サーフィンルール違反のドロップイン(前乗り)・スネークインとは
ライター: Micky-G
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ドロップイン(前乗り)とは
サーフィンには「ワンマンワンウェーブ」(1つの波に乗れるのは1人だけ)というルールがあります。波のピーク(波が1番初めに崩れるパワーのある波のトップ部分)にいるサーファーに1番の優先権があります。優先権のある方が波に乗ったら、他の人は波に乗るのはやめましょう。このルールはサーフィンもボディーボードも同様。このように優先権のあるサーファーが波に乗っているのに、他のサーファーが波に乗るような行為を前乗り(ドロップイン)と言います。
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スネークイン(スネーキング)とは
これもやってはいけないルールの1つ。波のピーク付近でテイクオフしようとパドリングをしている人がいるのに、その人のピーク側に回り込み、波を後から横取りすること。前乗りのルールを逆手に取った行為でこれは中級者以上に多い違反行為。既にライディングに入っているサーファーがいれば、その後にピークから乗っても優先権は移りません。またピークからパドルしてくる人に対し、インサイド側からパドルで邪魔をしながらまわりこみ、波に乗ってくる意味でも使われます。無理にガツガツ乗ろうとしないこと。海のリズムを大切にしましょう。
もし誤ってドロップイン(前乗り)してしまったら
それでももし誤って前乗りしてしまったらまず謝りましょう。その後相手の怪我やボードの傷の配慮を。自分のミスを反省し、相手のことを先に気遣いましょう。
お互い譲り合いの気持ちを
やってしまった方も、やられた方も譲り合いの気持ちを。特に子供には波を譲ってあげるなど寛大な心を持ちましょう。(関連記事:6才でマウイのビッグウェイブに乗る少年と、少年に波を譲るマウイのやさしいサーファー達)
ルールを把握することは当たり前。そしてルールを守ることや、譲り合いの精神をお互い持つことで、日本のサーファーの品格を上げていきたいですね。上記はルールの一部であり、海の外でもゴミ問題や無断駐車などモラルを守ることも大切です。常に周囲へ気を配り、譲り合いの気持ちを持ってひとりひとりがハッピーなサーフィンライフを。
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この記事を書いたライター
Micky-G
趣味はグレイシー柔術、サーフィン。『サーフィンのことを、誰にでも分かり易く』独自視点で執筆、編集を行うサーフィンライター。