『飛行機輸送でのサーフボード破損』SNS投稿からTVニュースへ発展した話
ライター: SurfingKids
絶えることのない輸送時のサーフボード破損トラブル
みなさんはサーフボードを飛行機や宅急便で送った際、不自然に破損していたことはあるでしょうか?どんな扱い方をしたらこうなるのかと疑問を持った方もいることでしょう。しかし送るには破損時の免責サインをしなければならないため航空会社には何も言えないのが現状です。
今回はちょっとどころではなく、5本中4本が、そして1本は真っ二つに折れるような普通ではありえないサーフボードの破損トラブルが発生。インスタグラムへの投稿からTVニュースにまで発展した話をご紹介します。
アレックス・グレイのSNS投稿からTVニュースへ発展
被害者はロサンゼルス サウスベイ出身のプロサーファーでビッグウェイバーのAlex Gray(アレックス・グレイ)。
アメリカンエアラインのホノルルからロサンゼルス行きの飛行機にサーフドーボを持ち込んだ際、板が不自然に大きく破損したことをインスタグラムに投稿しました。
コメントではノーズとテールの同じ位置で折れており、1つは真ん中から真っ二つの状況で、何かの車両で踏みつけられたのではと推測しています。また板を持ち込む為に150ドルの追加手数料がかかり、搭乗前には航空会社に対して破損時の免責サインがあった上でこのような不自然な破損があったことへの憤りと怒りの内容をコメント。
また板運搬時のセキュリティービデオのチェックと、損失補填について最善を尽くして欲しいと訴えました。この投稿へは2日後時点で580を超える多くのユーザーコメントが集まりました。
その翌日の投稿ではユーザーコメントへの感謝と、自分と同じようなみんなの経験をハッシュタグ #americanairlinesbreakssurfboards を付けて投稿して欲しいコメントをします。
SNSを飛び越えTVニュースにも発展
その結果、この事件は初回のSNS投稿から2日後、なんとTVニュースにも発展したのです。SNSの力は凄まじいですね…
・ロサンゼルスのニュース番組『KTLA5』▶︎ktla.com/2017/04/10/pro-surfers-boards-broken
免責サインしたからといって泣き寝入りするのではなくSNSへ投稿。またSNS投稿する際もハッシュタグなどをうまく利用してユーザーを巻き込んだことが今回のポイントでしょう。ここまで2日間での出来事…何かのプロモーションみたいです。笑
最終的にどう収束するかまだわかりませんが、今までサーフボード輸送が軽視されて扱われて来た状況に一石を投じる事件となりました。アレックス・グレイのおかげです。サーファーとしては良い方向に進むことを願いたいですね!
飛行機持ち込み時のサーフボード破損対策
しっかりパッキングすることは当たり前ですが、ここまで来るともうどうしょうもありません。頻繁にサーフトリップへ行く人は携行品損害をカバーしている損害保険などに加入しておくしかないですね。以前より審査は厳しくなりましたがサーフィンに特化したサーフィン保険などであればサーフボードの携行品損害の他、怪我や事故にも対応してるところもあります。また飛行機での破損の他、現地での破損、またサーフボード以外の持参品の破損、盗難、火災などもカバーしている保険など種類は多数あるので自分のニーズにあった保険を探しておくとよいですね。
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この記事を書いたライター
SurfingKids
AD Agentを経て独立。紆余曲折ありつつも、現在は会社経営をしながら投資家として活動。コンテストサーフィン観戦が趣味の1つです。