『ファショナブルでお洒落な世界観』女性から見るロングスケートボードの魅力
ライター: yuuki
【Index】
1. 日本のスケボー固定概念-スケボー初心者あるある
2. サーフスケート、ロングスケートの違いや特徴
3. 成功体験から『楽しい』気持ちが生まれる
4. サーフィンオフトレに適したスケートボード
5. ロンスケを選ぶ理由。全ては楽しさからくる連鎖
6. ファショナブルでお洒落な世界観
前半記事『スケボー初心者にもオススメ』女性から見るロングスケートボードの魅力の続きとなります。
2.スケボー、サーフスケート、ロングスケートボードの特徴
各カテゴリーおおよその参考サイズ
1.ロングボード:長さ9インチ / 幅9.5インチ
2.クルーザー系:長さ36インチ / 幅9インチ
3.ストリート系:長さ31インチ / 幅8インチ
4.ミニクルーザー系:長さ24インチ / 幅 7インチ
パッと見で誰もがわかる違いは、長さですね。一般的に呼ばれているスケボーはだいたい人の部位で言うと、地面に置いたときに足元から測り膝からもも程度の位置にくる長さ。ロングスケートボードの長さは骨盤あたりから大きいもので胸以上の長さがあります。もちろん長い分重量も比例して重くなっていきます。
1.ロングスケートボード
初心者も始めやすいスケートボード
滑ることがメインだったロングボードは、峠道を猛スピードで下りタイムを競う競技ダウンヒルやフリースタイルに加え、現在ではフィギュアスケートのようなステップ・ダンシングといったボードの上で踊っているようなが動きが注目されてます。スペースと安定感が十分にあるため、プッシュとブレーキさえ覚えれば簡単にステップ練習ができる、初心者も始めやすいスケートボードです。
基本的にロングスケートボードのトラック部分(スケボーデッキとウィールを繋ぐ、T字の金属パーツ)は、通常のスケートボードよりもトラック幅が長い為、傾けの稼働範囲も少し広くなり大きな弧を自由に描きやすいことが特徴。ウィールは大きくソフトタイプを使用することが多く安定感は抜群で路面がある程度凸凹でもスムーズな滑走ができ、スケートパークに行かずしても楽しめます。
ロングボードやスノーボードの練習に
サーフィンでいうロングボードのノーズライド、ハングファイブ、ハングテンの練習に最適で、乗っているだけでも相当なバランス感覚が鍛えられます。雪山での大きなスラローム、スノボーのトリックなどのオフトレでも効果はあり、スノーボーダーからの支持も高いジャンルです。
2.クルーザー系スケートボード
長さはショート・ロングの中間にあたるスケートボード。街中や海沿いなどをクルーズするといった移動手段でも使われています。長さは様々ですが短すぎず、長すぎず、重たすぎず持ち運びにもちょうどいいぐらいの長さです。滑らかな滑りを実現するために固めのウィールではなく少しソフト系のものを使用することが多いです。
サーフスケート(Carver Skateboards等)
主にサーフィンのオフトレーニングのために開発されたものでターンの練習がし易いように、稼働範囲が広いトラックを使用。 “陸上でのサーフィンの動きを実現させる” というコンセプトで進化を続けています。駐車場、小スペース、スケートパークでと幅広く使えるスケートボードです。
3.ストリート系スケボード
ジャンルはストリート、ランプ、ハンドレール、フリースタイルと様々。プロスケーターの映像を覗くと街中でオーリー系やデッキの回転系を取り入れたトリック映像、他にパークなどで行われる競技がよく見られます。初心者、初級者の滑走場所はスケートパークがおすすめ。ショートボードの分類に入るこちらのスケートボードは、他ジャンルの中でもかなり軽量なため高く飛んだり、難易度の高い様々な技への取り組みに向いているボードです。
3.成功体験から、楽しい気持ちが生まれる
私は23才の頃にスケートボード(ストリートタイプの短いスケートボード)に出会いました。スポーツをすること、体を張って取り組むことも好きだったので転んでも何度も立ち直り、反復することが苦ではなく、『楽しみながら』がコツを掴むまで続けることが出来ました。どんなにセンスのある人や今上手に滑っている人でも初めは一緒。もちろん怪我もあることでしょうし、挑戦する時は時間をかけて身に付けていくことには変わりありません。
時間と上達は比例します。若い頃と違い、30代40代を過ぎてからは体力、ライフスタイル面からも趣味にかける時間が減り急速なスキルアップにも厳しい部分が出てくると思います。そこでスケートボードの種類のセレクトセンスが試されるところ。セレクトセンスも立派な技術のひとつです。その為には自分の目標、求める物、やりたい事、理想とする人を明確にする事が大切。
そして楽しさは挫折や苦しい思いからよりも、成功してから得るもののほうが大きいと思います。『楽しい』という気持ちが生まれること、それが大切なのではないかと思います。
4.サーフィンオフトレに適したスケートボード
1.ロングスケートボード
難易度★☆☆☆☆ サーフ取得スキル★★★★☆
