日本の魅力再発見！ネットで話題の「鹿児島の絶景４Ｋドローン映像」とは？～制作者が語る誕生秘話～

出典：Yahooニュース

日本にこんな絶景があったのか。そう思わされる、鹿児島で４Ｋ撮影されたドローン映像がネットで話題だ。その映像とはこれである。

この映像の制作者である永川 優樹氏に独占インタビューを敢行。この映像の誕生秘話から、ドローン映像の可能性までを語ってもらった。

－　今回、鹿児島のドローン映像を制作した経緯は？

永川 優樹氏（以下、永川）：昨年、鹿児島県のPR業務を受注する代理店とプロダクションから声をかけてもらい、当時自治体としては多分初めてになる4Kでプロモーションムービーをつくりました。予想以上に反響が大きくYahoo!ニュースやテレビ新聞などいろんなところで紹介されて、再生数100万回を超えました。その流れで今年もなにか動画をつくろうということになって、ちょうどドローンで撮った動画がネットで流行りはじめていたので、ドローンで離島の自然景観撮ったら壮観だろうと提案したら採用されました。

去年まではそれなりの映像が撮れるドローンはバッテリー容量が大きくて飛行機で輸送できないなどの課題があって、南の島をドローンでとるということが難しかったんです。やりかたとしてはGoProぶら下げる小さいドローンをつかう（映像はそれなりのものになってしまう）、船便で大きなバッテリーを運搬する（時間がかかる）くらいで、あまりいい結果が期待できませんでした。

しかし今年になってDJIというメーカーがInspire 1という4Kカメラを搭載したドローンを発売して、そのバッテリーは飛行機に無制限に持ち込める容量だったので、広範囲に点在する離島を飛行機で回りながら4Kドローン空撮するということが可能になりました。

ただ撮影に入ったタイミングで官邸ドローン事件がおきて、これは撮影に支障をきたすかなと心配したんですが、鹿児島の離島では思いのほかドローンは人気者で「おお～！これが噂のドローンですか～！」みたいな感じで地元の人も興味津々で見学してくれたりしてました。

－　制作後の反響はいかがですか？

永川：うれしかったのは「これぞドローンの正しい使い方！」というコメントが多かったことです。世間の雰囲気としては「ドローンけしからん！全面規制！」みたいなところもあって、また日本で技術の芽がつぶされるのかとも心配していたので、こういう形で有効な使い方を認知してもらったのはよかったと思います。

あとは海外からの反応や問い合わせが多いです。鹿児島の離島の海の美しさについて、海の色や透明度はもとより、「ビーチにゴミが落ちてない！」とかそういうのは日本ならではなんだなぁという部分に逆に気づかせてもらったりしました。

－　ドローンを活用した映像制作の可能性について、どのようにお考えですか？

永川：クレーンやドリーの代わりとしてもドローンは有効で、そのほかにも照明をドローンに搭載してドローン・ライティング（光源が動くことで被写体がよりリッチに映る）みたいなことも試されてくると思います。たぶん三脚と同じくらい撮影現場にはなくてはならないツールになりそうです。

映像制作向けに開発されるドローンの技術は入り口の部分で、その先には農業や輸送、災害対策なんかの分野でどんどん応用されていくと思うので、そういう技術発展のためにも撮影現場で積極的にドローンを使っていきたいと考えています。

－　永川さんは、他にも「world-cruise2010.com」などで、世界中の映像を撮影されていますが、これはどういったコンセプトで制作されているんですか？

永川：こちらのインタビューを参照ください！

－　次にやってみたいチャレンジは何ですか？

永川：空中は一通りやり終えた気がするので、こんどは水中をやってみたいなと思っています。水中用のドローンなんかも少しづつ出回りはじめていて、自分が潜る代わりに水中ドローンでいろんなダイビングスポットを撮り回りたいとおもっています。

－　空の次は水！ぜひ見たことのない映像体験ができること、楽しみにしています。今日はありがとうございました！
 

 
出典：Yahooニュース

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