撮影時91歳の伝説的サーファー『ドック・パスコウィッツ』スケボーに挑戦

皆さんはドック・パスコウィッツ(Dorian “Doc” Paskowitz)というサーファーをご存知でしょうか？海外のサーファーで彼を知らぬ者は居ないと言われているほどの伝説的なサーファーです。

もともと医者だった（「ドック」の通称はここから来ている）彼は、ある日その職を手放し、フリーサーファーとして妻と9人もの子どもたちを引き連れキャンピングカーでアメリカを横断するサーフトリップに出ました。

妻とともに「パスコウィッツ・サーフスクール」を設立、収入を得ながら北米中を転々とし、自身の子どもたちは学校ではなくホームスクールで教育するという破天荒なライフスタイルで時にバッシングを浴びることもありましたが、それでも今なお語り継がれ多くのサーファーからその生き様をリスペクトされ、2007年にはドックの人生を描いたドキュメンタリー映画『SURF WISE』が公開されたほどです。

2014年11月10日、93年間に渡る波瀾万丈な人生は幕を閉じ息を引き取った彼ですが、サーフィンへの情熱は間違いなく後世へと受け継がれています。

こちらの動画はドックが91歳の時、カーバースケートボード(Carver Skateboards)によって撮影されたスケートボーディングの様子。（カーバースケートボードプレゼンツ）

ただ滑るだけでなくしっかりと体重移動までこなす姿はとても91歳に見えぬほどエネルギッシュ。その楽しそうな表情にはグッと来るものがあります。

老体ながら鍛え上げられ力強さを感じます

家に飾られた写真にはサーフィンや家族、仲間が映し出され笑顔に満ちています。

妻と9人の子ども、実に11人家族！

ある日の昼下がり、呼び鈴が鳴ります

玄関に出るとカーバーからの贈り物

梱包を開けると中には…

スケートボードが！

いざスケートボーディング

ドックもこの笑顔

見事なバランス感覚で滑ります

体重移動もなんのその、サーファー時代に養ったセンスは未だ衰えません。

行く先を見据え、その楽しさに思わず笑みがこぼれます

R.I.P. Doc