【全ての原点は”海”にある】魚や野菜は丸ごと全て食べた方がよい理由
ライター: Micky-G
海のそばなどで小魚(イワシの丸干しなど)を食べる時、頭からしっぽまで全部食べてますか?
今回は魚や野菜は丸ごと全て食べた方がよい理由をご紹介します。
●一物全体(いちぶつぜんたい)
一物全体とはマクロビオティックでもよく使われる言葉でもあり、ありのままの姿で分割されていない状態のこと。 食養で使われることが多い用語で、食材を丸ごと使用するという意味。
全体は部分の総和ではなく、「全体」が「全体」としてあるときには部分の総和を上回る特別な物となるのです。つまり1つのまとまりのあるものはバランスがとれている上、まとまっていることによる特別な働きがあるのです。
●まとまっていることによる特別な働きとは
私達の体は体が必要としている栄養素すべてを摂らないとうまく歯車が回らないのです。
何かひとつの栄養素が足りないだけでも駄目ですし、逆に何かひとつの栄養素だけをたくさん摂っても、多くは外に排出されてしまうか時には体内に蓄積して中毒を起こすこともあります。栄養を摂る時に大切なのは“量”ではなく“バランス”。体を作るすべての栄養素を摂るための一番の方法は、素材を丸ごと食べることなのです。
人間や動物など全ての生き物の祖先は魚。そう、全ての原点は”海”にあるのです。祖先と子孫は体を構成している栄養素の種類やバランスが同じなので地球上の生き物を“丸ごと1匹”食べるのが一番栄養バランスが良いのです。小さな魚は丸ごと食べてしまいましょう。逆にいうと丸ごと食べられない大きな動物や魚は、あまりたくさん食べない方が良いということになります。
例えば牛や豚、マグロなどの大型魚は一匹食べれない為、偏った“部分栄養”となります。また足りない部分をサプリメントで補おうとしても自然界には補えない未知の栄養素もたくさんあるのです。
●丸ごと食は小魚だけではなく野菜も同じ
野菜も葉、皮、根っこごと食べると良いのです。例えば、ほうれんそうも根元から。また大根も捨てるところがない野菜で、皮に含まれるポリフェノールは抗酸化作用、すなわち若返り作用があります。傷をきれいに治す創傷治癒作用、病原菌の体内への侵入を防ぐ抗菌作用もあり、また大根の葉っぱは、ビタミンやカルシウムを多く含んでいます。昔の人は、干した大根の葉っぱを干葉(ひば)といって、冬場のビタミン源にしていたくらいです。大根は昔、食べるクスリとして重視された野菜で”食べる万能薬”でした。
もちろん農薬をたくさん使っているような野菜やフルーツはなるべく皮を剥いたりした方が良いでしょう。無理はせず、可能な範囲で対応しましょう。
1つのものがたくさんあっても駄目ですし、無くても駄目です。世の中全てにおいてバランスが重要ですよね。
そして人間や動物の原点である”海”に立ち戻る事が人間としてのバランスを保つ事に重要な事なのです。
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この記事を書いたライター
Micky-G
趣味はグレイシー柔術、サーフィン。『サーフィンのことを、誰にでも分かり易く』独自視点で執筆、編集を行うサーフィンライター。