沖縄 北谷町で初のサメ目撃情報。種類はオオメジロザメと断定
ライター: Mg
北谷町では初。最も危険といわれるオオメジロザメが現れる
サーフィンではリーフブレイクの美しい沖縄本島。その中部に位置する北谷町(ちゃたんちょう)にサメの目撃情報が相次ぎ、種類は人にとってもっとも危険なサメの一種とされるオオメジロザメと断定されました。英名はBull shark、日本でも別名でウシザメとも呼ばれます。沖縄名はシロナカー。淡水にも適応できることで川で釣られた話などもありますが基本的に熱帯域に生息するとされます。北谷町ではこの種に限らず、サメ自体、発見されたのははじめてでした。
最初に発見されたのは2匹。体長は2m前後。幸いけが人は出ていないものの、複数の目撃情報を受けて遊泳禁止になったサンセットビーチとアラハビーチではいまだ安全の確認が取れず、地元沖縄署やビーチ、専門家らから安全が確認できるまで付近の海域には絶対に入らないよう注意が呼び掛けられています。
変わりゆく地球の環境
珍しい場所への出現だけでなく、もうひとつ気になるのが発見されているのが午後の早い時間帯というところです。一般的にサメとの遭遇しないためにはお腹が空いている早朝や夕方、そして夜間の海は避けるようにいわれます。しかし今回の場合、これまでサメが出没していない海域で2匹、それもこんな白昼堂々の発見となれば、これまでの常識が通じないパターンです。
近年、地球温暖化という言葉をひんぱんに聞くようになり、地球上の環境が変わることでこれまで常識だと思ってきたものが覆っていることは多くあります。危険といわれる場所に近づかないことがいちばんであるのに変わりはなくても、今後もこれまでのものさしで計れないケースが出てくることは予想されます。常識と思っているものにとらわれないある種の臨機応変さといったものが求められてくるともいえるのでしょうね。
過去の沖縄のシャークアタック:
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沖縄のサーフィンに今後も期待
北谷町といえばドルと円の両方を使えたりする半分アメリカともいえる飲食店、異国情緒あるいわゆる外人住宅が並ぶ風景などもあり、日本でありながらアメリカを感じる独特の雰囲気のある街でもあります。
現在遊泳を禁止されてしまっているサンセットビーチは有名な商業施設アメリカンビレッジに隣接し観光客からも地元客からも人気の場所。地元では遊泳期間は11月30日までとされ、まだまだシーズン中で人々も多く訪れている中で大きな衝撃が走ります。
特にサーフィンではこれからのシーズンに適してくる海が近くにあります。サメの出現は一時的なものであると願いたいものです。とはいえ、海はサメら海の生物の世界であり、おじゃまさせていただいているこちらは本来、要望が言える立場ではないのですが…。
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