【日本のサーフィンの品格】時代の推移と敬意の心
ライター: Micky-G
Photo by instagram.com/w.n.s_fam
まず前乗り(ドロップイン)とは
混雑してるサーフポイントでは特に、誤って、または故意に前乗り(ドロップイン)をされることがあります。
前乗りとは、波のピーク(波が1番はじめに崩れる波のトップ部分)にいるサーファーに優先権があるにも関わらず、ピークより離れたサーファーが波に乗ることでトラブルの元になる行為です。(詳しくは▶【サーフィンのルールとモラル】ドロップイン・スネークイン・譲り合い精神)
混雑時や、波が早かったりするときは特に気をつけましょう。
前乗りした方の対応
もし誤って前乗りしてしまったらすぐに謝り、まず相手のことを気遣いましょう。そしてもう2度としないよう猛反しましょう。何かあれば全て責任取るくらいの覚悟を。事前にサーファー向けの保険に入っておくことをオススメします。
前乗りされた方の対応
前乗りした方だけでなく、前乗りされた方も海の雰囲気を良くするための配慮は必要です。
前乗りして来たサーファーがしっかり謝って来たら、された方も笑顔で許してあげる心のゆとりを持ちましょう。しっかり謝ってきたサーファーはもう前乗りはしないと思います。(おそらく…)
もちろん悪意がある場合や、ルール違反の認識がない場合は、危険な行為ですので注意してあげることも必要です。ただ注意する際は憎しみを込めて怒鳴るのではなく、ルール認識してもらうためにという気持ちで指摘してあげましょう。この辺にサーファーの品格が表れます。
また空いているポイントや、空いている場所に移って争いを避けて波に乗りまくる手もあります。その方がクールでカッコイイですね。ジャパニーズ・サムライスピリッツです。
今までは海外に日本人が行っていましたが、今後は海外からのサーファーが多くなる可能性があります。その時は日本人サーファーの品格を見られ、海外で評価、拡散されます。そんな時代が来るでしょう。
譲り合い・敬意
これはあくまで基本ルール。ローカル優先など土地柄も色々ありますが、ローカルもビジターもお互い譲り合いの気持ちと、敬意を払うことが大切です。
子供に波を譲る寛大なマウイサーファー▶
・6才でマウイのビッグウェーブを乗りこなす勇敢な少年。そして少年に波を譲るマウイのやさしいサーファー達。(動画)
今度、海外からのサーファーも増加するかもしれない今、ビジターとローカルあわせた日本人サーファー全体の品格を上げておくことは大切なことではないでしょうか。
大切な事は2つ。時代推移にあわせてインフラを整え、自然やまわりの人間に敬意を持って接することです。結果、街や業界全体の発展に繋がります。
上記前乗りについての対応は一部の事象であり、ゴミや無断駐車などに対しても、ビジターとローカル、お互いの意識向上や環境整備が必要です。
喜びも波もシェアしましょう。『うばい合えば足りぬ。分け合えば余る。』です。
あわせて読みたい記事
前乗り関連記事
・サーフィン最大のご法度「前乗り」のオンパレード@マリブ
・【危険ムービー】前乗りされたサーファーの側頭部にボードが激突!
・【目からウロコ動画】前乗りされたサーファーが取った上手な対応方法とは
"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)
「いいね!」してSNSでサーフィン情報をチェック >>
この記事を書いたライター
Micky-G
趣味はグレイシー柔術、サーフィン。『サーフィンのことを、誰にでも分かり易く』独自視点で執筆、編集を行うサーフィンライター。