イタロ・フェレイラが初のワールドチャンピオンに！47歳ケリー・スレーターがトリプルクラウン制覇！五十嵐カノアは世界6位躍進！
ライター: SurfingKids
Photo WSL 優勝して恋人と喜びを分かち合うイタロ・フェレイラ
ワールドチャンピオン、トリプルクラウン、オリンピック出場権がかかる最終戦ファイナルデイ
ハワイオアフ島ノースショアで開催されたトリプルクラウンのファイナルイベントCT最終戦『2019ビラボン・パイプ・マスターズ(Billabong Pipe Masters)』のファイナルデイ 。パイプマスター、ワールドチャンピオン、トリプルクラウンチャンピン、オリンピックの出場権など様々なものがかかった大切なファイナルデイとなった。
結果はイタロ・フェレイラが優勝し、初のワールドタイトルを獲得！そしてハワイ最終戦3つの大会のポイント数で競うトリプルクラウンの称号は、本大会パイプマスターズで3位と大健闘したケリー・スレーターが1995年、1998年から21年ぶり3度目、47歳にして久々のトリプルクラウンチャンピオンに輝いた。
また注目されていた2020東京オリンピック出場のアメリカ代表権は、2019年CTランク7位となったジョンジョン・フローレンスが、8位のケリー・スレーターを上回りコロヘ・アンディーノと共にアメリカの代表権を掴んだ。（関連記事：オリンピック出場枠を争う47才ケリー・スレーターがパーフェクト10ptを叩き出し逆転勝利でベスト16へ！）
そしてWCT4年目22歳、日本代表の五十嵐カノアは2016年20位、2017年17位、2018年世界10位、そして2019年は世界6位と確実にランクアップを遂げた。特に今年はコロナバリプロ で初優勝を飾り、2020オリンピック日本代表権を獲得、ISAでも日本チームを引率するなど素晴らしい活躍を見せた。（関連記事：日本人初の快挙！五十嵐カノアがWCTで優勝！世界ランキング2位へ！）
・WCT世界ランキングの最終結果。カノアは大健闘！ブラジルがトップを独占
QFで見せた残り40秒からのケリー・スレーター大逆転ライド
ケリー・スレーターは、QFでのジャック・フリーストーン戦で残り40秒から6.27ptを叩き出して大逆転勝利。引退も示唆していたが、人気と絶好調ぶりを見せつけ、試合後のケリーのインタビューでは来年もツアーを継続するようなことをコメントしていた。
・ケリー・スレーターQF残り40秒から6.27ptで大逆転
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ファイナルで勝利を決定づけたイタロ・フェレイラ 7.73pt
勝った方が2020ワールドチャンピオンとなるドラマチックな展開となったWCT最終戦ファイナルデイの決勝戦。ブアジリアン対決となり、2×ワールドチャンプのガブリエル・メディアを破ったイタロ・フェレイラが初のワールドキャンピオンに輝いた。
・イタロ・フェレイラ 7.73pt
アンダープライオリティの場面からチューブを抜け、1つ間を入れてタイミングをはかってからのフルローテーションエアー！決して波は大きくなく良いものではなかったが自ら高得点を作り出し、勝利を決定づけたバックアップポイント7.73pt。イタロ・フェレイラは「信じられないよ。これは僕の夢だった、自分の人生をこの夢を掴むためにかけてきた。神様が勝利とトロフィーをくれたんだ。叔父と祖母が最近亡くなった。3週間前に亡くなった祖母が必ずチャンピオンになれると言っていた。まだ信じられない。最高だよ。」と号泣しながらコメントした。
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Congratulations @ferreiraitalo15, 2019 #BillabongPipeMasters Champion, 2019 WSL World Champion, and the third Brasilian to become a World Champion! 🏆 Wow. | @billabong1973 #VTCS pic.twitter.com/Z615uQENqk
— World Surf League (@wsl) December 20, 2019
今大会メインスポンサーのビラボンにとっては、同ライダーのイタロが優勝したということで最高の結果に。今シーズン3勝目、ブラジリアンで3人目の世界チャンピオンとなったイタロ・フェレイラ。今年もブラジリアン勢は強かったですね。Congrats！！
詳細は以下公式ページよりどうぞ
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SurfingKids
AD Agentを経て独立。紆余曲折ありつつも、現在は会社経営をしながら投資家として活動。コンテストサーフィン観戦が趣味の1つです。
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