢山の波に乗ろうと思った。そして次のクオーターファイナルでは、親友のジャドソン・アンドレと対戦することになったので本当に楽しみだね。ここインドネシアでは皆と楽しく過ごしているし、これからももっと沢山の試合に参加しようと思っているよ。」

ケリー・スレーターとジョン・ジョン・フローレンスが早期敗退


ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は9位でフィニッシュ。Photo by © WSL / Dunbar

Round of 16は、膝を痛めているワールドタイトル候補のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がジャドソン・アンドレ(BRA)に敗退するという最大の番狂わせが起こった。膝の怪我を考慮したフローレンスは、実力を発揮するのに苦労したが、一方のアンドレは果敢に攻め、僅か0.16ポイント差で勝利した。アンドレがフローレンスにマンオンマンで勝利したのは、4回対戦して初めての事となった。

11×世界チャンピオンであるケリー・スレーター(USA)は、過去にこのQuiksilver Pro G-Landに出場した唯一の選手であり、1995年にこのイベントで優勝した経験もある。しかし今回50歳のケリーにとって残念なことにチューブがなく、好調のサミュエル・プポ(BRA)とフェイスで戦うことを余儀なくされた。ケリーは2本のスモールウェイブでのコンビネーションをスコアし、最後の数秒までリードを保っていた。しかし2022年CTルーキーが、このヒートのベスト・ロングウェイブを見つけ、ミドルレンジの得点をスコア。ヒートに勝利した。

QFの対戦カード

Highlights Day 3: Toledo, Igarashi, Medina, Colapinto Looking Strong Heading Into Finals Day

WSL 公式HP:
https://www.worldsurfleague.com



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