[東日本大震災2011.3.11]あの海を忘れない‐当時を振り返る

ライター: Mg

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“再びサーフィン。一緒に笑顔で。絶対に。”

この言葉、2011年、東日本大震災後の4月9日に発売された雑誌『SURFIN’ LIFE』の表紙に書かれているものです。

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SURFIN’ LIFE (サーフィンライフ) 2011年 05月号 [雑誌]

2011年3月11日午後2時46分。東日本大震災。その時を境にその後、多くの出来事が変わりました。2011.3.11に発生した東日本大震災…

本の中には国内外のサーファーが被災地へ送った言葉がぎっしりと並べられます。海外からのエールを一部抜粋させて頂きます。

日本で起きたことは、向き合うことすら困難だ。今は、身の周りを整理して新しい生活を始めようと考えるだけでも辛いと思う。直接手をさしのべることができなくとも、僕らはいつでも側にいるから。今、力になれることは何か考えている

ケリー・スレーターSURFIN’ LIFE (サーフィンライフ) 2011年 05月号 [雑誌]

日本の人たちへ。愛そして祈りは届く。みんなが見せてくれた”強さ”は、驚くに値する。だからきっと、復興も早いと思っていて、願っています

ミック・ファニング SURFIN’ LIFE (サーフィンライフ) 2011年 05月号 [雑誌]

絶対に諦めないで!

カノア五十嵐 SURFIN’ LIFE (サーフィンライフ) 2011年 05月号 [雑誌]

※ちなみに2011年時のものなので名前の脇に[グロムサーファー]と添えられています。この時の「グロムサーファー」は今、世界に羽ばたき始めたばかりです▶『カノア五十嵐』選手のWSL CT背番号は『50』に決定!番号の由来とは?

葛藤そして前進

当時の文章の中においても多くの人が悩んだ記憶を思い出させます。

「波に乗る事を推奨するサーフィン雑誌を未曾有の津波被害の最中に出版していいのか、ずっと自問していました」

サーフィンライフ スタッフ SURFIN’ LIFE (サーフィンライフ) 2011年 05月号 [冒頭]

 

被害状況がだんだん明らかになってくると被害に遭われた方の人数が公表され、かといって数字だけですべてが分かるものではなくて、人の心は目に見えず、亡くなった1人の陰に泣いた人はどのくらいいるのかということまで数えることは出来ません。

そしてローカルが愛しそれでもある日突如失われた海のポイント。これまでに例のない被害を与えた災害に、自粛するべきなのか、行動するべきなのか、誰もすぐには答えが見つけられませんでした。

これを後押ししたのが被災地からの言葉、みなさんが元気でないと私たちも頑張れないというものでした。だから自粛はしないでほしい、その代わり自分たちが海に戻れた時には再び迎えてほしい、と。

冒頭のメッセージはこうして日本中が迷う真っ最中に送られたものです。この勇気あるメッセージは実際多くの人の心を救ったのではないだろうかと考えます。

その後サーフィンではコンペ、ミュージシャンではライブといった、各地で分野を問わずに被災地支援のチャリティーが行われ、収益が被災地に送られました。日本中、そして世界からの支援で一致団結しながら助けたり助けられたりといった事が繰り返し行われてきました。

平凡な日々は当たり前のものではない

いってきますと言ったからお帰りなさいと迎えられる、それは当たり前ではないのだと、その日自分の帰りを待つ家族を津波に流されてしまった女の子は語ります。

大好きな海や大切な人たちをいつも大切にして過ごす事。万一の備え。失ってから気が付く事のないように経験から学ばなければならない事だと思います。

東日本大震災により犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますと共に被災された方々へ深くお見舞い申し上げ、”再びサーフィン。一緒に笑顔で。絶対に。”この言葉が誰にとっても心から笑顔で受け止められる日が1日も早く戻ることを願っています。

当時の雑誌をめくると当時の混乱がよみがえりこの出来事を忘れてはならない事を余計に思わされます。現在も復興は途上にあり傷が癒えず未だ不安定な生活を送られている方々がいらっしゃいます

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海の街に暮らしています。 海をベースに、人と自然の交わるところで日常がより良くなるような情報を発信していきます。