中塩佳那がワールドジュニアで準優勝！ブロンソン・メイディとルアナ・シルバが優勝『WSL World Junior Championships』

Kana Nakashio, Luana Silva, Bronson Meydi, Winter Vincent　Photo@WSL

・ブロンソン・メイディが、インドネシア初のワールド・ジュニア・タイトルを獲得
・ルアナ・シルバがブラジル人女性として、初の世界ジュニア・チャンピオンに輝く
・ウィンター・ヴィンセントと中塩佳那が準優勝

ブロンソン・メイディとルアナ・シルバが優勝

フィリピン、ラ・ウニオン、ウルビズトンド・ビーチで開催されたWSL2024ワールド・ジュニア・チャンピオンシップで、ルアナ・シルバ（ブラジル）とブロンソン・メイディ（INA）が優勝。2人は、20歳以下の世界最高峰のプロジュニア・サーファーたちによる大混戦を勝ち抜き、3～4フィートのスーパークリーン・コンディションとなったここで、新たにワールド・ジュニア・チャンピオンとしてその名を歴史に刻んだ。

中塩佳那が準優勝

中塩佳那は、昨年の同時期にラ・ユニオンで開催されたクオリファイング・シリーズ（QS）で優勝を果たし、今週も相性の良いこの地に戻ってきた。彼女は超スムーズなサーフィンを披露し、各ラウンドで最も高いヒートトータルを記録する活躍を見せた。ファイナルでは惜しくも敗れたものの、チャレンジャー・シリーズへのクオリファイを目指し、再び大きな成果を手にしてフィリピンを後にした。

中塩佳那サーフィン&インタビュー映像

ブロンソン・メイディがインドネシア初のワールド・ジュニア・タイトルを獲得

ブロンソン・メイディ（INA）は、本日フィリピンで歴史的な優勝を果たし、インドネシア人として初めてワールド・ジュニア・チャンピオンシップを制した。彼はファイナルで、このイベント大注目1人であるウィンター・ヴィンセント（AUS）と対戦し激戦を勝ち抜いた。

ブロンソン・メイディ「母国インドネシアのためにこんなことができるなんて信じられない。特別な感情が込み上げてくるよ。このトロフィーを持ち帰ることができて、とても誇りに思う。ここフィリピンでの1週間は本当に素晴らしかった。いつもここでの時間が大好きだけど、さらに特別なものになったよ」。

ファイナルは歴史に残る一戦となり、両サーファーは開始直後から素晴らしいパフォーマンスを披露した。ヴィンセントはパワーとプログレッションを完璧にミックスさせ、トータル17.84を記録。イベント中、じわじわと調子を上げていたメイディは、最後までベストを温存し、2本のエアリバースでパーフェクト10を決めると、更にバックアップを伸ばし、イベント中最高のトータル18.80を記録した。

ブロンソン・メイディ「ウインター（ヴィンセント）にはビッグなライディングをしなければならないと思っていた。彼のサーフィンは素晴らしい。彼がファイナルに進出し、素晴らしいパフォーマンスを見せたことを祝福したい。これから僕を応援してくれる友人や家族みんなとお祝いするのが楽しみだね。」

ルアナ・シルバ、ブラジリアン女性初のワールド・ジュニア・チャンピオン獲得

ルアナ・シルバ（BRA）は、エキサイティングなファイナルで、中塩佳那（JPN）を破り、ブラジリアン女性として初めてWSLワールド・ジュニア・タイトルを獲得した。彼女は2024年ブラジル・オリンピック・チームのメンバーであり、チャンピオンシップ・ツアーに参戦していた彼女は、ここ数年、コンペティションで大活躍していたが、今日、これまでで最大の勝利を手にし、歴史に名を刻んだ。

ルアナ・シルバ「とても気分がいい。言葉もないわ。最近、幼なじみの親友を亡くしたの。彼女は最後の波を私に送ってくれたんだと思う。この勝利は彼女と彼女の家族のためのもの。とてもいい気分だわ」。

両者は一進一退の攻防を繰り広げ、ミドルレンジのスコアの応酬となり、ヒートの大半は中塩がアドバンテージを保った。そして残り90秒、シルバが僅差でリードを奪うと、中塩も同じようにスコアしトップを奪い返す。ブザーが鳴る直前、シルバは最後の波を見つけ、2本の素早いバーティカル・リエントリーを叩き込み、2ウェイブトータル 12.23をスコアしてヒートを制した。

Highlights from Finals Day World Junior Championships Pres By Tourism Promotions Board Philippines