50代からでも安定して乗ることができるサーフィン初心者、スケートボード初心者でも比較的安全に楽しめるスケートボード。主に体を起こした状態で体感軸を使うのでリラックス系の美しいスタイルを手にいれることができる他、練習の仕方によってはサーフィンのレールワーク(アップスダウン)に近い動きも可能。
ロングボードと言う名前だけれどショートボードに乗っているサーファーでも十分にサーフィンのスキル習得が可能。またサーフィンで言う、ハングテン、ハングファイブ、ステップバック等ロングボード特有の美しいトリックの練習に最適。
2.サーフスケート/クルーザー
難易度★★★☆☆ 取得サーフスキル★★★★☆
サーフィンにおける全ての練習に繋がるスケートボード。ボードのサイズはやや短めで、前屈みで勢いをつけたアグレッシブかつアクション先行型のスキルを上げることができる。フラットの道や緩やかな斜面を使ってアップスダウン、カービング、トップターン、リップ、カットバックなど必要に応じて何度も繰り返し練習が可能。
3.スケートボード
難易度★★★★★ 取得サーフスキル期待度★★★★★
ストリート、ランプ、アールなどのコンクリートセクションといったスケートパークやフラットな場所を選んで行う。難易度はやや高め。基本的な操作、技術を取得できれば1番サーフィンに近いスタイルと技術を手にいれることが期待できる。パーク内のコンクリート斜面の高い位置でのアクションはサーフィンで言うトップでのアクションに近い。ショートボーダーで例えるエアリアルやトップターン、オブザリップ、ディープなボトムターンなどかなり高度なスキルを上げることができるでしょう。
5.ロンスケを選ぶ理由。全ては楽しさからくる連鎖
私がスケボー購入時に考えたこと、それは楽しく続けていけるかどうかということでした。セレクトしたスケートボードは、乗り方の難易度、怪我をしにくさ、価格帯の3つの観点から考えます。アラサー、アラフォーの方、特に女性の方々にはぜひ参考にいただければと思います。
難しくて時間を存分にかけないとできないスケートボードで、技が成功した時の達成感は大きく想像するだけで興奮します。しかし道のりは長く、時間がかかる事、怪我もあるというリスクも頭にいれて、負けないハートを持って取り組む事が必要です。
私が数多くのジャンルからセレクトしたロングスケートボードは、今世界では大会が行われるほど人気を得ています。スケボー初心者でも年齢関係なく気軽に、怪我のリスクも少ないロングスケートボードは日本でも少しづつ浸透しています。ロングスケートボードは15分もあればすぐに乗れるようになります。
そしてここからが素晴らしい。誰もがどんどんトリックをクリアしていくんです。初心者向け~エキスパート向けまでのトリックが豊富にあり、時間をかけずして成功できる、これが楽しさに繋がります。そして自信に繋がり、もっと上手になりたいという向上心へと繋がります。全ては楽しさからくる連鎖ですね。
怪我ばかりしていては楽しいどころか自信も失い気づいたらスケボーをやめていた。そんなことにならないためにも自分に合った道具選びはとても重要だと思います。ケガ0(ゼロ)を目指しましょう!
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海沿いをロングボードでクルージング
デザイン性の高いおしゃれなボードが沢山
6.ファショナブルでお洒落な世界観
今回紹介したボードはデザイン性が高く、手にとっておしゃれが際立つスケートボードばかり。スケーター同士での見せ合い、自宅のインテリアとして、ファッションの延長として楽しめるスケートボードが多くなっています。かつてはカリフォルニアから始まった競技ではありますが、ロングスケートボードの多くはヨーロッパ発祥の物も多くファッションと融合され、美とお洒落を兼ね備えたブランドが多いと思います。
乗って楽しい、持っていて気分が良い、そんなスケートライフを送るのも憧れですね。海沿いを気持ちよくクルージング、そんなスケートボードライフもきっとすぐに実現できると思います。スケートボードの可能性は限りなく大きく、使い方も無限大。自分にぴったりなスケートボードを手にして素敵なスケートボードライフを送ってくださいね。
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この記事を書いたライター
yuuki
デザイナーであり、サーフィンインストラクターでもあるyuukiがサーフィン、スケート、よこのり全般、沖縄のコアなローカル情報をお届けします。 サーフィンはデザインするものであり、アートにつながる。沖縄の素晴らしい風景も楽しんでください。旅の備忘録あり、旅の素晴らしさも伝えたいです。 ISLAND COLOR<沖縄サーフガイド・サーフスクールのご案内> 365日毎日開催。サーフフォト、サーフビデオの依頼、初心者・経験者の混在もご案内可能。沖縄サーフィンのことならお任せ下さい。日々の波乗り情報はこちらから。 ・Facebook: islandcolor.78 ・HP: island-color ・Instagram: @islandcolor_yuuki ・メールアドレス: info@island-color.com